眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・皇子の籠鳥:真崎ひかる/こんな、はかない恋。:松幸かほ

ボーイズ小説・皇子の籠鳥(アクア文庫)真崎ひかる

ファンタジー。大国の皇子・攻の元に贈り物を届ける途中、盗賊に襲われ死にかけた従者の受は皇太子の攻に拾われ城に行くが…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は北の国の従者。気が強い。素直。綺麗な顔立ち。適度に鍛えられた体。馬になつかれる。金色の髪。少し翠がかった薄茶色の瞳。
攻は大国の皇太子。左目が漆黒。右目が蒼。オッドアイ。黒い髪。端正な容姿。支配階級の人間が持つ独特のオーラ。強引。
ほのぼのファンタジー。怪我をした受は攻に助けられ無理矢理Hされ最初は嫌っていたが次第にひかれていき…みたいな流れがこの作家さんののんびりした雰囲気の中展開される。
そこらへんはいいのだがオチの部分。
以下オチのネタバレなので注意。


受は南の国の第三皇子で、攻の国に祖国を滅ぼされたと教えられ復讐しに来たのは良いのだが、王宮が襲われ両親は殺され兄弟達もどこに行ったのか分からない状態で一人遠出していたため難を逃れた王族なら、復讐する前にまず国を立て直すなりなんなりするべきかと思うのだが。よその国に占拠されているわけでも本当に国民がみんないなくなったわけでもないのだし。
ついでに攻の誤解が解けて一緒に暮らせるようになった下りも、「いや国に帰って建て直せよ」と突っ込んでしまった。良いのか。皇子?
ついでに受の国を滅ぼすくらいの軍が動いたのに、気付いていなかった攻の国もちょっと。のんびりし過ぎている。なんちゃってファンタジーに真面目に突っ込むのは無粋だとは思うのだが、そこら辺が気になった。
Hはそれなり。最初は無理矢理始まり。
次も設定次第。
似非ファンタジー。皇子×従者(皇太子26歳×第三皇子18歳)。ヘテロクロミア。金銀妖瞳。記憶。


ボーイズ小説・こんな、はかない恋。(アルルノベル)松幸かほ

脇カプ。新進気鋭の画家受を制作に没頭させるため、父親の実家から執事の攻が家事を手伝いにやって来る。受は攻の事を初めて会った時から気になっており…。
既刊が面白かったので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
受は新進気鋭の作家。庶子。腹違いの兄が一人。兄の恋人とは親友同士。外見が似ている。集中すると物事が見えなくなる。美大出身。細い体。整った顔立ち。前カプ受よりはさばけている。
攻は執事。敬語攻。父親の代から前カプ攻の家に仕えている。前カプ攻の3歳上の幼馴染みで遊び相手だった。仕事を離れると割と対等っぽい。端整な顔立ち。落ち着いた物腰。180センチを優に超える長身と抜群のスタイル。燕尾服が恐ろしいほど様になる。弟がいる。
脇カプ。前カプも出てくる。受同士も攻同士も知り合いなので和気藹々としている。
受と攻の恋愛も割とさくっと告白してHする仲になったし、受に起こった事件もややこしくなかったので、大きく盛り上がった気はしない。全体的に薄く小さく纏まっている感じ。文庫ぐらいで丁度良かった。
前カプの時に、屋敷に二人が住まなくても…と書いたが、前カプの攻母は海外へ行ってしまいそうで、新婚二人が屋敷で生活する予定になっていた。
最後の受二人が眠っていたシーンは可愛かった。
Hはそれなり。受は昔の男にやられているがその描写はなし。
次も設定次第。
脇カプ。執事30代半ば×新進気鋭の画家25歳。一応主人筋と従者カプ? 受は昔の男にやられている。画廊。脅迫。

2007年09月04日(火)
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