眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・硝子の騎士 アーサーズ・ガーディアン:Unit Vanilla
坂道のアポロン2・小玉ユキを買った。
1巻の表紙の眼鏡が気になり中身もまったく確認せず買ったのだが、面白かったので。ジャズが絡んでくるのも良い。印象的なシーンがある。ドラマーに好きな娘が出来たけど失恋コースっぽい。続きが気になるので次も買う。
ボーイズ小説・硝子の騎士 アーサーズ・ガーディアン(シャイノベル)Unit Vanilla
イギリス貴族の資産家が作った組織・アーサーズガーディアンに所属する日系アメリカ人の経済学者・攻は、日本人の大学生・受の心を開けという指令を果たすため、孤島の館で受と過ごすが…。
和泉桂、岩本薫、木原音瀬、ひちわゆかのユニット企画第三弾の1冊目。どんな物かと思って買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
受は大学生。フランス留学中。観光学を学ぶ。実家はホテル経営。母親似の可愛らしい童顔。水恐怖症。眼鏡フェチ。眼鏡をかけていない人と対面すると緊張する。視力は良いが伊達眼鏡をかけている。天然ボケ真っ直ぐ。ポジティブシンキング。料理は下手。機械いじりは好き。
攻は大学の準教授。優秀な経済学者。日系クオーター。元は医学部にいた。飛行機のライセンスがある。かなりの美形。シャープな顔立ち。優美な身のこなし。隙が無く知的。偏屈。人付き合いが悪い。冷たそう。茶系の髪に同系色の瞳。
アーサーズガーディアンとは、イギリス貴族のアーサーの私財で作った組織。世界の恒久平和を目指し人の望みを叶える。大規模な便利屋のような存在。依頼料はタダ。その遺志に共感した人物がガーディアンになりミッションをこなす。という組織。
基本理念がなくては金持ちの道楽としか思えないだろうと書かれてあったが、基本理念があっても道楽のような活動だった。
最初100Pぐらいは正直読んでいて困惑した。コメディ路線らしいのだが、造りが中途半端な気がして笑いどころなのか萎えどころなのか判断しにくかった。
受のトラウマを治すため、三方海に囲まれた孤島の大きな屋敷で受と二人きりで生活する。
その舞台を作るだけのために孤島に館を移築し、万が一の時のため、海上に豪華客船を待機させ腕の良い医者が何人も待っている。攻と密かに連絡を取るためエージェントの一人が険しい岩を登ってやって来る下りを読んで、「お前らもっと他にすることはないんかい」と突っ込んでしまった。それからはへぼいトンデモ設定のハーレクインだと思いながら読むことにした。
インパクトのあるエピソードを思いつきで入れて、それをもっともらしくするため付け加えた説明が更にトンデモ設定で突っ込みたくなるような感じ。
面白く無いわけではないけど全体的に中途半端だった。
キャラにあまり思い入れ出来なかったのは、キャラの肉付けになるエピソードが浅くどんな人物なのか想像しきれなかったからかも。受のトラウマや攻の過去の事故にしてもさくっと克服しているし、実際何があったのかさっぱり分からないまま。攻はガーディアンになったばかりなのにあっさり止めようとするし、創立者の遺志に共感した気持ちはそんな気軽な物だったのかとか、眼鏡フェチの理由がそんなで、周り中に眼鏡を固めたのかとか。突っ込みたくて仕方がなかった。
最後の騙したつもりで騙されたオチのために、キャラの内面を深く綴れなかったのかもしれないが、キャラ達が場当たり的に考え方が流されているようで、たまにあいた口が開きっぱなし。
ミッションにしてもトラウマを治すのに何故受に嫌われるようにするのか。世界の優秀な頭脳が集められ考えている割に説得力が薄い。
優秀な頭脳や金を使って贅沢に作戦を遂行するというより、みんな暇だのうというのが一番の感想だった。
トンデモで笑える部分もあるけど突き抜けていないので、すかっと笑えないのが残念。
どれもこれも中途半端で話だけで見たら可もなく不可もなく。次のシリーズに期待するのでプラス2。ただシリーズではなくピンで書かれていたら、もっとすっきり分かりやすくなった気もする。
書いた作家さんは、オープニングの部分を読んで、岩本さんが角川から出した作品を思い出したので岩本さんにかなと思った。最後に総括でもう一度考えてみる。
Hは最後に一度。初めてなので初々しい。
次も一応買う。
シリーズ。トンデモ設定。ハーレクイン。経済学者32歳×大学生19歳。
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2008年10月12日(日)
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