眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 10月の青田買い

ビブのエビスのドラマCDを買ってみた。岩本さんの小説カプ。おまけの小説がつくのでオフィ通。おまけは受が攻の誕生日に奮闘する話。20P。それなりに可愛い。
メインカプは苦手声でなかったが、別カプの社長×バイトのバイト声は駄目かもしれない。あの声で喘がれると妙に申し訳ない気分になってしまう。
攻の声は受でもいけそう。微妙に思っていた声と違ったが、聴いている内に慣れた。本編はともかく番外でギャグのショートコントが入っていて、こういうノリが苦手なので聴いていて辛かった。寒い。



今月の青田買い


雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。

砂漠の恋人(ショコラ11月号)志水菫
通訳者である受は砂漠の国からやって来た王子・攻に気に入られ強引に砂漠の国に連れて行かれ…みたいな話。24×28ぐらい。
これだけ書けば他の砂漠物と同じなのだが、通訳と風力発電を出したところは新しめ。他の作品とどこが違うか書いた方が早い砂漠物。パターン化していてこれといった物が無く、あまり面白くなかった。エピソードとエピソードの間が切れていてキャラの心情についていけなかった。メインキャラにあまり好感が持てない。

イヤと言えない(ショコラ11月号)水杜サトル
コンシェルジュの受が上客の外国人・攻にスイートに拉致られやりまくられくっつく話。
8回目バトルの一人。つまらない。無理矢理やられていつの間にか攻が好きになっている受。展開の早さにびっくりする。もうちょっとキャラの心情の流れを丁寧に書いてくれないと分からない。

御曹司は薔薇に恋する(ショコラ11月号)綾羽優
青薔薇を研究している受は、新しく所長になった攻に研究を続けても良い代わりに抱かれるようになり、いつのまにやら好きになっている話。
8回目バトルの一人。つまらない。大筋は好みなのだが、細かいところが駄目。キャラの書き込みが薄く、エピソードのつなぎ目がぶちぎれて、心情の変化が唐突。受はいつのまにあんなに攻が好きになっていたのか、さっぱり理解できなかった。

月にむらくも、恋嵐(小説ビボーイ11月号)玉木ゆら
娼館で働く受はみそっかすの男娼。客がなかなかつかずに解雇されるのではないかと怯えている。数少ない常連の攻は謎の人物で…みたいな話。
もうちょっと書きようがあると思うのだがこんな感じ。新人努力賞らしい。
悪くない。和風時代物や男娼ネタは好みでないが、それをおしてもそれなりに楽しめた。受が元気で可愛い。娼館ものなのにラブは少ないめ。事件が起こり解決するまで脇のエピソードはしっかりある。それなりに書き慣れており読みやすいが、好きな時代・設定だから上手く書けたパターンかもしれない。他の話も読んでみたい。

めまぐるしくめくるめく(小説ビボーイ11月号)桂生青依
とある国の大使の息子である受は、祭りの日に怪しい男に襲われるのを行きずりの旅行者である攻に助けてもらう。その後攻は受の家に居候することになるが…みたいな話。旅行者28歳×学生16歳。
普通。期待の新人デビューらしい。いつのまに。別PNで投稿していなければ、割と短期間でデビューが決まったのね。
エピソードが短くさっさと進む感じ。書き慣れている。受にも攻にも思い入れが出来なかったので、そのまま終わった感じ。悪くないかわりに良くもない。

君は愛に途惑う(小説ビボーイ11月号)小島義美
クラス会で久しぶりに再会した受と攻。中学時代攻に告白された事が周囲にばれ、攻が苛めにあっていた時に助けられなかった負い目から、会いたいと再度誘われ断れず…みたいな話。
27歳同士カプ。感想は前作と似たような物。割とシャレにならないエピソードが横たわり重い雰囲気で終始する。少し往年のズネくさい。読む人を選ぶ感じ。今回も萌えるというわけではないが、気になる存在ではある。
攻がよわよわ。中学時代は受から助けてもらい、何となく結婚して浮気して離婚して、受の弱みにつけ込んで強引に寝て不安になって受に別の男を紹介する。
酷い男なのだが、ここまで来るとどこまでやるのか反対に興味が出た。次も載るらしいので読んでみる。

週末の呪文(小説ラキア秋)井ノ原葵
経理部主任の受は上司の娘と婚約したが、体の関係になれずに、はずみで別の部の後輩と寝てしまう。時限でセフレ関係になったが…みたいな話。営業部ホープ24歳×主任26歳。
可もなく不可もなく。よくある設定でコレと言った印象に残る物ではないが、文章は書き慣れているっぽい。
全体的に駆け足で余韻が無く、終わりの部分は特に急すぎた。が、ページが短いので仕方がないのかもしれない。好き系の雰囲気だが、同じ雰囲気の作家さんは他にも沢山いるので、もう少し何かこれといったものが欲しい。長めの話を読んで確かめたいが、もう雑誌は無くなったのよね。いつかどこかで再会出来たら良いな。

処女薔薇にボンテージを(小説ラキア秋)岬向津院
革職人の攻は怪しい弁護士に依頼され、屋敷に籠もったまま一ヶ月かけて、受のSMボンテージの服を作ることになる。SMの調教を受けるはずの受はうぶで可愛いらしく、付き合う内に次第にひかれていき…みたいな話。23歳×18歳。
悪くないと可もなく不可もなくの間。設定は突拍子もないが、オチはすぐに分かる内容。文章は書き慣れているっぽい。受が可愛かった。もう少し受の背景も知りたかったが、視点と展開で仕方がなかったのか。続編付きの単行本なら少し読んでみたいと思った。
この作家さんも他の話が読んでみたい。雑誌の最後の最後で勿体ないとは思った。

天使の羽がついていた(小説ラキア秋)夜光花
高校生の受はいつも守ってくれていた幼なじみに恋人が出来たのを切っ掛けに自立しようと頑張るが、1年ダブった同じくラスの攻めと親しくなり…みたいな話。高校生カプ。可もなく不可もなく。単行本初読みでこれが2作目。普通の可愛い系のほのぼの話。周りから愛されている可愛い受と不良みたいな外見だが、実は優しい攻。
前より読みやすくなっているがそれだけ。それにしてもデビュー単行本に比べえらく傾向が違うので驚いた。色々パターンが書ける作家さんなのか。他の話も試しに読んでみたい。

2004年10月28日(木)
最新 目次 MAIL HOME