眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 2月の青田買い

海猿を見てみた。
漫画を持っていたのだが、話はすっかり忘れていた。仕事までするのかと思ったが、訓練シーンメインで主人公が一人前になるまで。訓練風景も面白かったが、プライベートで羽目を外しているシーンが好き。体育会系のノリは昔懐かしい感じで嫌いではない。しかしパート2はもう決まっているのね。次も見てみたい。
スタッフが本編を見ながら対談する特典映像(?)があり、どのくらい長いのかなーと思いながら見ているとほぼ全編流していた。2回続けて見た気分。長すぎ。たまに映画を自画自賛していたのが何とも。



今月の青田買い

雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。

指先に王子様のキス(ショコラ3月号)国武みらい
帰国子女の受は2年だけ兄弟をやっていた王子・攻の招待を受け11歳まで住んでいた王国にやってきたが…みたいな話。王子16歳×高校生17歳。
新人賞バトル9回目の1つ目。つまらない。王子と兄弟だったという設定は、意外で興味を惹かれたが、それだけ。攻の国に行き陰謀に巻き込まれるのは良いのだが、文章力がないので読んでいてつらい。細かいところも適当。せめて受だけの視点か、ご近所もの(攻と受が日本にいるときをメインとか)だったら良かったのに。

君の運命彼の接吻(ショコラ3月号)羽野高生
新進気鋭の建築デザイナー・攻の祖母の家をリフォームすることになった受の話。同世代。社会人カプ。
つまらない。高校生が背広を着て会話しているような文章。設定は面白いと思ったのだが。
受がリフォーム先の物件を直接見ずに図面を引こうとするのもあれだが、祖母は大病で入院中らしい。だけで納得せず、バリアフリーを考えたり、病気によってはどんな障害が残るかを確かめたりしないのだろうか。2段落ちで祖母の家を見せなかった理由を作るのは良いのだが、突っ込みどころが多い。
ショコラのバトルの攻は、強引傲慢がデフォなのかと思うくらいそれしか出てこない。

離縁屋(シャレード3月号)毬谷まり
女のストーカーに悩まされている受は、人との縁を切る離縁屋の助けを借りることになる。受の恋人役としてAV男優をしていた攻がやって来るが…みたいな話。AV男優23歳×会社員25歳。可もなく不可もなく。
基本は好きな雰囲気の作家さんのようだが、離縁屋自体が便利屋系で萌え職業ではないので今一つ乗り切れない。
受が優しい性格というのを説明するのに、1つくらいその受ならではの良さを書いて欲しかった。お年寄りに席を譲るぐらいではテンプレ過ぎる。ついでに攻も悪い人間ではないのだろうが、もうちょっとキャラの背景を書いてくれた方が親近感が持てたかも。
ストーカーが盗撮している部屋でHする下りは、流石AV男優だけあって面白いと思ったが、その後ストーカーに乗り込まれ、腹立ち紛れに受とHするのは如何なものか。初Hが会社の取引先の女ストーカーの前というのは受が可哀想。
他のキャラがやれば萌えるシチュではあるのだが。このキャラには合わない気がする。
最後はもう少しいちゃいちゃして欲しかったかも。次も読んでみたい。

愛の誓いは無期限有効(ビーボーイ3月号)桂生青依
グループ会社会長の下で働いている攻は、会長の息子が外で作った庶子・受の調査を依頼され…みたいな話。会社員30手前×高校生17歳。普通。
読んだのは2作目。母子家庭で育ち母親を亡くして天涯孤独の薄幸な高校生が、勉強を頑張って健気に生きているところ、格好いい攻がやってきてみたいなシンデレラ話の典型。書き慣れているのは良いのだが、この作家さんならではみたいな部分は分からなかった。最初は見守るというか観察していた攻だが、一線越えると一気に一人で盛り上がっていて、いつのまにそんな心境に…と驚いた。勢いつきすぎて強○ではないが告白しあって初Hは速攻。

レイン・ドロップス(ビーボーイ3月号)志野原ケイ
刑事の攻は殺人事件で捜査に行った病院で、ゆきずりで寝た医者の受と再会するが…みたいな話。
刑事×医者26歳。何ともいえん。
相変わらず独りよがりっぽい一人称述懐ストーリー。前作よりは話が分かった。章タイトル付きで、攻と受が交代で一人称語りするのも何だが、殺し屋の一人称まで入っているのは萎えた。
殺し屋は飛べない飛べないと繰り返すだけでなく、飛ぶ事がなんなのか。どういう意味があるのか、もうちょっと説明して欲しかった。いつまでたっても詳しい説明の無いまま話が進むので、だからお前誰? という気分になってきた。中途半端に出さずに殺し屋の背景や心情ももう少し掘り下げて欲しかった。
出てくるメインキャラも中途半端な説明なので謎が多すぎる。もっと筋をシンプルにして1つ1つを丁寧に書いて欲しい。でないと好感が持てん。
一番よく分からなかったのは、受が先輩医者に無理目にHさせていた理由。最初は無理矢理でも次からは別に脅されているわけでもなし、来いと強く言われてのこのこ出かける理由がよく分からない。
章末や文中に出てくるポエムっぽい文章はやはり苦手。だったが、読んでいる内にJPOPの歌詞のように見えてきて、別の楽しみを見つけてしまいそうだ。
一番最初に読んだ話は期待したのだが、最近とみに主観的というか独りよがりな雰囲気になってきて、設定や筋はともかくキャラに親近感が持てない。何をしているのか分からない。という話ばかり。もうちょっと客観的な文章にしてくれないと分からない。

2005年02月20日(日)
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