眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・甘い雫の満ちる夜:和泉桂/純愛レシピ:しまだ真己/ひそやかに熱っぽく:柊平ハルモ

ボーイズ小説・甘い雫の満ちる夜(シャイノベル)和泉桂

明治19年。女衒に騙されて男娼にされそうになった受は逃げだし、伯爵家の次男である攻に拾われる。攻の家の使用人になったが愛人のレッスンを受けることになり…。
何となく買ってみた。可もなく不可もなく。シャイで初めての本だったみたい。
受は寒村の出身。金に困って働きに出る。気が強い。可愛い整った顔立ち。
攻は伯爵家の次男。留学経験有り。建築家だが今は遊んでいる。強引傲慢。美丈夫。
攻に拾われたが素直になれず攻を怒らせ愛人の訓練を受けることになる流れ。気が強いのは良いがよく翻弄されているというか、可愛いと思えるまではいかなかった。ページが短いためかばたばたとまとまって余韻が少なかった。
清カン寺家がちょこっと出てくる。あの家族はでてきていないみたい。
Hはそれなり。
次は設定次第。
華族物。伯爵家の次男20代後半30代頭×使用人14歳。年の差。主従。


ボーイズ小説・純愛レシピ(シャレード文庫)しまだ真己

雑誌掲載の短編2本と表題の番外書き下ろし。気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
表題は大学時代から付き合って10年近くになるカプ。受はバーテンで攻は売れていない作家。攻が賞を取り二人の関係が変わるが…。同じ大学の同級生カプ。作家×バーテン。独占欲の強い攻がこれからは俺が食わせるとか言い、受が切れる話。
2つ目。大学生の受は雨の日の夜に会社社長の攻が怪我をしているのを見かけてアパートに連れて行き一晩泊める。攻は受に愛人になれと言い…。会社社長×大学生。しっかり者の受と強引傲慢な攻だった。最後は攻の強引経営のつけが回り受が襲われるけれど、攻が反省して土下座して解決していた。
書き下ろしは表題カプが引っ越しする話。
強引だが何げに2カプともヘタレ攻。この作家さんの地味で静かな作風は好きなのだが、短編のためキャラに好感を持ちかけているところで終わってる。1冊で1カプの話の方がキャラに親近感を持ちやすい。
マイナスポイントは無かったが、プラスアルファも無かった印象。
Hはそれなり。
短編集。社長×大学生。作家×バーテン。地味。バー。


ボーイズ小説・ひそやかに熱っぽく(リンクスノベル)柊平ハルモ

人材派遣会社を経営する攻はバーで一人の青年・受と出会い一夜を過ごす。1年後ここで再会しようと約束するが、数ヶ月後ライバル会社の社長秘書として表れて…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。設定が気になったので買ってみた。微妙。
受は攻のライバル会社の社長秘書。父親はライバル会社の社長にはめられ会社が傾き自殺する。母親と妹はその事を知らない。受は復讐するため男に抱かれ秘書になる。奥手で真面目だが芯が強い。可愛い系。
攻は人材派遣会社社長。御曹司。やり手。よくもてて遊んでいたが受と寝た後は真面目に待っている。ハンサム。
クリスマス近くのある夜に1晩だけ一緒にいた相手がお互いに忘れられない。再会した時にはいわゆる仇同士で、受は父親を死に追いやった男に抱かれ、復讐する機会を狙っている。という流れ。
シチュエーションは萌えるのだが、クライマックス辺りから最後まで微妙だった。
受が嫌いな男に無理矢理抱かれているというのも可哀相だし、情報をさぐっているのを男に見つかり部下二人に輪○されるのも可哀相だった。
復讐相手にトドメがさせず受側にばかり分が悪い痛み分け。攻は割と蚊帳の外のままで復讐相手と渡り歩くも親の力を借りてなので、復讐相手の方がずっと大物っぽい。
復讐相手は一度身を引いたかと思ったら、書き下ろし部分で受の家に遊びに来ておりのうのうとのさばっている。成長無く同じ調子で振り回されている受と何も知らされていない家族に不安を感じたままだった。
母親が悲しむからという理由で復讐相手の本性を教えていないのも分からないでもないが、普通に受家族の中ににこやかに混ざっているのを見ると、騙されて恨みながら自殺した父親が浮かばれない。
復讐相手の存在が大きすぎて、カプに向かってもっと頑張れよと思ってしまい、萌えられないどころか微妙だった。
Hは普通。復讐相手との方が多い。
脇カプの本も一緒に買ったのでこれも読む。

2008年02月26日(火)
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