眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・吐息まで罪の色:柊平ハルモ/星さえも見えない夜に:池戸裕子
ワンポイントゼロを観た。
アパートの部屋に届く謎の箱。何も入っていない箱が気になって謎を追う男。みたいなはじまりだった。雰囲気で流しているので意味が分かりにくい。大筋の意味は分かったが、結局男はどうなったんだ? 単館上映のマイナー映画みたいな作りだった。
コーラスを観た。
戦後すぐのフランス。問題児ばかりが集められた全寮制の学校に赴任してくる教師。最初は心をひらかなかった生徒達が合唱を通じて次第に希望を持つようになる。みたいな話。
音楽物と教師物は好きなジャンルだが、これはとても良かった。
合唱の歌が良い。歌う場面以外は、初夏が近づき授業中生徒達が天気の良い外で遊びたくてうずうずしているシーンが好き。
学生時代、授業中の窓から見える外の景色ほど、明るくこちらを誘っているようだったのを思い出した。
教師物は、先生の努力が必ず報われる訳ではなく、報われたとしても世間的に注目され感謝されるほど大きなものではない。ただ数名か数十名の生徒の心に残り、たまに思い出される縁の下の力持ち的な、本当の名誉は個人の心の中に…というところが慎ましくて好きなのかも。
トレトレを買ってみた。
ロマンチカ。6巻まで出ていて、未だ受がちゃんと好きだと言っていないのが驚きだが、相変わらずのどたばた。確かに、照れるのは仕方がないが、もうちょっとたまには攻に優しい顔を見せてあげればいいのにと思わないでもない。
ウサギ父が出てきた。
吉原さんのくされ縁の小説と漫画のコラボが載っていたが、小説部分はどうしてこんなに級数が大きいのだろう。同じく載っていた好きしよコンビの小説より文字が大きい。
樹さんのシリーズは脇カプの話だった。近○そー姦、綺麗攻。カメイさんは相変わらず可愛い話だった。脇にいつもいるこまい生き物が可愛い。今回はスズメだった。
ボーイズ小説・吐息まで罪の色(プラチナ文庫)柊平ハルモ
男娼の受は、インテリヤクザ攻の行方不明の恋人にそっくりで身代わりに抱かれることになるが…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくから悪くないに2歩行く感じ。
受は男娼。新宿で体を売っていた。茶色に染めた髪。可愛い系。
攻は経済ヤクザ。元証券会社勤務で株で資金を増やしている。顧問。理知的で冷たく整った顔。重厚な存在感。鋭い眼。陰のある眼差し。眼鏡攻。
身代わりのつもりで抱かれていたが、本気になっていく話。恋人に似ているが実は…というのが読みたくて買ったのでその点では満足。
一言で言うと、エリートサラリーマンが未成年の高校生に溺れて、未成年略取でつかまり会社を首になりヤクザの世界に堕ちる転落物。
こんなよわよわ(?)な攻は久しぶりに見た気がする。根は真面目だが受を手に入れるためにすっかり身を持ち崩している。一応経済ヤクザになっているのだが、全ては受のため。
ヤクザが出てきても全体的にぬるい。
キャラや展開は嫌いではないが、文庫なだけに話がさくさく進み過ぎ。ノベルの長さでHを削ってキャラの心情をじっくり読みたい。美味しそうなコースを出され2、3口食べては皿を下げられるようなストレスを感じた。
受が成人したら両親に会いに行ってはどうかな。心配していると思うし。
HメインのレーベルなのでHは多い目。
ヤクザ物。男娼物。インテリヤクザ×男娼18歳。身代わり。淫行。身代わり。
ボーイズ小説・星さえも見えない夜に(リーフノベル)池戸裕子
教師の受はカメラマンの攻と大学時代から付き合っている。攻は受に優しいが星が好きで受には入れない世界を持っている。それを寂しいと感じていたが…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は男子校の教師。ほっそりとしている。骨格が華奢。草原で黙々と草をはむ動物のような性格。穏やか。物静かで人と争うのを好まない。エキゾチックな整った美しさ。存在感が薄い。
攻はカメラマン。小さい頃から星が好きで星を撮るためにカメラマンになった。毎晩夜空をみている。無邪気で明るい。社交的で友達が多い。背が高い。大らか。
特に大きな事件があるわけではないが、受が攻に片思いしていて、思いあまって告白し付き合うようになったが、星が好きな攻に疎外感を感じて悩んでいる…みたいな流れ。
別の世界を持つ相手を好きになりすぎると苦労するよん。という内容。最終的には攻も受に歩み寄ってくれるのだが、悪い人は誰も出てこないけれど、すれ違う時はすれ違うのよみたいな。
私がこの作家さんを好きになった集大成みたいな作品だったのでこの感想。当て馬キャラも出てくるが当て馬もいい人だった。
攻の目が見えなくなる理由は少し弱いと思った。しかし失明ぐらいのダメージがないと、攻は受の事を考えないのか。
この作家さんはよく、どちらかがもう片方の全てを包み込むような度量の深い性格になるが、今回は受がそうだった。攻は無邪気過ぎる。
付き合って2年目設定だったが、ずっとキス止まりで受が誘ってようやくHする。初々しいが、夜は天体観測でほったらかしにされている受が本気で可哀想だった。
これからもお幸せに。
次も設定次第。
社会人物。しっとり。穏やか。センシティブ。星。天体観測。写真。カメラマン×教師。23歳同士のカプ。高校時代からの知り合い。プラネタリウム。
2005年12月24日(土)
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