眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・九回目のレッスン:水無月さらら

ボーイズ小説・九回目のレッスン(キャラ文庫)水無月さらら

ピアノ講師をしている受は、生徒の叔父で広告代理店で働く攻を誘い10回で1曲を仕上げるコースを教えることになる。前の恋が忘れられず忘れさせてくれそうな攻を誘惑するが…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受はピアノ講師。音楽一家に生まれ姉はピアニスト。学生の時に腕を怪我してピアニストになるのを諦める。人気バンドのボーカルと幼馴染みで元恋人。アレンジや作曲も出来る。マルチな才能。猫を一匹飼っている。さらさらと音をたてそうな鳶色の長い髪。細面の優しげな美貌は女性と見紛うばかり。骨っぽい鼻梁。美人系。176センチ。アーモンド型の瞳。流行りに疎い。
攻は大手広告代理店の部長。やり手。187センチぐらい。フレームレスの眼鏡。器用。知的で端正な顔。女性にもてる。意地悪。冷静。大人の男。
前の恋を引きずる受が心機一転するために攻に粉をかけ、ピアノレッスンをする間、攻に翻弄され好きになっていく話。
雑誌で読んだ時に微妙に中途半端というか最後駆け足な印象だったが、再読すると初読みの時よりは気にならなかった。慣れたからかも。
攻が最後求愛に来るのが途中受に惹かれていた描写はあるが、唐突な気がする。何でこのタイミング? とは思った。
最近20代半ばから後半ぐらいの有能な受をプラス10年ぐらい年上のダンディで遊び慣れた大人の攻が可愛がるパターンが増えた気がする。前よりは攻の年齢が上がっているような。受のタイプはあまり変わらない。
書き下ろしは、受が以前追い出されたバンドを手伝うのだけど、1回だけ手伝ってバンドのメンバーから惜しがられる事で過去の溜飲を下げている。このまま仲直りしてこれからも宜しくと言われても、受に肩入れしている身としては若干微妙になったと思うので、過去を清算できて且つ溜飲を下げられるオチだったと思う。
文章の書き方が最近、起こった出来事に対してのキャラの感情の描写が少なくなってきている気がする。大丈夫だとは思うけど、某作家さんみたいに粗筋ばかりで肉がない文になりませんように。
マルチな才能を持つ二人なので、お互いを尊敬しつつ上手くやっていけそうなカプだった。
Hはそれなり。過去の恋人とは触りっこ程度。
次も地雷で無い限り買ってみる。
社会人物。広告代理店勤務35歳×ピアノ講師28歳。ピアノレッスン。バンド。芸能界。年上攻。7歳差。

2008年08月06日(水)
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