眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・言ノ葉ノ花:砂原糖子

ボーイズ小説・言ノ葉ノ花(ディアプラ文庫)砂原糖子

3年前から人の思ったことが聞こえるようになった受は、ひょんなことから同じ販売店で働く年下社員・攻が自分を好きだと知る。最初は戸惑っていたが…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は契約社員。大手ソフトウエア会社で出世頭だったが人の考えている事が分かるようになり人間不信になって会社を辞める。2年ほど引きこもり家電量販店の契約社員になる。平均の身長。細身で頭身のバランスがとれている。憂いのある顔立ち。女性には好感を抱かれる。色々悩む性格になった。
攻は社員。両親が亡くなり妹と二人暮らし。高卒で働きに出る。口が重く真面目な性格。無愛想。取っ付きにくい。中肉中背。背は高い。よく見ると整った顔立ち。すっとした眦。
受が心の声が聞こえる以外は普通の人たちの平凡な設定。大きな事件も無い。雑誌掲載の部分では受の特殊な事情を知りつつ攻と乗り越えてくっつく話。書き下ろしは声が聞こえなくなり元の生活に戻るまでのリハビリみたいな話。
恋愛面では激しい部分と淡々と静かな部分がある。攻とくっつくクライマックスの駅の部分は好き。人の心が読めるのに攻の気持ちが分からない受の状況が良かった。
後書きを読むと受はこれまでで一番まともな受かもしれないらしい。特殊な事情が無ければ攻気質だそうで、確かに攻とすれ違っても食い下がっていたし、くっついた後は割と積極的にアプローチしていた印象。特殊な状況に陥らなければ前向きで落ち着いた人生を送っていたかも。
この作品で20冊目の単行本らしい。おめでとうございます。
Hは最後までいってるのは少ない。
次も期待している。
社会人物。不思議設定。社員24歳×契約社員29歳。年下攻。

2007年09月10日(月)
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