眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・美しいこと上下:木原音瀬
旅行先で食べた牛肉味の餃子が忘れられず、ついに自分で作ってみた。餃子を手作りしたのは小学生以来ではないかな。
実家では滅多に餃子が出なかったので馴染みが無く、自分でお金を払って食べるようになったのは働くようになってから。それまで殆ど口にした事がなかった。
餃子のタレが酸っぱくてあまり好きでないので塩を振って食べているのが美味しさの分からない理由の一つだったが、牛肉餃子は塩で十分美味しかった。また作ってみよう。
ボーイズ小説・美しいこと上下(ホーリーノベル)木原音瀬
女装をしてストレス発散をしていた有能な社員の受は、ナンパされ酷い目に遭いそうになり逃げ出して雨の中困っていたところ、同じ会社の同僚・冴えない攻に助けられる。女と誤解されたまま付き合う内に…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。いつも買っている作家さんなので買ってみた。悪くないに2歩足りない。
受は営業。仕事が出来る出世頭。女装をすればそこら辺の女より綺麗になる。色白。気配りが出来る。センスが良い。人付き合いが得意。女性にもてる。
攻は総務。事務方。真面目で不器用。気が利かない。冴えない髪型の垢抜けない雰囲気。鈍い。実家は漁村で工場をやっている。結婚した兄が一人。センスが悪い。服装を変えるとそれなりに格好良くなる。
時間が経ってるので、以下さくっと最後までネタバレしているので注意。
雑誌で読んだ時、最初は女装していた受を攻が好きになり、ずっと口説かれている内にほだされ受が攻を好きになり、実は男だと告白した所で攻が曖昧な態度をとるようになり、業を煮やした受が押していく。みたいな流れ。
最初は攻→受と流れていた感情が恋愛を意識するとぱたんと逆に倒れて、受→攻になり攻が受のことが好きかもと思うところで終わっているのが、対称的な感じでほうほうと思ったいたのだけど、単行本になって先に読んでいたNさんが「攻むかつくー」と感想を書いているのを見て、攻は鈍いけど木原さんキャラの中では誠実な部類に入るんじゃないの? とか思いつつ単行本を読み、書き下ろし部分で納得した。これは酷い。
雑誌部分は、記憶はあるけど一種の記憶喪失物のようで、攻が好き好き言ってたのにある日を境にその感情を忘れてしまい、以前を覚えてる受が態度の変わった攻に戸惑い悩む。最後には攻も好きかも知れないと昔の感情を思いだしかけているところでようやく回路が繋がったのかと安心していたのに、書き下ろし部分のその後でまったく繋がっていなかった事が分かり、お前なーと突っ込んでしまった。
ただむかつく・酷いというより、唐変木というか偏屈というか朴念仁という方がぴったりくる感じ。
前に同じ職種・会社で受が攻よりステータスが高い話をじっくり読みたいと書いたことがあるが、このカプも受の方がスマートで気が利いてセンスが良くて仕事が出来て、多分ハンサムで、人当たりが良いので読みたい条件にぴったりだった。
一人でリストラされて後ろ向きになっている攻が良い感じ。そんな攻に振り回される受が可哀相だったが、敢えて髭を生やして最後の矜持を守っているあたり潔い人物にも思えた。引きずられているけど流されていない感じが好感もてる。
書き下ろし後半、攻はなかなか自分の気持ちに気付かずでも受と離れがたくて押していき…という行動パターンが、この作家さんがたまに書く何を考えているか分からないストーカー気質の攻とかぶり、その攻達もこの攻のような心境で本能に従って動いているのではないかと思ってしまった。
Hは可哀相なHと両思いのHが1度ずつ。2つとも受が今ひとつ幸せそうでないので、小冊子では受が喜ぶHを是非とも。
次も買う予定。
社会人物。リーマンカプ。同じ会社の同僚同士。事務員34歳×営業マン29歳。年上攻。5歳差。受の女装。攻のリストラ。髭受。ステータスが受>攻
2008年03月06日(木)
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