眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 7月の青田買い

7月の青田買い

雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。

FirstLove(2005年ビーボーイ8月号)佐橋埜子
研修期間新人の攻の教育係になった先輩受。一緒に仕事をする内に互いが気になり…みたいな話。後輩22歳×先輩26歳ぐらい。
第22回ビブロス新人大賞参考作品らしい。今一つ。
言葉の言い回しがたまにひっかかる。作文までは行かないけど、文章に膨らみが少ない。キャラに思い入れが出来なかった。
攻はまだ好感が持てたのだが、受はあまり。女の扱いが良くない。取り敢えず様子見。

霞の下に恋は薫る(2005年ビーボーイ8月号)桂生青依
後日。

幸せの記念日(2005年花丸初夏号)波奈海月
ファッション専門学校の卒業制作でウエディングドレスを造ることになった受は、その発想のモデルとなった同じ学校のスタイリスト科の攻に片思いして…
第50回花丸新人賞奨励賞受賞。同い年カプ。普通。文や展開は稚拙。美人攻は珍しくてそれがウエディングドレスを着るのは面白いと思った。でもこれといったものは感じないので、好きな作家さんになるかどうかは様子見。

あの日の影(2005年花丸初夏号)魚谷しおり
主任の受の新しい上司は、昔家庭教師をしていた生徒の攻だった。昔一度寝た事で脅迫され無理に関係を結ばされるが…みたいな話。
20代後半×30歳。微妙。初単行本を読んだ後これを読んだのだが、全体的に駆け足過ぎる。受を連れて二人きりになっていきなり攻の言葉責めには笑った。前半は攻に強引にHされ罪悪感に駆られつつみたいな話だったのに、後半いきなり会社の陰謀が出てきて、は? となってしまった。もうちょっと前振りしてほしい。攻はこの陰謀を探るために来たらしいが、そんな事情だったとはさっぱり分からなかった。後半キャラの性格が変わっている気がする。
書き慣れれば話の組み方は分かりやすくなるんだろうか。

瞬きふたつの射程距離(2005年ショコラ9月号)羽野高生
後日。

シネマスクランブル(小説アクア2005年秋号)樫元リツ
亡くなった祖父の持ち物だった古い映画館を引き継いだ受だが、経営不振で映画館は赤字続き。評判だった映画を上映したいと権利元の映画会社に出向くと宣伝部所属の攻が出てきて…みたいな流れ。大手映画会社やり手社員×映画館所有者。可もなく不可もなく。
第一回小説アクア新人賞佳作らしい。選評で何が伝えたいかはっきり分かるが、印象的なエピソードの見せ方が課題とあったが、まさにそんな内容だった。それなりに読みやすく、ほのぼのした雰囲気でゴールまでさっとたどり着けるが、印象に残るシーンが無い。映画ネタは好きなのだが、何か一つこれはと思えるような映画ネタらしい心に残るシーンがあればなと思った。気に入った映画物は必ずそれがある。
取りあえず他の作品も読んでみたい。

離縁屋2(シャレード2005年9月号)毬谷まり
後日。

セクレタリーはセクシーで(シャレード2005年9月号)しみず水都
引退した父親から押しつけられる形で社長に就任した攻に優秀な秘書・受がつけられる。終日張り付かれて何も出来ない状況に次第に苛立ってきて…みたいな話。
第9回新人小説賞選外優秀作らしい。可もなく不可もなく。かな。文章は多少ごつごつしているけど読み慣れれば気にならなくなると思う。ギャグっぽい話でところどころ笑ってしまった。この作家さんならではみたいなものはまだ分からないが、ノリは好き。
シャレに選ばれるコメディ作品はどこか同じ匂いがするような。編集の好みなのか。取り敢えず他の話も読んでみたい。

前より小説の単行本を読むようになったので、雑誌を読む時間が無くなっている。どんどん未読がたまっていくような。

2005年07月31日(日)
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