眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・ありふれた愛の言葉:久我有加

順調にPCが悪くなっている。いつ壊れても良いようにCDRWに原稿やらメールのデータをコピーしようとしたらCD自体を読み込んでくれなかった…。
どきどきしながら使っているが、入稿が終われば店にもっていこう。それまで頼むからもってくれ。PC。



ボーイズ小説・ありふれた愛の言葉(ディアプラ文庫)久我有加

高校の頃に書いた小説で脚光を浴びて人気が出て人気が去って挫折したまま大阪に帰り祖父の店を手伝っている受の前に、ホストの攻が子供を連れてやって来て受の子供だと告げ…
よく買う作家さんの気になる新刊だったので買ってみた。悪くない。
受は昔人気のあった小説家。現在は亡くなった祖父の飲食店を継ぎほそぼそと経営している。両親と兄がいるが愛情をかけてもらえなかった。生きる気力が無く枯れている。精悍で鋭角的な顔立ち。アンニュイな雰囲気。猫背。
攻はホスト。全国でも名が知れたホスト。自分の店を出そうと動いている所。少し掠れて艶のある声。鋭い眼差し。切れ長の双眸は迫力がある。並はずれて美しく整った容貌。すらりとした体つき。しっかりしている。実家とは縁を切る。姉が一人。ゲイ寄りのバイ。
この作家さんらしい人情のある話。人生に挫折して気力の無かった受に急に10歳の子供が出来て、その叔父である攻と接する内に…という流れ。前半受の暗い過去が出てくるが、後半攻のさらにハードな過去が出てきた。前向きで希望が見えるのだが、よく読めばかなりどろどろな家庭。この作家さんの作風でなければ地雷なエピソードだったかも。
過去と現在を語るのがメインで、受と攻の関係自体は割とさくさくしていた印象。
美人な攻と精悍な受というカプは好みだったが、受がもうちょっと恥ずかしがってくれれば更に好みだったかも。同性と寝ることに関してはハードルが低かった。
この作家さんの既刊11冊の中で半分よりは上の感想。楽しめた。
Hはそれなり。
次も設定次第。
再生物。ホスト25歳×元小説家28歳。年下攻。子供ネタ。受の子供。センシティブ。

2006年06月28日(水)
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