眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・桜姫 ルナティック・ゲーム ミスティック・メイズ:水壬楓子
ボーイズ小説・桜姫 ルナティック・ゲーム ミスティック・メイズ(キャラ文庫)水壬楓子
外宇宙時代が始まり西暦が終わって百年後の地球・東京が舞台。連邦犯罪捜査局に勤務する捜査官の攻は、高等判事秘書官受の護衛を任される。怜悧な美貌を持つ受は、何故か攻を誘惑してきて…。
3冊シリーズ。気になる作家さんの新刊なので買ってみた。3冊まとめて可もなく不可もなくと悪くないの間。可もなく寄り。
以下3冊まとめての感想。ネタバレ激しいので注意。
受は高等判事秘書官、高等判事。連邦犯罪捜査局長。800年ほど寿命のある異星人。極度に発達した文明を持ち謎めいた生態。生殖を管理され性欲も基本無い。禍々しいほど美しい。怜悧。プラチナの髪と黄金の瞳。透明な羽。理性的で感情を表に出さない。公平。素直。箱入り。
攻は連邦捜査官。刑事。異星人相手に捜査する課。3歳の時に事件に巻き込まれ家族を亡くす。190をゆうに越える長身。ガタイが良い。精悍で野性的な風貌。女性にもてる。身体能力が優れている。銃の腕が良い。
1冊目は出会い編。受の護衛を任されたが実は…という展開。攻は子供の頃受によって体の中に受の星の人の種を植え付けられており、それを回収するために受がやって来る。
この手の話にありがちな攻と受がHをすれば回収出来るパターン。しかも他の人間とHするとその人に種が入るかもしれないので、受としかH出来ない。
2冊目は受が人身売買をしている疑いのあるカジノを捜査し、攻は誘拐された娘を調べている。ここで二人の恋愛の動きはあまりない。受は何となく好きになっているし、攻は好きなんだけど義務でHしているんだろうなと思っているすれ違い。
3冊目は完結編。捜査局がテロで占拠され受が巻き込まれる話。受が恋愛を自覚してくっつくまで。
こういう場合、受はツンデレな事が多いけど、この受は天然ぼけタイプ。神様のように達観し感情に疎いのでなかなか気付かないけど、自覚すると割と素直になっている。
攻も真っ直ぐでずっと受に片思いしてる状態で真摯な感じが良い。二人とも好印象。
攻の相棒の犬型の異星人や攻の上司、受の同僚など脇キャラも良い味出している。キャラはみんな好き。
ついでに異種婚が元々好きなので、寿命の違う二人が悩みながらくっつくこの作品も好物だった。
感想があまり上がらなかったのは、ちょこちょこといくつか微妙だったので。
まずステータスも実力もきっと受>攻で、攻は元々平捜査官なので、クライマックスの一番良いところを他の人間に掻っ攫われて見えるのが、こう。ちゃんと活躍するし受を庇っているのだけど、今一つ地味に見える。
もう一つ、攻は家族が死んだ真相を知りたいため捜査官になったのに、真相を知った後は割とあっさりしているように見えたのが微妙。拘りすぎると受との間に溝が出来てややこしくなるのは分かるんだけど、正直「もう良いんだ」と思ってしまった。
もう一つ、2作目のオークションのシーンで、攻は捜査していた娘には金を払わず受に金を払おうとしたのが、仕事態度が私>公に見えて微妙だった。
それと最後の最後。寿命が違う二人なので攻の方が先に亡くなるのは仕方がないとして、事件が解決してクライマックスHをしながら生まれ変わっても会おうねみたいな会話をして、次の場面で生まれ変わった小さい攻の元に受が来るシーンが来ており、「再会できて良かったねー」と思う前に、「え、攻死んだの!?」と驚いた。
3巻まで付き合って親近感を持った攻が亡くなったのを悼ませて欲しいというか。多分間に攻が老いている描写でもあれば、そこでも「生まれ変わっても」の会話があれば覚悟が出来て、生まれ変わった後の再会がもっとじんっと心に迫ったと思う。生まれ変わりが唐突で、攻や気の良い脇キャラ達がもういないのかというショックの方が強かった。
そこら辺が微妙だったけど後は好き。受が脱皮するシーンは美しかった。
一つ気になったのは、2冊目で「現在300歳近い」と受の年齢が書かれており、3冊目では「実年齢では200歳を越えている」とあったが実際はどのくらいの年齢なのか。
Hはそれなりだが長くじっくり書かれていない。
次も設定次第。
似非SF設定。未来。主に攻視点。捜査官28歳×上司(見た目24.25歳実年齢は200〜300歳の間)。異星人カプ。下克上。かなり年下攻。
2008年06月13日(金)
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