眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・スイートホーム:綺月陣

ボーイズ小説・スイートホーム(プラチナ文庫)綺月陣

イタリア料理の人気シェフである受は高校時代からの親友攻にずっと片思いしている。ずっと親友の場所をキープしていたが攻が結婚する事を知り…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。読んでいて辛かった。
受はイタリア料理のシェフ。腕がよく雑誌でもよく取り上げられる。顔立ちがよく女性に人気。口が悪い。イタリアに料理の修業をしていた。攻にずっと片思いしているがセフレはいる。
攻は輸入食器販売の営業。背が高い。おっとりとして闘争心が無い。穏やか。29センチの足。顔立ちは悪くない。やや頬のこけたシャープな輪郭。温厚で誠実な性格。
一応ずっと片思いしていた受が付き合うまでの話なのだが、とにかく受の性格が駄目だった。
口が悪い設定なのだが、厨房シーンはずっと部下に文句を言ったりあまり好もしくないあだ名で呼んだり、照れ隠しの悪態をついたりしているのが微妙。普段は和気藹々としてと文章でフォローされていても出てくるシーン出てくるシーンがそれなら説得力がない。
攻に無理矢理一緒に住んでもらいながら、受の事を心配する攻に「たかが同居人」と言い放ったり、攻にどこか似ているからと出版社の社長とセフレになったのに、一方的にもてあそばれたように非難したり、心に棚を作る文句の多い性格にしか見えなかった。その憎まれ口の言葉も少し下世話。
攻が好きすぎてつらいからとセフレを作るのはありかもしれないが、出版社の社長ともう一人の親友とセフレをキープしつつ、攻に言えなくてつらいとか悩まれてもなー。セフレも特に悪い性格ではないし、受が一番精神的に楽しているように見える。
攻に不自由かけないようにと身の回りの世話をあれこれやくのだが、攻に彼女が出来たと聞いた時、ショックを受けた後会社に乗り込んで彼女に「いつも攻の身の回りの世話をしているものです」と言ってやろうかと思う所にひいた。それはどこの本妻の台詞なのか。
外見が女っぽいのはまったく気にならないのだが、こういうどろどろした女の怨念みたいなものを持つキャラは地雷。
私は読む前にぱらぱらめくってイラストを見る癖があるのだが、あまりに受が攻とHせずに他の男とばかり寝ているので、攻とくっつかないのかと本気で誤解しそうになった。攻とのHは少ない。
大きな地雷とは言わないが、ずっとちくちく刺されていた気分。誰も犯罪をおかしていないし悪い訳でもないが、不倫物を読んでいる気持ちになった。
設定や攻は嫌いでは無いのだが、ひたすら受が駄目だった作品。
次回は設定次第。
片思い物。15才で出会って28才でくっつく。13年の片思い。同級生カプ。食器販売会社勤務28才×人気料理人28才。受が他の男とHする描写有り。ヘタレ攻。

2006年11月05日(日)
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