眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・演じる恋、本気のキス:李丘那岐
メロディを買ってみた。
普通の少女漫画を買うのはごっつい久しぶり。OZと「私を月まで」シリーズのために買ったのだが、山田ゆぎが載っていて驚いた。何時の間に。ていうか、前から少女漫画も描いていたのだろうか。
内容はいつもの雰囲気に恋愛以前までの関係を取って付けたような話で、悪くない話だと思うが、やっぱりボーイズの方がいいや。と思ってしまった。
「私を月まで」は小学校の頃から好きだった。竹宮作品は「地球へ」とこれがマイベスト。特に「地球へ」は小4の時にはじめて読んで衝撃を受け、それ以降の漫画人生の基準になった話。人間のアイデンティティというものをはじめて意識した話だった。漫画でわざわざアイデンティティなんぞ感じなくてもと思われるだろうけど。
ともあれ、「私を月まで」も子供世代に入り、ダンとニナの娘の行く末も決まったようだ。
シャレードとショコラも買ってみた。しっかり砂漠ものが1本入っているあたり流石ショコラだと思ってしまった。
シャレードは烏城さんしか読んでいないが順当な話。焦る受に笑ってしまった。ついでに全プレの告知で「キャラクタータイプ」と「実用タイプ」があり実用って何だろうと不思議に思っていたら、本当にロゴだけの実用タイプだった。これで金を取るとはシャレも強気よね。
ボーイズ小説・演じる恋、本気のキス(キルシュノベル)李丘那岐
俳優志望で養成所に通う受は、アパートの取り壊しに伴い新しい住む場所を探している。安い物件がなかなか見つからず成り行きでシェアすることになった相手は、小さい頃苛め高校生の卒業式で別れたきりの幼なじみの攻だったが…
新刊を待っていた作家さんの待望の新刊なので買ってみた。わりと面白かった。
受は寂れた商店街の小さな酒屋の息子だが、俳優になりたくて親と喧嘩して出ていく。バイトしながら養成所に通っている。そこそこの容姿。明るく友達が多い。真っ直ぐでさっぱりとした性格。くよくよ悩まない。前向き。
攻は妾の子。母親が亡くなり地元の名士であった父親の家に引き取られる。昔は苛められていたが、長じてからは一目置かれる青年になる。顔は俳優のように整い華がある。頭が良く口も達者。心から気を許せる相手がいず、受に昔から絡みつきまとっていた。
取り立ててものすごい凝った設定やら内容ではなく、よくあるパターンの地味な話なのだが、文章の呼吸が合うのかキャラが好みなのか、とても楽しめた。
この作家さんの書く受は割とテンプレっぽい。明るく前向きへこたれず落ち込んだり悲しんだりするがひねたところはなく真っ直ぐ。頭をかいぐりかいぐりしたくなる。攻は他でも見る感じがする。
作風も健全っぽいというか。ボーイズに健全ってどういうことかと訊かれそうだが、ペシミスティックな雰囲気はなくさっぱりした少し青春風味な作風。体育会系というか。
なので反面、青くささを感じる時もある。
というわけで、Hシーンはあまりエロっぽくない。
脇キャラも悪くない。読後感は良かったが、最後の最後はやはりちとくさかった。
この作家さんの花丸文庫「天使たち」や「暴走する」が好きで、設定が好みならそれなりに楽しめるのではないか。
その2冊より不良度と青さは下がって、攻の金持ち度は上がっている。
次は何時になるのか知らないが期待している。
大学生20歳×俳優志願21歳。幼なじみ。年下攻。一種の下克上?
この作家さんの本で5冊出ている中では、上記の「天使達」と「暴走する」と今回の本が好み。
昨日の花丸の話ではないけど、この作家さんのデビュー作を雑誌ではじめて読んだ時は、青臭くて古くさくて、もちろん完成度も低くてびっくりしたのだが、それでも主人公の台詞に感じるものがあって、しつこく待っていたら3冊目で個人的当たりが来た。
4冊目も同じ系統の当たりで喜んでいたら、花丸から消えて(?)しまったので、今回の新刊は嬉しかった。また新作が読んでみたい。
2004年09月30日(木)
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