眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・花舞小枝で会いましょう:夏乃あゆみ/小説・八王子姫:海野幸

ボーイズ漫画・花舞小枝で会いましょう(キャラコミック)夏乃あゆみ

わけ合って女の子として育てられた青年・受の元に弁護士の攻がやって来る。本当の父親が受を認知して遺産を相続させたいと願っていると教えられたが…。
雑誌掲載とその後の描き下ろし8P。雑誌で気に入っていたので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は庶子。芸妓の母親が亡くなり天涯孤独。父親は資産家。腹違いの姉が二人。可愛い系。中卒? 黒髪。気が強い。真面目。
攻は弁護士。父親の事務所に間借りしている。父親に強く出られて頭が上がらない。白髪。ハンサム。ゲイ。
鹿住槇原作。産んだ男の子を本家に取られると思った母親によって女として育てられた青年が主人公。母親が亡くなり男としても生きていけるよう女と男の二重の生活をしている。そこへ弁護士の攻が表れ本当の父親が会いたがっていると言われ、認知されると父親が亡くなった時に十数億の遺産が入ると言われるが拒絶する。男の時と女の時の両方で攻と出会ってしまい隠しながら相手をする内に…という流れ。
受が素直で強く、攻も何でも出来る強気な性格ではなく、父親の影からなかなか出られず仕事で落ち込む事もある普通の人間ぽい性格で、キャラが二人とも可愛かった。
夏野さんの絵は雰囲気があって好きなのだけど、話は自己完結っぽいというか分かりにくい事もあったので2冊目の本は買わなかったのだが、これは鹿住さんが原作で馴染み有る流れだったので楽しめた。
描き下ろしは二人が出来た後。花舞小枝での出来事。花舞小枝とは受がバイトしている小料理屋の名前。
Hは最後に1度。女の着物姿で。さらっとしていた。
次も内容次第。
受の女装。弁護士27歳×青年18歳。京都。芸妓。


ボーイズ小説・八王子姫(シャレード文庫)海野幸

大学生の受は姉のストレス解消に女装させられていたが、ある日その姿で出かけた時、バイト先の社員オタクな外見の攻と出会ってしまう。その後も何度か女装姿のまま会う事になり…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。雑誌の時に気になっていたので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。悪くない寄り。
受は大学4年生。優秀で美人な姉が一人。ロリータ服を着て似合う容姿。地味だが整っている。大きくて黒目がちな瞳。真面目。頭は平凡。171、2センチ。
攻は会社員。おたくの外見。秋葉系。仕事は真面目。長い髪を後ろでひとつに束ねる。白い肌。端正な容姿。野暮ったい太い黒眼鏡。コミュニケーションが下手。変人。190センチ越え。
大学生の受の姉はストレスが溜まるとゴスロリやフリルの服を作り受に着せる。受も姉のトラウマの原因が分かっているので嫌がりながらも着る。初めて女装で外に出た時にバイト先のオタク気質な変人社員・攻と出会い好きだと告白される。その後何度か女の騙したままデートをするが次第に気になり…という話をコメディタッチで書かれている。
女装した受が攻と出会い普段から想像できない攻の姿を見て心の中で盛大に突っ込む下りは大笑いしながら読めた。
攻はオタクアキバ系な外見。特に何かを蒐集したり凝ったりしてるわけではないようだが、行動や思考がおたく気質だった。
攻の言動が境界線のギリギリ中で、そこを越えると引く一歩手前で留まっているので笑えるのだけど、一方でいつその境界を越えるのかハラハラもした。オタな世界の片隅に身を置いている者として、オタ関係の怖い話なども漏れ聞いてきたので、攻の言動に笑いを含んだ痛がゆさを感じられ、そこら辺がリアルさが面白かった。
攻のオタっぽさが、あるあるあるある。みたいな。攻はストレートでくさい台詞も言うのだが、格好良いのと寒いのとかゆいのとが混じった気持ちになった。
読む人が読んだら攻の言動はひくかもしれない。
受にキスをしようとして邪魔をされ密かに舌打ちする攻が良かった。
受姉は結構痛い性格なのだが、どこか憎めない所もある。姉カプも可愛かった。
この作家さんは3冊本が出たのだけど、話がまとまっている度はビューティ≧八王子>花言葉。面白い度は八王子>ビューティ>花言葉。というのが個人的な順位。
これまで商業に載った作品はほぼ読んでいると思うけど、昨日書いたシャレっぽい作家さんのちょっと堅実地味系+少しクセが入った作風の作家さんっぽく見える。
Hは2度。攻が何げに言葉責めだった。鬼畜攻も結構いけそう。
次も設定次第。
受の女装。会社員20代後半×大学生22歳。コメディ。眼鏡攻。

新人さんの感想2発目。+受の女装物二本立て。

2008年06月26日(木)
最新 目次 MAIL HOME