眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・キスは大事にさりげなく:崎谷はるひ

バーゲンに行ってきた。今回も予算オーバー…。
靴に服に、いくつになっても目の色が変わる。
着なくなった服を整理しないと、いい加減クローゼットに入らないのだが、面倒なのと金額を知っているだけに手が止まる。



ボーイズ小説・キスは大事にさりげなく(ルビー文庫)崎谷はるひ

有名な日本画の巨匠である受の祖父が亡くなり、遺産が払えない受は、代理で弔問に訪れた攻の勧めに従い、美術館に遺作を寄付して攻の家に居候する事になったが…
最近よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は高名な画家の孫。男臭さの無いほっそりとした体。170センチそこそこ。学校を途中でやめそれ以来行ってない。田舎に祖父と二人暮らしで世間知らず。天然。芯は強い。真面目。正しい日本語。言葉使いは丁寧。行儀もいい。恐ろしく美形。純粋。無知。
攻は旧財閥系グループの後継者。均整のとれた体。すばらしく端整な顔立ち。黄金律。切れ長の瞳、目力がある。理知的。涼やか。愛人の子だが本妻の子が無能なため父親に引き取られる。母親は飲んだくれ、亡くなった後引き取られた親戚の家では虐待も受けていた。とても優秀。子会社をいくつか任されている。多忙。ゲイ。
読み始め丁寧に話が進むなと思いつつ読んでいたが、めくってもめくっても話が進まずドキドキしてしまったが、後書きを読むとシリーズになるらしい。なんだ。
今回は、二人が出会って受が東京で攻と暮らす事になり、相手が気になり出し攻に誤解されつつ結局くっつくまで。広げた風呂敷はたためていないが、続刊で畳んで行くみたい。
話のテンポはゆっくりめだが、割と丁寧に進んでいるので、中身がぎゅっとつまっている訳ではないが、すかすかとも思わなかった。骨董の蘊蓄エピソードなども入れつつ、作家さんが好きで書いているように見えた。
このカプは割と好みなので普通に楽しんだ。受の天然ぶりはともかく、攻も一見冷静で突き放しているように見えて密かに苦労性っぽい。ほんのりへたれ攻の香りがくんくん。
Hシーンは何も知らない受に教えつつ1回だけだが、初Hの時の受の感情と感想を微に入りさいに渡り書かれている。喘ぎのバリエーションも豊か。
この作家さんの全部の作品を読んだ訳ではないが、この作品も「海シリーズ」に続いて似たようなテンポに見える。最近出たビーボーイとかでは感じなかったけれど、間延びしているとまでは言わないが、スピード感の無い展開。淡々としているわけでもないし、どう表現すれば良いのか。
微妙にこのテンポに慣れないので、マイ萌え設定でも萌え切れてないのが残念。読み続ければ慣れてくるのか。
次も買ってみる。
絵画。骨董。グループ後継者34歳×青年19歳。遺産。15歳差。


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2005年07月10日(日)
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