眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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3周年
3周年
今日でこの日記をつけだして丸3年になりました。早っ。
書き出した当初はここまで続くと思わなかったので感慨深いです。これも一重に私の呟きにお相手して下さった方々のお陰だと思います。日記を読んでいただいている方々はもちろん、ボーイズの話でメールを送って頂いた方々には特にお礼申し上げます。ボーイズ関係の話には飢えているので、お暇でしたら話題にのって頂けると嬉しいです。
2周年の日記を読んでみたのだが、あの時で感想が1400ぐらいということは今1800以上は書いているのかな。んで毎年この時期に原稿で停滞しているようだが、今年もそろそろやばく全力で首が絞まっているので、数日休む予定。
兄弟カタログを買ってみた。
ヤマシタさんの兄弟物。萌えは無かったが初めてこの作家さんで楽しめた。いつもはぴんとこなかったんだけど兄弟のドタバタが可愛い。頑張れ長男。この話で1冊出るなら買いたい。
TATUKIは割と好きな話だけど最後何故再会したのかよく分からない。どこかで見守っていたという事なのか。千葉さん可愛い話だが設定に無理があるような。シヲは話がポエムっぽかった。絵柄がよく変わるので本を開いても一瞬誰か分からない。えすとえむは絵の具でしたら中に入らないのか。体に悪そう。
草間さんは続きが読んでみたい。さんぴーでも良いよ。北別府さんは不倫はよくない。蛇龍さんは電波っぽかった。これは今一つ。テーマには添っていたけれどぱっとするものが少なかった印象。
次は不良特集らしい。腰乃さんが載るようなので買ってみようかな。
最近焦った事。
この間母親から電話がかかってきた。
母「あんたのレコード処分したいんやけど、友達にあげて良い?」
私「ああ。もう聴かないし。ええよ。。。……ちょっと待ったーーっ!! どのレコードの事を言ってるの?」
母「どのって?」
私「あげるのはかまへんけど、物によるから」
私の持っていたレコードは十枚くらいだが、その中には人に見せにくい物がある。以下そのレコードの話。
両親の躾の一貫で私の子供の頃は、小学生の中学年まで漫画を買ってはいけなかった。ついでにテレビは1日30分と決められていた。
その縛りが少しゆるんだ頃、漫画を買えるようになり『物語』に飢えていた私は、たまたま竹宮恵子の「地球へ…」の漫画の存在を知った。人間のアイデンティティの部分に深くひかれこの作品にはまった。これは今でも物語を読む指針の1つになっている。
そうしてこの作家さんのすばらしさに心酔していたところ、漫画が好きでない母親が大変珍しく古本屋からこの作家さんの既刊を買ってきた。カバー無しで安かったからだそうだ。タイトルは「風と木の詩」。
作家名を見た私は、あの素晴らしい作家さんの別の作品が読めるのかとうきうきして読み始め、最初の1Pでひっくり返った。読んだ方はご存じだろうが、1巻はジルベールがベッドで男といちゃいちゃしている所から始まる。
「地球へ…」作品のストイックさに惹かれていたので、ジルの怠惰な様子にものごっつい衝撃を受けた。でもその時は小学生で子供だったので、当時ヤオイ萌えはまるでなく、ジルは自分より年上のクセに学校の授業をさぼる怠惰なキャラとして認識していた。学校に真面目に通って勉強をしなさいと教えられていた時期に、当時の私より年上の少年が学校をさぼっているのは衝撃だった。
今思い返すと、母親は私より先にこの漫画を読んだのだけど、特に何も注意されず私にその漫画を渡してくれたのだが、ジルの男と寝ているシーンをどう思ったのか。不思議だ。真面目だが度量は深い母親なので、芸術的表現の1つぐらいの認識でスルーしたに違いない。
んで、それからしばらく後。家族で買い物に出かけた時に、両親に大変珍しくレコードを買ってあげると言われた。そういう幸運は年に1度あるかないかだったので、子供だった私は大喜びしレコードを見てみたのだが、テレビを殆ど見なかったので歌謡曲に疎く、アイドルもまったく分からない。クラシックは母親が集めていたので自分で買う気にはなれず、アニメ・特撮みたいな子供向けもよく知らない状態で何を選べば良いか困っていた所、子供向けの棚で「風と木の詩」のイメージアルバムを見つけた。
怠惰なジルの話だが、あの竹宮先生の作品だし…。この機会を逃すと両親がレコードを買ってくれるのは来年になるかもしれないし…。と色々な事を考え、そのレコードを親に買って貰った。
内容自体はクラシック風の静かな曲調だったと思う。
ともかく、母親があげるつもりの数少ないレコードの中に、それが入っている可能性があるのだ。
きっとうちの母親は、さらっと「娘の持っていたレコードやねん。もういらんからあげるわ」とか言いながら、相手に渡すに違いない。そこに「風と木」が混じっていたらシャレにならない事態に!
あせる私に、
母「でももう聴かんやろ?」とのんびり訊いてくる。
私「そういう問題やないねん。どのレコードがあるの?」
あれが入ってなければどう処分されても構わないと思ったが、
母「お母さん、そんなん分からへんわ」
と伝家の宝刀を抜かれた。丸投げ。
待ってっ。タイトルをメールで教えてっ。と懇願したが、そのまま両親はタイに旅立った。うちの親は子供の物を勝手に処分する性格でないので、渡される心配はないがどっと疲れた出来事だった。
ところでこのレコードの事を思い出す内に一緒思い出したのだが、うちの家は共働きだったので、子供の頃日曜日の朝にみんなで家の掃除をする習慣があった。父親が掃除機をかけ、母親が洗濯やら細かなことをして、弟が玄関をはき、私は雑巾がけをする。その掃除タイムに好きなレコードをかける習慣があり、大概は両親の所有するレコードをかけていたのだが、私は自分の少ない所有物の中から買って貰った「風と木」のレコードをよくかけていた。
このレコードは一番最初に1巻巻頭の詩が朗読されている。「ジルベールコクトー。我が青春の風よ」云々というアレだ。
それを掃除タイムのBGMとして家中に流れその中で家族が全員で掃除していたかと思うと、ヤオイのなんたるかを分かっている今では、ああああああっっっっっっと思ってしまう。
無知って恐ろしい。
ついでに、今に至るまで未だ「風と木」を全部読んだことがない。
2007年06月09日(土)
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