眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 漫画・恋は乱反射する:冬乃郁也/小説・恋は乱反射する。2 ひけをとらない:崎谷はるひ

ボーイズ漫画・恋は乱反射する(アスカコミック)冬乃郁也

崎谷はるひとのコラボ作品の漫画バージョン。大学生の受は片思いの相手である同級生の攻と体だけのつきあいをするようになったが…。
雑誌掲載とその後の描き下ろし11P。雑誌の時に気になったので買ってみた。可もなく不可もなくから悪くないに1歩行く感じ。
受は大学の芸術学部書道科。黒髪。真面目。融通が利かない。
攻は大学生。白髪。遊び人。飄々としている。迫力がある。
雑誌の時に読んで内容が薄いと感じたがまとめて読んでも同じままだった。
どうしてそんなに揉めるのか分からないまま最後まで来た感じ。
最初の方は攻の目がたまにどこを見ているのか分からなくて怖かった。最後の方は気にならなくなり落ち着いたけれど。視線がどこを見ているか分からなくて感情が見えにくかったのもあるのかも。
Hはそれなり。
学生物。書道。シリーズ。大学生同級カプ。



ボーイズ小説・恋は乱反射する。2 ひけをとらない(ルビー文庫)崎谷はるひ

大学生の攻は、姉の元夫で民俗学を研究している受にずっと片思いしている。姉がアメリカから帰ってくると聴き…
シリーズなので買ってみた。微妙。というか面白くないというか。
受は民俗学の研究者。清潔な美しさのある細面でさらさらの髪。少し無造作。華美な服装ではない。天然ボケ。研究バカ。家事はあまり出来ない。
攻は書道科の大学生。赤みがかった金の明るい短髪。髭。複数のピアスをあけている。飄々とした物腰と表情。口調がソフトで明るい。
内容は、姉と結婚していた受を好きになり9年ほど片思いしている攻は、渡米していた姉が帰国すると知り、勢いに任せて受を押し倒し、怒られてうだうだした後くっつく話。
今回輪をかけて面白くなかったので、その理由を考えてみた。
まずは攻の行動に言い訳しすぎ。攻がこういう行動をするのはこういう理由で仕方がない。てんぱっているからなど、いちいちフォローが入る。元々こういった言い訳は多かったが、この作品は特に目立った。
キャラも完璧ではないので、失敗やアホな行動もすると思うのだけど、それが致命的でないかぎり最後で帳尻が合えば読後感は満足するし、そっちの方がキャラが成長して見えて萌えたりするんだけど、それほど痛い行為をした訳でも無いのに作家が予防線をはっていると、キャラがうすっぺらく感じる。子供同士のやりとりに母親が口をしょっちゅう出してくる時の萎えに似ている。
も一つ、受と攻を円満にくっつけるためかもしれないが、姉の性格についていけない。リベラルな物の考え方をしている設定なのだろうが、自由なのと暴走しているのはまた違う気がするのだが。
別に女キャラが沢山出てきても構わないのだが、もっと好感を持てる(悪役なら憎々しい性格でもいいけれど)性格にして欲しい。ボーイズキャラでなくてもこの姉の言動は苦手。それを流石流石と受攻が持ち上げるので、このキャラ達も価値観は姉と一緒なのかと思うと、受攻にまで好感が持てない。
姉関係の感情になると受も攻もはっきりせずぼかしている部分がある気がする。
も一つついでに、何か文章がえらく読みにくくなっているような。前はもっと行間も想像する事ができたのに、行間に埋まっていた言葉が溝が浅くなったため、あふれ出し道路にはみ出しているような感じ。
前の作品はそう思わなかったのに、このコラボだけ何故か粗が目立った。
Hはこの作家さんにしては少ないめ。
義理の兄弟物? シリーズ。姉の元夫。大学生4年生×民俗学研究者29才。9才差。OKY。

1冊目を未読のまま眼鏡受だからと2冊目から読んだのだが、あまりにも面白くなくて驚いた。1冊目は買ってあるけれど読む意欲が目減りしている。

2007年01月12日(金)
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