眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・禁じられた恋に落ちて:鹿住槇/純情な恋人:成宮ゆり
ボーイズ小説・禁じられた恋に落ちて(ルビー文庫)鹿住槇
高校生の受は、大きなグループ会社の会長の忘れ形見であると知らされる。教育係としてついた攻に後継者として厳しく教育され…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと微妙の間。
受は高校生。亡くなった母親の兄の家族に引き取られて大きくなったが、家庭では孤立している。乱暴な口調。頭は悪くなく飲み込みも早い。運動も出来る。母親似の整った顔立ち。
攻は教育係。旧家の分家筋の出自。かなり優秀。背が高い。落ち着いた口調。有無を言わせない威圧感。
受が旧家の庶子で3ヶ月のうちに優秀であることを証明出来れば跡取りになれる。その教育係が攻という設定。
最後まではテンプレ話ながら可もなく不可もなくで読んでいたがオチが駄目だった。
以下、激しいネタバレにつき注意。
クライマックスで本妻の判断で跡取りになるかどうか決まるのだが、その前日あたりで攻が本妻の勧める見合いを断って家を出る。それを聞いた受が披露目の席でわざと粗野に振る舞い家を出て攻とくっつく。
1冊かけて勉強した事を全て台無しにするような受の行動にがっくりした。本文でも出ていたが、受が馬鹿だと教育係の攻が非難されると思うのだが。本妻の一存で跡取りになるならないが決まるなら、立派にお披露目をしてそのまま出ていくのも有りだと思うんだけど。何をしていたんだと徒労感がわいた。
この流れなら駆け落ちを半分か2/3ぐらいで済ませてしまい、その後二人で生きていく話を書いて欲しかった。
受は育てて貰った伯父の家庭を捨てて(家族は酷いという設定だったが)、本来の家である旧家を捨てて、最後まで逃げていた印象。別に針のむしろのような家にしがみついていて欲しいわけではないが、溜飲が微妙に下がらない。もう少し別の解決作は無かったのか。
Hは二度。さくっと。
最近当たり! というのがない気がする。
落胤物。教育係20代後半×高二の跡取り。ぬるい目。一種の駆け落ち?
ボーイズ小説・純情な恋人(ルビー文庫)成宮ゆり
「野蛮な」の脇カプ。大学生の受は恋人に別れを切り出し、逆切れされ監禁されそうになった所を逃げ出し、公園で座っている所に会社員の攻と出会う。ほとぼりが冷めるまで攻の家に泊めて貰う事になったが…
前作が気に入ったので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は大学生。恋愛にだらしない。昔手ひどく振られて以来遊ぶようになった。弟が一人。語学は堪能。バイ。料理は下手。飽きっぽい。清楚ではかなげな外見。
攻は証券会社勤務。犬を二頭買っている。長身で均整の取れたスタイル。切れ長で理知的な鋭い目。冷たそうな外見。見れば見るほどいい男。兄が一人。外面が良く潔癖。
前の作品が気に入ったので今回の話も買ってみた。尻軽蓮っ葉受は好みでないのだが、思ったよりは楽しめたかも。
受の性格が曖昧というかすっきりしない部分があり、攻もそこまで受を気に入った説得力が少なかった。攻兄も出てきて受に粉をかけてきた割に、出し方が中途半端というか。もっとぱっきりと書いて欲しかったが、雰囲気は嫌いではないので引き続きチェックしてみたい。
しかしやはり新人さんな気がしない。面白いと思えれば出戻りでも別ジャンルでも別PNでも良いんだけどね。
1つだけ、受はお金を貯めて買ったバイクを元恋人の所に置いてきているのだが、何度もバイクを置いているのを忘れているのは、元恋人をあまり重要に思っていないというのを表現したいのかもしれないが、あそこまでしょっちゅう忘れていると頭が弱いのかと思った。
Hはそれなり。下半身がだらしないのですぐ誘っている。
次も地雷でない限り買ってみる。
シリーズ。再会物。証券会社勤務×大学生大学4年ぐらい? ストーカー。犬。風邪で看病。尻軽受。攻以外に監禁される。
2006年11月03日(金)
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