眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・春楡館に秘める鍵:和泉桂

引っ越しの目処がついた。新しいところは旧居から車で10分ぐらいなので、休みの日にまとめて残務処理。本の整理で腰をいわしそうになったが、引っ越し日当日から、ふらふらと本屋に出かけ新刊を買ってしまった。

引っ越し記念(?)に低反発枕なるものを買ってみたのだが。寝心地がよく快眠ということで、とても期待して寝てみたのだが。本当に快眠出来るのか。今ひとつな使い心地。慣れれば快眠になるのか。値段分の快眠が欲しい。


ボーイズ小説・春楡館に秘める鍵(シャイノベル)和泉桂

戦前の日本。裕福な家庭の次男として大切に育てられている受は、兄である攻を慕っていたが、攻が米国に留学し4年後帰国した時には、受に冷淡な態度をとるようになっていて…
萌えにくい作家さんだと分かっていたが、近親○姦設定とノリで買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は成金だが資産家の次男。おっとりして大人しい。社交界も苦手。白い肌。綺麗で整った顔立ち。初々しく清廉な色香。華奢な体つき。繊細。頑固な面もある。頭は十人並みより少し上くらい。庭師の優秀な乳兄弟がいる。
攻は頭が良く跡継ぎにふさわしい性格と外見。端正な顔立ち。堂々としている。落ち着いて遊びも慣れている。ずっと受の事が好きだった。
文章やら安心して読めると思うし、好きな兄に邪険にされてえーんを楽しめた。のだが、好みの設定であっても呼吸が合わないと萌えきることが出来ないんだなーということがよく分かった。前からそう感じていたが、起承転結の転の部分。我慢して傷ついていた受が、逃げたりとか切れたりするタイミングが、ここで展開してくれたら一番萌えられるのになーというポイントよりずれているので、本当だったらここまで萌えられるのに。という予想よりいつも低い。
ついでに受が攻に怪我をさせてしまい飛び出した下り。受視点・攻に怪我を負わす→攻視点・気にして無いよーん。→受視点・家出。と続くのだけど、家出の最後の切っ掛けになった怪我を先に攻視点で語られたので、受のせっぱ詰まった感が薄くなり、受に感情移入していたのが第三者の視点に引き戻されてしまった。攻が気にしないのはお約束でよく分かっていても、受の家出の後に出して欲しかったのう。
細かいことが気になったのは、どうしたらもっと萌えられたか色々考えてしまったため。作家さんとの相性なんだろうけど。それでも割と楽しめた。
設定が戦前でまたか? と思ったら、しっかり清かん寺家が出てきて驚いた。あまり別の作品と繋げるのは好みではないが、清かん寺家シリーズに関しては、のさばっている方があの兄弟+父の性格に合っている気がする。
建築家○○という副題はついているが、その建築家が出てきたのはほんの少し。その割りに設定はがっちり固められているので、多分この建築家が建てた家にまつわる人間の愛憎を書いていくつもりなのかも。2月に出る予定の新刊にもこの建築家の副題がついていた。
これを買うかどうかは設定を見て考える。
戦前日本。大正から昭和。華族。建築。義理の兄×弟。10歳差。疑似近そー○姦。

どうでも良いが、清かん寺家のかんの漢字が出ない…

2004年12月19日(日)
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