眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・不道徳な闇:松田美優

ふと思い立ち相棒を借りてみた。
プレ1を見ただけだがはまりそう。水谷豊の刑事が可愛い。第九はじまりに弱い。踊るよりコメディ部分は少なくシリアス部分が多い印象。

第九繋がりで「バルトの楽園」を見た。
これは日本で一番最初に第九を演奏された時の話。音楽物の映画に弱い。何故か二次大戦の時の話かと思っていたが一次大戦の時の話だったのね。
中国で負けたドイツ軍捕虜が四国の収容所に入れられ敗戦帰国の前に地元民の前で第九を歌う。
収容所というとテレビでよく出てくる難民キャンプみたいなイメージだったが、海水浴に行ったり祖国に手紙を出したり捕虜の嫁が側で暮らしたりえらくのんびりしていた。これは所長の方針による事が多かったみたいだが。
ドラマチックな盛り上がりというよりは、それぞれの人間ドラマを小さくまとめていっている感じ。映画というよりはテレビの特番ドラマ3時間スペシャルなノリだったが、くさくても音楽物は感動出来る。
この収容所は大正9年に閉鎖されたみたいだが、ショコラ辺りで戦後収容所に収容されていた白人(実家は大金持ちの貴族)×日本人カプの大正物を出してくれないかと思ったあたり私は立派な腐。



ボーイズ小説・不道徳な闇(シャイノベル)松田美優

高校生の受は、不倫で付き合っていた女と会った帰り、不良に絡まれていた所を教師の攻に助けて貰うがそのままトイレで犯される。その後…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は高校生。弟が一人。家庭で虐待を受けている。伊達眼鏡。両親の美貌を引き継ぐ目立つ顔立ち。アッシュブラウンの細い髪。切れ上がった目尻。薄い唇。女性にもてる。クラスでも孤立している。人妻と不倫中。
攻は数学教師。昔は不良でそっち系の友人も多い。180センチ以上のがっちりとした長躯。深い二重。濡れた艶のある黒髪。端正な顔立ち。男らしい硬質さ。不遜な唇。だらしない格好。性格は悪い。
作家さんの3作目。2作目はヤクザ物だったので買ったがまだ読んでいないので、この作家さんの作品を読んだのはこれで2作目。
1作目のデッドエンド系と似た流れだったような。最初は攻の強引なアプローチに無理矢理巻き込まれ戸惑いつつ、最終的に腹をくくると共犯者になっているパターン。共に堕ちようなデッドエンド系。別にみんなにばれた訳ではないので、退路を断たれた訳ではないが、雰囲気は同じだった。
攻が何故ここまで受に執着したのか不明。全体的に攻の行動は分かりにくかった。
Hが良かったからというほどはしてないし。攻の感情が見えにくかったので、受以外とも寝ていたのがバレ受に一度去られ、受が大事だから他の人間とHしないと言い訳しても、一生好きでいると断言しても信憑性が薄く本当かよと突っ込んでしまった。
後受は家族3名から無視され続けていたのだが、その理由がえええーーっと思うものだった。そういう事もあると言われればあるのかもしれないが、母親はあっさり後悔しすぎ。
この作家さんは場面場面はねちっこく丁寧に書いてもそれをつなげるエピソードが説明不足な印象。同人みたいな作りに見える。
Hはそれなり。受が車の中で弄られ下半身を出したまま移動するエピソードは萌えた。一種の露出プレイみたいなものか。
次も設定次第。
学園物。数学教師26才×高校生17才。9才差。デッドエンド系。トイレH。攻の浮気。

2006年12月19日(火)
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