眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・あなたのいない夜:池戸裕子/キスしてブラザーv:池戸裕子

両親が帰ってきた。向こうに行っている間、テロが続いていたらしく心配していたのだが、無事だったようだ。仏教国であるタイに住むイスラム教徒が独立運動をしており、仏教徒とイスラム教徒の紛争らしい。来年も行くと言っているのだが大丈夫かい。
まあ国と言っても広いので、事故やテロが起こってもまったく関係ない地域というのも出てくるのだが。そう言えば、昔中国の北に旅行に行った時、帰国後会社の同じ課の人達から「大丈夫? 大丈夫?」と何度も訊かれ、何があったのかと思ったら、私の行った場所でちょうど同じ時期に核実験をしていたらしい。
そんなニュースは向こうで一切流れず、のんびり牛眺めてましたがな。


ボーイズ小説・あなたのいない夜(キャラ文庫)池戸裕子

母親が亡くなり父親が失そうし天涯孤独になった大学生の受は、バイト先の居酒屋で駆け出しのカメラマン・攻と出会う。何度か会う内に告白され、攻の故郷にドライブに行った途中で事故に遭う。目が覚めた攻は受のことを覚えていなくて…
雑誌掲載と続編書き下ろし。よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は母親は病死、父親は失踪で施設に預けられ、奨学金で大学に通う。明るく前向き。穏やかで優しい性格。顔は整っている。
攻は駆け出しのカメラマン。風景画が撮りたいと思っている。良く喋り相手の話を良く聞き喜怒哀楽がはっきりしている。仕事に真面目に取り組み、時に理想と違うことで悩む事もある。真面目な性格。まっすぐ。優しい。お人好し。
カプはこの作家さんの書くほぼデフォ。ただ受は昔の男を心に持たずに攻が最初の男。攻は珍しく過去の恋人がいる。
表題は、記憶喪失になった攻が昔の恋人の事しか覚えて居ずに、昔の恋人も攻の事が忘れられず受は泣く泣く一度身をひくが…みたいな流れ。忘れられて悲しむ受は楽しめたが、昔の恋人もなかなか良い人物で、有為曲折後元鞘に戻った瞬間、舞台から退場しているのがちと可哀想だった。
もうちょっとフォローがあっても良いのにと思った。
続編は受の失踪した父親を知る人物が現れて…みたいな話。これも今ひとつ後味が悪い。キャラの性格が悪いとかではなく、すっきりしないというか。
萌える部分もあったが、萎える部分もあった感じ。
次もまた買ってみる。
カメラマン23歳×大学生20歳。記憶喪失。攻に過去の恋人。シリアス。


ボーイズ小説・キスしてブラザーv(パレット文庫)池戸裕子

新入生の受が入学した全寮制のエリート男子校には、新入生の学校生活を助けるブラザー制度があり、受には寮長で3年の上級生がついた。上級生にはそっくりの双子の兄・攻がいて新しい生活がはじまるが…
大概買っている作家さんなの新刊なので買ってみた。微妙。
受は一人っ子で過保護な家庭に育ち一念発起して寮のある高校に入る。可愛い系。前向き。素直。
攻は双子の兄。風紀委員。構内の有名人。眼鏡。
個人的に挿し絵の出来にはあまり左右されないと思っている。好みでない絵柄でも頭の中で処理して話に集中しようとしているが、今回はかなり大変だった。絵柄は綺麗な線だと思うし、別に好きでも嫌いでもないのだが、このレーターさんがキャラで描いていた漫画のノベライズを読んでいるような気分になり、設定がごっちゃになった。影響力が強い。
話的にはおぼこい受が上級生の強引なアプローチに流されてくっつくみたいな話。表紙は攻顔二人と受顔一人だったので一瞬だけ3Pを期待したが、もちろんそんなことは全然無かった。がっくり。作家さんが作家さんだから仕方がないが。
次も多分買っている。
学園物。高三×高一。ほのぼの。

2004年12月10日(金)
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