眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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漫画・洋6K2南向き:古街キッカ/小説・遺産相続人:石原ひな子
ボーイズ漫画・洋6K2南向き(ミリオンコミック)古街キッカ
オムニバス。短編だがそれぞれの主人公が別の話で被っている作り。雑誌掲載5本と繋ぎ漫画描き下ろし12P。前作が気に入ったので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
1つ目。婚約者のいる男と付き合っている受と飲み友達の攻。婚約者男と別れ攻と出来るまでの話。
2つ目。男のひもになっている元大学生と大学の後輩カプ。ひも先の男に暴力をふるわれ後輩とくっつく話。
3つ目。道ばたで詩を売る青年と一筋縄ではいかない眼鏡会社員カプ。眼鏡が詩人を引っかけてHする話。
4つ目。高校生の受と中学時代からの同級生でチームの特攻隊長だった攻のカプ。受のためにチームをやめる攻。
5つ目。以前付き合っていたカプが別れ2年後再会し、アパートで隣同士になる話。
話の内容は悪くなく引っかかる訳でもないが、短編で厚みが無く全てさらっと仕上がっている。元々文字が少ない雰囲気漫画なので、萌える前に終わってしまう。そこら辺が物足りない。
個人的には、4番目の中学時代からの同級生カプが一番好き。
Hはさらっと。濃厚な雰囲気は無し。殆どその場面は無い。
次も設定次第。
短編集。オムニバス。フリーター。大学生。雰囲気。眼鏡攻。
ボーイズ小説・遺産相続人(ショコラノベル)石原ひな子
会長秘書を務める受は、会長の落胤である大学生の攻に接触するが…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。気になったので買ってみた。普通。
受は会長秘書。アパレル、化粧品、食品事業を展開するグループ企業に勤める。施設育ちで両親を知らない。援助してくれた会長に感謝している。度胸はある。優柔不断。おっとりしている。女性経験はある。クールな外見。美人系。
攻は大学生。法学部4年。グループ企業会長の落胤。血の繋がらない義弟が一人。クラブでバイト。母子家庭で育つ。母親はホステスだった。優秀な頭。堂々としている。二重のくっきりした大きな瞳。高くて筋の通った鼻。インパクトを与える顔。逞しい体。周囲を引きつける魅力。
新人の殻を抜け出した辺りの作家さん。バトルの時から硬い文章っぽかったので、こなれてくれば萌え作品に出会えるかもと思い、これが好き設定だったので買ってみたのだが、文体などは好きな範囲だがメインキャラの言動に終始首を傾げながら読み終えてしまった。文章にメリハリがない。漫画でいうと主線が無くみんな単調な線で揃っている感じ。
明確にここが萎えるという訳ではないんだけど、読んでいて作家さんの頭の中では流れがクリアでも、それが文章で伝わってこないので、受の言動がいつ変化したのか分かりづらく、首を傾げてながら読んだ感じ。
例えば、後継者問題で受が何度か(階段で背中を押されるなど)嫌がらせを受けて攻にも危害がおよぶのではないか? という状況で、駅のフォームで受は突き落とされたにもかかわらず、側にいた攻に心配をかけまいと「何でもないです」と言う下り。
最後に結局狙われていたのは受だと分かるのだが、お家騒動が起きており誰が敵なのか分からない状況で、故意に背中を押され犯人がまだ側にいるかも知れないのに、攻に注意喚起をせず黙っている受の行動がよく分からない。攻が狙われるとは思わなかったのか。
受視点のためか特に受の行動が一貫しているように見えず、作家さんがどう書きたいのかは察するのだが、キャラが何をしたいのか分からなくてもやもやした。
ついでに、受の行動が甘ちゃんというか中途半端というか。仕事に真面目なのかと思っていたが、詰めが甘く優柔不断で責任を投げたような行動をしているのが引っかかる。本当に会長のために動いているのかと思ってしまった。
もひとつついでに、攻の血の繋がらない義弟(父親の後妻の連れ子)が現在17歳で人の良いお馬鹿さんなのだが、言葉がギャル男で語尾が殆ど「なんじゃね?」のような疑問系なのが読んでいて疲れる。リアルと言えばリアルなのかもしれないけどね。この義弟の恋愛話を書きたいと後書きにあったのだが、「こいつのこと、好きなのかな? こいつといると気持ちよくね? まじやばくね? おれすごくね?」みたいな心情が綴られるのだろうか。キャラに好感は持っているが読みにくそう。
Hはそれなり。ショコラなので若干多い目。
次も好きそうな設定があれば様子見。それで駄目ならしばらく買わないかも。
相続。お家騒動。跡取り。大学生22歳×会長秘書27歳。
2008年01月07日(月)
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