眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・恋の柩:シギナヲコ

ボーイズ小説・恋の柩(ラピスモア文庫)シギナヲコ

高校生の攻2は友人攻1の恋人である受に片思いしていたが…
3Pなので買ってみた。今は後悔している。
受は高校生。両親は幼くして死亡。色素の薄い柔らかそうな肌。白皙。うす茶色の髪。怖いほど綺麗な少年。発育途上。華奢。天才的に頭が良く記憶力もある。
攻1は生徒会書記。父親の会社と受の会社が提携している。幼なじみ。黒い髪黒い瞳。優しげに整った美貌。強い関西弁。
攻2は攻1の親友。生徒会副会長。鋭い双眸。精悍な顔。社交的?
初読み。ボーイズ小説を何冊か読んで思ったが、大雑把に2つに分けるとしたら、1つ目は1本の話を考え、ゴールに向けて同じ調子で積み上げていくものと、もう1つはキャッチーなここ注目のシーンがいくつかあって、そのパーツを取り敢えず数珠繋ぎしていくものになると思っている。天と線。
前者は破綻が少ない代わりに地味で盛り上がりに欠ける事があるし、後者は目を惹き派手な代わりに前後のつながりが矛盾している事がある。私は前者の文章を好んで読むので、後者と同じカテゴリーに入るこの作品には頭を抱えた。
ここでこういう説明がされているのに、どうしてこのキャラはこういう行動をするのかとか、え、いつのまにそんな事態に!? という事が多すぎてストレスがたまった。
考えずに感じれば良いのかも知れないが、地味に積み上げていくのに慣れると、池の中の飛び石のようにぽんぽんと展開する話はつらい。
ついでに、キャラが最初から分かり合っていてキャラの間で波乱が無い。例えば受がある行動をするとして、攻1が分かってるよ。分かってるよ。こういう理由でやったんだねと納得しているとか。3人が分かり合っているのに、私にはさっぱりわからんかったので寂しかった。
作家さんの独りよがりっぽく大げさに見える言葉で、ポエムな雰囲気に見える。
両親が赤ちゃんの時になくなり愛情を知らないので壊れているんだとか受は言うのだが、小さい頃に出会って仲良くしてきた攻1の立場は…と思ってしまった。
HメインにしてはHシーンは少ない方か。キャラの背景をごっそり削って最初から3人で出来ている設定にして、バリエーションを効かせたHのみのほうが楽しめたかも。
当分良いや。
3ぴー。学園物。上級生二人×高一。

2006年02月05日(日)
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