眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 カノジョのお兄さん:高岡七六/NONTeaRoom:SHOOWA/老舗旅館に嫁に来い!:小林典雅/心理療法家の愛罪:柊平ハルモ

ピアノの森を観た。
漫画を買おうかどうしようか迷っているのだが、取り敢えずアニメの劇場版を観てみた。
それなりに面白かったので漫画を買おうかな。やはり音楽物は良い。

原稿中に読んだ本をざっと。


ボーイズ漫画・カノジョのお兄さん(アクアコミック)高岡七六

短編集。雑誌掲載とその後の描き下ろし18P。何となく買ってみた。普通。
新規開拓のために買ってみたのだが、今ひとつ。表題は高校生の受がせっかく出来た彼女に二股されその兄と親しくなり出来てしまいみたいな流れ。
初読みの作家さんだが純粋でお馬鹿な受が多いような。受の境遇が可哀相というか釈然としないというか好きになれないというか。流れが微妙だった。
後書きで初オリジナルBLと書かれていたので多分パロ出身の作家さんみたい。次はもういいや。



ボーイズ漫画・NONTeaRoom(花音コミック)SHOOWA

専門学校に通いながらバンドのベースをする攻は同じバンド仲間の受と知り合い…。
バンド物。雑誌掲載と番外描き下ろし16P。
前が気に入ったので買ってみた。可もなく不可も無くと悪くないの間。
メインカプの髪の色が両方とも白なので前髪の分け方だけで見分けていた。バンドの腕に限界を感じ引退しようとする攻のその恋愛模様みたいな話。
淡々とした地味な話。限界を感じて終わる予感を感じている攻の心情が良かった。恋愛の方がメインに描かれているにもかかわらず二の次に感じる。何でだ。
終わり方はもう一度何かエピソードをかぶすかと思って待っていたらあっさり終わった印象。
他は既刊の「ノーボディ」の続き。クローン攻のカプ。最後の夢オチさんぴーは期待した。やってくれても良かったのに。変わった雰囲気の作風は好きなので次も期待している。



ボーイズ小説・老舗旅館に嫁に来い!(パール文庫)小林典雅

日本人の攻の実家は老舗旅館。攻の家族が亡くなり恋人のアメリカ人受が手伝うことになったが…。
気になる作家さんの新館だったので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
2冊目の単行本。前からえらく日が空いていた。ギャグが作風の作家さんみたいだが、今回のもギャグ風だが笑い続けることは出来なかった。
日本大好きな天然ボケ気味の受が、攻の実家である老舗旅館を手伝い女将を目指すみたいな流れなんだけど、旅館の部分は日本を実際に知らない外国人の共通のボケっぽく、この受だからみたいな感じではなかった。普通に外国人が日本に馴染もうと奮闘する話。攻の家族も基本悪い人達ではなかったので、受が可哀相と思っても、もやもやした気持ちを持って行く場所が無かった。
攻との関係は安定しており波風が無かったので、恋愛面があまり楽しめない。かといって攻が受を支えなかったらぎすぎすしただろうし、そもそも受が老舗旅館で頑張る理由が無くなりそうなので波風はない方が良いのだけど。恋愛面で盛り上がった気がしないのも確か。
普通に外国人受がボケをかましつつ、攻とくっつくまでの話の方が興味があったかも。
Hはさくっと。
次も地雷で無い限り買ってみる。



ボーイズ小説・心理療法家の愛罪(プリズム文庫)柊平ハルモ

カウンセラーの受はヤクザの組長である攻を父親の代から担当しており…。
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
以下割とネタバレなので注意。



攻は昔誘拐され半年監禁されいるうちに多重人格になってしまう。受はその人格に一つを好きになるが、職業上その人格を消さなくてはならない立場。攻の人格の統合が行われ好きだった人格が消えたため受は攻にわだかまりを持ってしまう。それを攻は敏感に感じ取り…みたいな流れ。
設定は面白いと思ったのだけど、攻の現在の状況とヤクザの組長なのは関係があったのかと思ってしまった。
別に大企業の跡取りで父親の競争相手に恨まれ誘拐されて…でも構わなかったのではないか。もちろんヤクザのままでも良いんだけど、ヤクザの仕事やら何やらが希薄だったので意義が感じられなかった。
初っぱなの受の述懐が長く、ずばり何故憎んでいるのかなどなかなか出てこなかったので、まるで目の前の友達がいきなり携帯で自分の知らない恋愛話の言い合いを始めてしまい、訳が分からず所在なく聴いているような気分に似ている。
取り敢えず受はいっぱいいいっぱいで、感情が盛り上がっているのは分かるんだけど、どういう状況なの? みたいな。飽き始めた頃に理由がかかれだしたのでなかなか集中力が戻らなかった。
ついでに受は攻の一人格が好きであっても、両思いになった訳ではなく長々と会話したわけでもなさそうなので、好きだったというイメージだけで一人格がどう好きだったのか、どんな魅力があったのかはあまり伝わってこなかった。漠然とし過ぎ。淡い恋心にしか感じられない。
攻キャラも嫌いではないし受にも好感は持てたのだが、この設定をこのページで書かれても中途半端というか、もっと色々書いて欲しいと思ってしまった。前半の期待度に比べて読後感が物足りない。
Hは強姦始まり。
次も設定次第。

2007年12月22日(土)
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