眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・夜が蘇る/夜に赦される/夜に咲き誇る:英田サキ

ライディーン1を買ってみた。
ジャケ買いしたんだけど、これって昔やっていたアニメが元になっているのね。眼鏡の主人公は良いんだけど、長髪黒髪女とくっつくなら幼馴染みが可哀相だと思ってしまった。微妙にまったり話が進んでいるような。今ひとつのめり込めない。まだ1巻なので仕方がないのかもしれないが。



ボーイズ小説・夜が蘇る(プラチナ文庫)英田サキ

探偵の受は、情人を亡くしうつろな日々を送っている。ヤクザの攻に口説かれて…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪く無いの間。
受は人捜し専門の探偵。父親は警察官で殉職。元キャリア。エリート。派手さはないが端正という言葉がしっくりくる風貌。すっと通った鼻筋。涼しげな切れ長の目。整いすぎて見る者に冷淡なイメージを与えそうな顔。艶美とも感じられる不思議な艶。
攻はヤクザの若頭。ミナミが本拠地。ヤクザの組長の庶子。ラテン系。後ろに撫でつけた長めの前髪。彫りの深い男臭い顔立ち。がっしりとした大柄な体躯。あまりに完璧すぎる容姿。切れ者。見るからに筋者という胡散臭い雰囲気。いつもにやけている。女を何人か囲う。直情的。
4年前幼馴染みで肉体関係のあったヤクザが目の前で亡くなり、警察を辞め大阪で探偵業についた受は、やる気の無い質素な生活を送っている。そんな受を口説きに来るヤクザ攻を最初は嫌悪していたが次第にその人柄に惹かれていき…みたいな流れ。
最近読むヤクザ物は、量が多いのでいつもなら萌えても、「30日マグロを食べ続けたら百万円」みたいな番組の、15日目の大トロのような気分で読んでしまう。非常に勿体ないと思うのだが、置いておいてもどんどん別のヤクザが出るので腹八分目感はしばらく続くのかも。これも全巻リアルタイムで買っていたがまとめて読んでみた。
攻が受を好きかどうか確認するため、別の男とHさせようとするエピソードは良かった。攻の外れたてんぱり具合が出ていて笑える。
未亡人受は色っぽかった。はきはきとして攻に負けていない。対等な雰囲気は好き。
Hはそれなり。体は十分開発されているのでHは能動的。
ヤクザ物。未亡人受。ヤクザの若頭32.33歳×探偵36歳。事件物。受の過去に男。



ボーイズ小説・夜に赦される(プラチナ文庫)英田サキ

攻と付き合うようになった受は、亡くなった幼馴染みのヤクザと知り合いだった男と知り合う。幼馴染みを殺したのは攻だと教えられ…。
続編なので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
キャラ説明は上で。
今回受の過去の男と攻が実は関わっていたと知り、考えるために一時攻から離れる話。受は攻を脅すため、敵対するヤクザに拉致られ麻薬漬けにされる。
撃たれた弾を摘出したり、麻薬から立ち直るため頑張る受は相変わらず格好良い。そこら辺でプラス2。
今回は衝撃の事実がいくつかあるのだが、丸く収めようとし過ぎてへぼくなったような気がしないでもない。
以下思い切りネタバレしているので注意。


受の過去の男ははた迷惑な存在でしか無かった。15で受を強○し、それ以降口は出さないが手は出す行動で受を翻弄していく。最後はわざと撃たれて警察エリートの受の家で死ぬという大変自分の欲望に忠実だった。そういったキャラに振り回されても仕方がないとは思うのだが、実は恋愛感情は無かったとか言われた日には、4年も生きる屍のように過ごしてきた受もなんだかなーと思ってしまう。普通に好きだったけど過去の男の心は手に入らなかったとかではいかんのか。
恋愛の一言では終わらない感情なのかもしれないが、そうであっても文庫でさらっと書かれているだけでは、受と過去の男の関係は説得力が薄い。受は何でこんなに苦しんでいたんだ? と思ってしまった。
まあともかく、過去を清算し、受は攻と共に生きる覚悟をするまでの話。
Hはそれなり。相変わらず能動的な受。騎乗位の女王と呼ばれていたらしい。
ヤクザ物。未亡人受。ヤクザの若頭33歳×探偵36歳。事件物。受の過去に男。受はシャブ漬けにされる。



ボーイズ小説・夜に咲き誇る(プラチナ文庫)英田サキ

組長に挨拶も済ませ、攻の秘書として働くようになった受。攻がチンピラに襲われ…。
続きなので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。可もなく寄り。
キャラ設定は上記で。
今回攻と一緒に生きるため、攻のフォローに奔走する受の話。内部分裂の芽を摘み取り攻が次期後継者に推されるまで。
今回も受の見せ場は良かった。攻の欠点をフォローし、内部を固めようと頑張っている。指をつめようとするシーンは格好良かった。
そして毎回ヤクザ物を読むと思うのだが、かつて学園物が沢山あった時、メインカプを周りの学友が普通に祝福しており、隠してないのね。と思った事も多々あったが、最近身内や他人にオープンで周りから祝福(?)されているジャンルは、学園物ではなくヤクザ物な気がする。今回も攻の舎弟内で受は姐さん扱い。
前巻の受の過去の男がらみで脱力しかけていたが、今回の受の頑張りで何とか持ち直した。
Hはそれなり。出来上がったカプなのでこなれている。
次も地雷で無い限り買うつもり。
ヤクザ物。未亡人受。ヤクザの若頭33歳×秘書37歳。事件物。受の過去に男。受はシャブ漬けにされる。指輪交換。


↑エンピツ投票ボタン

文庫のためか全体的にさらっと。もっと掘り下げて欲しいなあと思う部分もさらっと。なので部分的に薄いというか浅くてのめり込めない所もあった。話の作りが最近のものに比べ甘く見えるのも、初出が1999年なので仕方がないのかもしれない。
ヤクザ物として面白いけれど、はまるほどではなかった印象。

今日で投票の総数が12000になりました。いつもありがとうございます。

2007年08月07日(火)
最新 目次 MAIL HOME