眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・ホテル・ラヴィアンローズ:高遠琉加

小説ビーボーイを買ってみた。買ってみた宣言のみ。
うえださんとななおさんが楽しみ。次号はメインは内容次第だけど、ミニショートで何人か気になる作家さんが書くので買ってみる。


ボーイズ小説・ホテル・ラヴィアンローズ(Bプリンス文庫)高遠琉加

オムニバス。ラビアンローズという名前のホテルにまつわる3組のカプの話。
雑誌掲載2本と書き下ろし1本。いつも買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
1つ目。青の部屋。同級生の攻に片思いしているのを教師に知られ奉仕を強要されていた受は、夏休み攻と逃避行するが…。高校の同級生カプ。再会物。
受は両親が離婚協議中でゲイであることを悩んでいる優等生。攻は父親のDVに鬱屈しつつ陸上で棒高跳びをやっている。運動部×文化部っぽい。
青い春な時期のせっぱ詰まった感じが穏やかな雰囲気で書かれている。再会出来て良かった。
2つ目。赤の部屋。ホテルマンの攻は、毎週決まって同じ部屋に泊まる受が気になって…。ホテルマン×会社員(?)。
受は人形のように顔が整い天然気味。酒乱。攻は世慣れていてなにげに面倒見が良いできた兄貴風。
死んだわけでもないのに数年くよくよし続ける受はどうかと思ったが、酒乱で絡む辺りで可愛くなってきた。ホテルの部屋で二人で一晩中飲んでいるシーンが好き。BGMはオルゴールを聴きながらなら趣がある。
3つ目。ホテル誕生の話。戦後元華族の受は攻と13歳の時に出会う。途中離ればなれになり成人後再会するが…。不動産会社専務×元華族の喫茶店オーナー
戦後没落した受とのし上がった攻の関係が好き。
攻は受のためにしたプレゼントがじんときた。最後綺麗に締められていたと思う。
どのカプもそれぞれ好きになったので長い話で読みたかったが、短編ならではの良さもあるので、その後どうなったかが数ページちょこっと読んでみたかった。
みんなそれぞれキャラが立っていて好感が持てる。ホテル内に穏やかな空気が漂っているよう。こんなホテルに泊まって一晩ゆっくりと酒を飲んでみたい。
小説ビーボーイについていた番外小話は赤のカプ。攻が風邪で寝込む話だが、青のカプも会話の中だけで出てくる。
時系列的にはホテル誕生→赤→青みたい。ホテルが無くなって赤の攻はどこにいったのか気になる。
オムニバス。ホテル物。高校時代の同級生22.23歳。ホテルマン24歳×会社員(?)26歳。戦後すぐ。幼馴染みカプ。年下攻。

2008年05月14日(水)
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