眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・白衣を乱す瞳:池戸裕子/最強ラブダイス:池戸裕子

最近ぽつぽつと深夜アニメを見ている。テレビ欄を見ずにチャンネルを回してやっているのを何となく見るのだが、気づけば「遙かなる」は割と見ているかも。
んで「厳窟王」というのをやっていて、やはり何となく見ていたのだが、ふと、伯爵と主人公の少年のイメージ画(?)をネットで見つけて、その瞬間に、激しく萌えてしまった。ぼうぼう。
萌えとは時にちゃっかまん。



ボーイズ小説・白衣を乱す瞳(アイノベル)池戸裕子

昼間カウンセラーをしている受は、同じ病院に勤める眼科医の攻に片思いしつつも、トラウマから逃れるように、夜は会員制クラブの男娼に身をやつす。ある日眺めるだけだった攻から相談があると言われ…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は学生時代、従兄弟に遊びで抱かれ深く傷つく。誰かに愛されたくて誰とでも寝る生活をしていたが、誘われて会員制のクラブに入る。昼間は優しいカウンセラー。患者の痛みを知る優しい性格。綺麗系の顔立ち。だて眼鏡。女もいける。
攻は祖父の代からの眼科医。両親を早くに亡くし弟と二人だったが、その弟も病で亡くす。穏やかで真面目で誠実。前向きで純心。周りに清涼な空気が流れているような感じ。この作家さんのよく書く前向きな攻のほぼデフォ。
いつもは、綺麗系で人見知りするタイプの強気な受を追いかけている攻の立場で書かれるのが多いのだが、今回は同じ構図で受の視点で書かれている。ちょっと新鮮。ついでにこの作家さんの初白衣物らしい。
相変わらず、キャラが相手に夢を持って、少女漫画のようなふわふわとした甘さとぬるさを持つ。
男娼をしているといっても直接入れられている描写はない。そこら辺もぬるい。いや、入れて欲しいわけではないのでそれでもかまわんのだが。
今回はそれが自分の中で良い方に作用したので、安心して読めたという感じ。
受の贔屓の上客である男が、キャラが立っていていい味を出している。オチも取り敢えずひねってあった。一瞬、人間関係を考えたけど。
続編があるなら読んでみたいが、きっと甘いんだろうな。
眼科医×心療内科医。28歳同士。シリアスタッチのほのぼの? 受は夜、クラブの男娼をやっている。トラウマ。



ボーイズ小説・最強ラブダイス(ラバーズ文庫)池戸裕子

両親を亡くし兄と二人暮らしの攻は、毎朝新聞の配達の途中で会う受の姿を見て片思いしていた。ある日偶然に攻が追っていた万引き犯を捕まえてくれた受に愛の告白をしてしまい…
よく買う作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は資産家の息子。両親を亡くして兄と二人きり。兄が好きで(恋愛感情含まず)、気をひくために不登校になったり心配をさせている。極度のブラコン。独り立ちしようとは思っている。兄に海外転勤の話があり一時荒れていた。綺麗系の顔立ち。腕は立つ。
攻は両親を亡くして兄と二人暮らし。小さい頃から家事をしていたので得意。温厚な性格。前向きでひたむき。勤労少年。体つきがしっかりしている。それなりにハンサム。
話が全体的に古くさくて、耐えられないほどではないが、内容にのめりこめなかった。後書きを読むと7年前に作った話らしい。どうりでと思ってしまった。
攻はこの作家さんがよく書く、しっかり者の温厚で受にベタ惚れな攻の典型。この攻は好きなので良かったのだが、受は一見可愛い顔をしているが、家族に寂しさをアピールしたくて不登校や喧嘩をするので、今ひとつ好感が持てなかった。側にいて欲しくないタイプ。
大概の話は1冊の中で大きな山なりになっている感じだが、この話は小さな山が3つぐらい並んでいるような印象。全3冊をエピソード削って1冊におさめたような感じ? 何か事件が起こってそれを解決する仕方が似ているので、全3冊なら気にならない似た解決方も1冊に押し込めると単調で飽きを感じてしまった。キス止まりでHは無し。
学園もの? 高校生18歳×だぶりの高校生19歳。ほぼ攻視点。

2004年10月22日(金)
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