眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・アダムの純情:柚摩サトル/小説・愛の才能:火崎勇

門地さんのカラーペーパーが来た。8P分のフルカラー漫画。番外。



ボーイズ漫画・アダムの純情(ガッシュコミック)柚摩サトル

3人兄弟で暮らす家に長兄が愛人として少年・受を連れて帰ってきた。最初反発していた次兄の攻は受にひかれはじめ…
雑誌掲載の表題シリーズと読み切り2本。描き下ろしは表題のその後4P。何となく表紙買い。可もなく不可もなくプラス1。
表題の受は売春をしていた母親と二人暮らし。学校にまともに行ってない。母親に客を取らされ男娼まがいの事をしていた。かなり悲惨な子供時代。白髪。涙ぼくろ。
攻は筆職人の家に生まれた次兄。父親は亡くなり長兄が跡を継ぐ。父親はかなりの放蕩。黒髪。平凡な学生。
最初は長兄に拾われHしていたのに途中からデバガメな攻と恋仲になったのは意外な展開だった。長兄の恋人を寝取っている。長兄との関係は愛情というより相互依存ぽく描かれていたけれど。ついでにばれたら駆け落ちまでしていた。
受の過去もなかなか悲惨で、買った時はほのぼのな雰囲気を期待していたので、読みすすめていく内に驚きの連続だった。村人に生活のために輪○されて育つという設定はなかなかえぐい。最後は再会していたが幸せになって欲しい。
長兄も冷酷でいるようで寂しい人生を送っている。描き下ろしは長兄メインだった。いつのまに弟子をとっていたんだっけ?
読み切りは、なかなか攻に素直になれない受の高校生カプ。Hしている最中の顔が恥ずかしいので見られたくないというシチュは、可愛くてほのぼのカプかと思ったが、満員電車の中で攻が受のものを触ったり、女子が残っていた教室でキスしたりかっとんだ展開でひいた。可愛いままでいてくれた方が好みだった…。
もう一つの読み切りは、スーパーの先輩後輩カプ。怖くて仕事が出来る受は、同じ店員の男と不倫していた。他の男とのHシーン有り。
3つとも受が男が好きですっというタイプだった。
読み切りは読めたけど、表題はやはり受が可哀相過ぎる。
Hは多い目だと思うが、全体の1/3ぐらいは気持ちよさそうではない。
学生×男娼受。高校生カプ。寝取り物。再会物。受が他の男とHする描写有り。輪○。OKY。



ボーイズ小説・愛の才能(ショコラノベル)火崎勇

会社が倒産し求職中の受は友人に頼まれ短期の仕事に向かう。しかし友人にきいていた職種ではなく会社社長の攻からも内容が漏れないようにとホテルで軟禁されることになり…
雑誌掲載とその後の書き下ろし。いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は求職中。元は小さな会社のイベントプランナー。この仕事がしたくて前の会社に入った。よく見ると顔は整っている。童顔。粘り強い。前向き真面目奥手。転ぶときは前転なこの作家さんのよく書く受のテンプレ。
攻は会社社長。やり手のワンマン。ワーカーホリック。工業デザインの会社。日本人離れした彫りの深い顔立ち。がっしりとした体つき。精力的で野性味あふれる身体。強い眼差し。怖いほどのオーラ。命令する事に慣れているよく通る張りのある声。バイ。
友人に派遣の代打を頼まれ行くが、自分の出来る職種ではなく、情報が発表される二週間の間、ホテルで缶詰になりながら攻の側で働くことになる受。
事務系の仕事は、人並みには出来るがどちらかというと苦手で、社員になる道が開けず仕事は終わりになる。尊敬するようになっていた攻の側で働きたかったと悔しい思いをするが、攻の会社の商品発表会の時に攻がピンチになり、受は本来の力を発揮して助ける。
この受の力が発揮された下りは、ずっとたまった鬱屈が発散され、読んでいてすっきりした。受格好良い。適材適所という言葉がぴったりな話だった。
攻の会社の仕事をキャンセルされた会社は、大丈夫だったのか。
Hは少ない目。受が他の男達に襲われるシーンあり。最後まではされていないが。攻もデリヘルの男とHしているシーン有り。
次も地雷で無い限り買っている。
社会人物。会社社長30代頭ぐらい?×失業中の青年25才。イベント。監査。攻の秘書の脇カプ有り。

これで今年最後の火崎さんの単行本になりそうなので、一年をざっと振り返っての感想。今年14冊読んだ内読んで萌えたのは5冊。去年は5/13なのでほぼ同じ。1/3の確率なら高い方かも。

2006年12月11日(月)
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