眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・ドアをノックするのは誰?:鳩村衣杏

メロメロという雑誌が出ていたので買ってみた。
マーブルと何かを足したような雑誌だった。雰囲気は嫌いではないが、作家さん一人当たりのページが短すぎるので、話を読んだという満足感が無い。折角面白しろそうで続きが気になる話がいくつかあるのに勿体ない。
季刊誌なので次は6月下旬なのか。今の厚さの1、5倍のページでこの値段なら買って良かったと思ったかもしれない。
明治さんとヤマシタさんと岡田屋さんとえすとえむの話の続きが気になった。えすとえむさんはマタドールが受で驚いた。
次も買ってみる。


ボーイズ小説・ドアをノックするのは誰?(シャレード文庫)鳩村衣杏

大学助教授の攻は、社会人講座を受講しにきていた会社員の受の事が気に入り交際を申し込む。恋人として申し分ない相手だったはずだが…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないに1歩足りない。
受は会社員。人事課の課長。清楚な美貌。身に付いた優雅な所作。ほっそりとした顔に尖った鼻。切れ長の瞳。一見ややきつい印象を与える顔立ちだが、ふんわりとした微笑みとゆったりとしたテンポの口調ではんなりとした雰囲気になる。17歳で両親を亡くし10歳離れた双子の妹弟の面倒を見る。家事全般は完璧。誰にでも優しい。
攻は大学助教授。アイルランドやスコットランドの文学を研究している。石膏を思わせる硬質で彫りの深い美貌。豊かな黒髪と顎髭。自信に満ちた体躯。遊び慣れている。受に告白した時セフレの女が3人いた。父親は政治家で庶子。
後書きで未亡人という単語がこの作品を書く切っ掛けとあったが、言われてみればそんな感じ。
受は一見何でも出来る完璧で優しい人格だと周囲に思われている。両親を亡くして以来妹弟のため自分を殺して育ててきたが、2人が23歳になりそれぞれの家庭を持つようになって、尽くす相手がいなくなり、その隙間を埋めるように攻と付き合うようになったが…みたいな流れ。
最初は家事が得意で優しい受と付き合えるようになったと浮かれていた攻が、受のいびつさに気づき右往左往するエピソードは笑えるし好き。次第に受の不気味さが出てくる流れは良かった。
最後はすっかりかかあ天下になっていた。受が少しヒステリックに見えるのは気になる。
ウイスキーを飲むエピソードのお陰で読んだ夜は焼酎ではなくウイスキーになった。
Hは最初から割と。受ははじめてだったが献身的に尽くしているので、自分でHの仕方を調べて道具も用意している。自分から服を脱いでさあやりましょうという感じだった。
社会人物。未亡人。助教授41歳×会社員課長33歳。受にトラウマ。受に当て馬。攻に顎髭。コメディ。

2007年04月02日(月)
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