眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・恋愛小説のように:春原いずみ
ボーイズ小説・恋愛小説のように(キャラ文庫)春原いずみ
美大に入ったばかりの受が高校の頃に宿題で書いた小説が文学賞を受賞する。次の小説を依頼され、幼なじみで画家の攻に相談し小説を書き続けることにするが、受賞した作品が映画化され身の回りが急激に変化して…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は大学教授で純文学作家の父親と大きな屋敷に二人暮らし。アイドルばりの整った顔立ちで周りからも愛されている。幼なじみの攻の影響で美大を目指し一浪する。絵より小説が上手。
攻は大学教授の父親が亡くなり、父親の知り合いである受の父親に、一時世話になった。穏やかで落ち着いた雰囲気。彫刻のように端正に整った顔立ち。実力のある有名な画家になった。
端的に言うと受の自分探しの話。攻の影響で絵が描きたいと思っているが、ひょんな事で書いた小説が賞を貰い映画化までされる。やりたい絵は認められず片手間に書いた小説は驚くほど持ち上げられ、自分は何がしたいか悩む。悩んでいるうちに攻との関係も不確かになり映画の撮影を通して何かに気づき前に進む。
最初の方、映画化ぐらいまでは楽しく読んでいたのだが、段々受は何をしたいのか、何を悩んでいるのか、どんな結論を出したのかよく分からなくなってきた。客観性が薄れて独りよがりっぽくなり、説明不足のままどんどん進んでいくように見えたというか。なので折角の山場も盛り上がる受を後目においてけぼり。文章末をポエムっぽい文で締められさらに受の背中が遠くに。もうちょっと説明をいれてくれんとよう分からん。
攻キャラは好みなのだが、ずっと蚊帳の外で受が一人で誤解して悩んで解決して攻の所に行くので、あまり二人の関わり合いが読めない。どちらかというと、攻の身代わりになり受にHを教えてヤリまくっていた俳優の方がよほど攻っぽかった。その俳優や他の脇キャラもいい味出しているが、攻の良さやすごさをもう少し際だたせてくれないと、誰が相手役なのか分からなくなる。
話の設定もキャラも好きだったのに、どうも全体的にぼやけた感想。それにしてもこの作家さんも微妙なところで合わないのか。勿体ない。
また設定が合えば買ってみる。
幼なじみの画家×美大生小説家20歳ぐらい。10歳ほど離れている。成長物。初Hは攻ではない。映画。海外。絵画。小説。
2004年11月29日(月)
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