眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・アナタを一番愛してる:鹿住槙/捨てたもんじゃねえ:綺月陣

ボーイズ小説・アナタを一番愛してる(ダリア文庫)鹿住槙

通販会社に勤める社会人の受は、付き合っている男との仲が冷えている。そこへ数年前まで付き合っていた攻が再び現れて…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受はカタログ通販の会社で働く。苦情係。言いたいことを言わず溜め込むタイプ。母親が亡くなり天涯孤独。ゲイ。尽くすタイプ。攻のために借金までした。今は完済。真面目。顔は悪くない。
攻は輸入雑貨の店を持つ。惚れ惚れするような甘い顔立ち。均整のとれた身体つき。傲岸不遜な態度。明るくノリが良い。浮気や合コンを繰り返していたが、受が去ってからは性根を入れ替えた。ヒモ体質。ロクデナシ。
普通のリーマン物のノリ。
三角関係は書く作家さんが書けばどろどろになるが、この作家さんは元々ねちっこく無いので描写もさらっとしている。
受はどちらとくっついてもよかったが、結局元鞘に戻った模様。今彼もじっくり書いてくれれば好感が持てたと思う。
救済脇カプの話が読みたいわけではないが、似たような話の今度は当て馬タイプが選ばれる話を読んでみたい。
三角関係ネタは敷居が高いがこの作家さんの話は楽しんで読めた。ただもう少し印象に残るシーンや、ほうほうと思える部分もほしかった。良くも悪くもさらっとボーイズ。
Hはそれなり。最初受は攻以外の現在付き合っている男とHしているシーンあり。
次も地雷で無い限り買っている。
社会人物。元鞘物。大学時代からの同級生カプ。再会物。25歳同士。



ボーイズ小説・捨てたもんじゃねえ(ダリア文庫)綺月陣

語学大学を中退した受は上京する途中でバイクで事故り温泉街の老舗旅館の板前である攻に助けられ…
雑誌掲載とその後の書き下ろし。雑誌の時から気になっていたので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。悪くない寄り。
受は外語大学中退。片思い相手を追って東京に。明るく社交的。ノリが軽く朗らか。年相応のノリ。
攻は地方温泉旅館の板前。旅館を経営していた両親が事故で亡くなる。無愛想。無表情。朴訥。料理の腕は良い。古きよき時代の青年の雰囲気。背が高い。眉間にしわ。作務衣。
この作家さんの書くギャグ系の話は明るく前向きで好き。シリアスとギャグのギャップはすごいと思うが、コインの裏表のようにも見える。
今回は地方の寂れた旅館を復興する話。都会に住む今っぽい受と古風で気難しい攻は最初お互いに相容れないが、次第に惹かれていき欠かせない相手のようになっていくのが良い。朴訥攻も好み。この受の明るさで救われている部分もあるのだろう。
攻の作る料理が美味しそうで、和食が食べたくなった。
Hは少ない目。攻が真面目でノーマルなのであまり派手なプレイはしないだろうけれど、この攻が道具を見て目を白黒させるエピソードを読んでみたい。
次もギャグ系なら買ってみる。
田舎の旅館。板前26歳×手伝い21歳。ギャグノリ。料理。

2006年08月16日(水)
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