眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・廻りて憶う陽炎の愛:高槻かのこ
ザ・ビーンズの4号を買ってみた。ビーンズは今マしか読んでいないので、マしか読むところがないのだが。いつか他のシリーズの番外を読めると良いのう。で、マ。
ユーリが来る前、人間と戦っている時代。次男とジュリアが出会う寸前の話。真国のメンバーはわりと色々出てくる。本文は16Pぐらい。つか、中途半端なところで終わっているのだが、続きは載るのだろうか。この号だけで、マのドラマCDの全サに応募できる。…稼いでいるよな角川。
来年はマのドラマCDが3枚出るそうで。2、3、4の本編の裏側で起こっていた話を収録らしい。ただ読解力がないのでよく分からないのだが、1作品で2種類のドラマCDを作るらしい。なんのこっちゃい。パッケージと付録とボーナストラックと値段と販売方法の違う2パターンだそうで。……稼せごうとしているよな角川。ファンなら2種類とも買うと思っているだろう。
まあ、気力が続けば買うけどね。
ボーイズ小説・廻りて憶う陽炎の愛(元気ノベル)高槻かのこ
戦乱の世が終わり新しい王朝がはじまった。大将の息子である受は文武両道に優れ音楽の才能もある。現皇帝・攻の異母弟である青年と幼なじみで恋人同士であったが、宴の夜に攻と出会い…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は大将の息子。高名な学者に師事し政治や戦術に明るい。剣や弓も良く使う。17で初陣に立ったが生来優しい性格で、人を殺すことが苦手。音楽の才能があり、楽士として諸国を回りたいと思っていた。白皙の美貌。しっかりした性格でなかなか本心を見せない。落ち着いて控えめ。
攻は一度簒奪された国を取り返し新しい王朝をひらいたばかり。王者の風格。頭が良く冷静。冷酷な面もある。妻は二人。子供は4人。
元は同人作品らしい。作家さんがこの設定が好きで丁寧に書いていたように見える。が、元はどれぐらいの長さなのか知らないが、ちとダイジェストっぽい。
攻が国を取り戻して受と出会って、異母弟と受の過去があって異母弟から横恋慕して、反乱や天災があって国内を平定して、異母弟が謀反の疑いをかけられて…みたいな話を1冊にしているのだから、駆け足になるのは仕方がないのだろうが、きっとじっくり書けば美味しかったんだろうなーと思えるエピソードが、さくっと終わるのは勿体ないと思った。2,3冊にわけてじっくり書いて欲しかったかも。まあ設定が設定なので、難しいとは思うけど。
なので異母弟と一応恋人だった受が、強引に皇帝・攻に召しあげられ、最初は心を開かなかったが、段々攻に仕えたいと思うようになり、みたいな心境の変化は、視線や雰囲気、無生物投射で流していた部分も多かった。
駆け足の割に萌えたので、だからこそ勿体ないと思ってしまった。攻を選んだ受の運命は割とシビア。なはずなのだが、その過酷さもさくっと流されていた。
最後は一応平和な国になった宮殿での一場面。攻の息子達と仲良く言葉を交わす受のシーンを読んでいて気づいたのだが、攻の子供ネタで重いと感じる場合とそうでない場合の違いは、受の気の持ちようかもしれない。
ボーイズのカプには大まかに2パターンあって、1つは恋愛ものだけあって恋愛感情だけで繋がっている場合。この場合は攻や受が浮気したり結婚出産になった時は、マイナスのエピソードだったり重い雰囲気になる事が多い。
もう1つは受と攻の繋がりが恋愛感情だけでなく、共同作業者や共犯者など公的な部分も共有する(今回であれば一緒に国を作る)同志愛みたいなものもある場合。これなら子供ネタが入っても割とすんなりと受け入れられる。
ようは一応恋愛物なので、受と攻には相手が一番でいて欲しいのだが、恋愛以外の部分で、欠かせない相棒や半身として相手の一番であるなら、別に家庭があっても、この一番の立場を脅かす事がない限り許容できる。のではないかな。上手く言えないが。
なので多分、同じ中華物の「月と茉莉花」はもし続編が出て子供ネタが絡んでくると重く感じるかもしれないが、この話は子供が出てきても重く感じない。むしろ微笑ましい雰囲気だった。
中華ファンタジーが好きなら、読んでみても良いかも。次も買ってみるつもりだが、確か次はリンクスに載るのかな。楽しみにしている。
中華ファンタジー。国盗り物。皇帝×楽士(最後は丞相)。多分5〜10歳差ぐらい? 異母弟死亡。
2004年12月11日(土)
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