眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
■
■
■
■
■
■
ボーイズ小説・ときめきのソナタ:橘涼香
ぼーいずらぶ小説の書き方を買ってみた。
内容的には、別に投稿したことがなくとも同人やボーイズの世界に数年いれば感じる事を分かりやすく書いてあるだけなので、特に読んで知らなかった・感心したとかいうのはないのだが、あらためて文章で読んだことがなかったので、そうだよねー。と思いながら読めた。
たまにここの感想で、もっとこうして欲しいと愚痴っている内容が、基本の事として書かれていると妙に嬉しいのは、こんなことを思うのは私だけかと考える事もあったからか。でもその基本を忘れずに客観的に書くのが大変なんだろうなと思う。いつか商業デビューして萌えを提供してくれるだろう投稿者の人には頑張って下さいと言いたい。
読んでいてそれなりに楽しかったのだけど。所々に出ている花丸の本が私が殆ど買わない系ばかりで…な気持ちになった。作家は編集が育てるものではなく自分で育つものらしいが、それは分かるんだけれど、育つ場所も提供してくれようと、花丸デビューで見かけなくなった作家さんの事を思いながら突っ込んでしまう。
それにしても、作家を目指すために読んでおけと紹介されていたコーナーにあった小説は、個人の趣味なんだろうな。
ボーイズ小説・ときめきのソナタ(パレット文庫)橘涼香
ウィーンの音楽学院にピアノ留学した受は、寮で寝ているところ侵入者・攻にキスされる。天才歌手でオペラ座で歌った事もある攻に音楽のパートナーになって欲しいと言われ…
新人さんの3冊目。可もなく不可もなく。かな?
受は小さい頃から母親がピアノ教室をしており慣れ親しむ。高一で優秀な義兄をおいて留学が決まる。元気で明るく可愛い系。負けん気は強い。宿題を忘れたりわりと大雑把。攻は代役でオペラ座で歌い有名になる。天才歌手。18歳。晴れやかな笑顔。眼鏡。性格はすれている。
受が留学してパートナーに選ばれ、生活するうちに音楽の楽しさに目覚め攻の秘密を知り乗り越えて、成長していくという話。Hシーンはしっかり入っているが、ボーイズというよりボーイズ要素の濃いジュブナイルみたいな感じ。というか中高向けのぬるく軽いボーイズというか。しっかりきっぱりとしたボーイズを期待すると物足りない気がする。
相変わらず文庫の割に内容量がある気はする。エピソードもそれなりにあるが突っ込みが浅く物足りない。結局それはどういうこと? と思う事も多かった。攻は何でも出来るが年相応というか受と同じく悩むタイプ。突出して出来すぎなキャラはいない。
問題をみんなで分け合って乗り越える展開なので、それをくさいととるか青春ちっくととるかは人によりそう。そこらへんも中高生向け。ある意味このレーベルに合った話。くささはデビュー作よりマシ。
3冊通して読んでみたが、基本の原型みたいなものは同じようだ。それが設定と展開によって、プラスになったりマイナスになったりするのか。これは他の作家さんにも言える事だろうけれど。
少し大げさな文章は浮き世離れした設定では気にならないが、近所の学生同士の恋愛とかならくさくなりそう。次は吸血鬼ものらしいのでどっちに転ぶのか。もうしばらく様子見。
音楽物。留学。寮。先輩・歌手18歳×後輩ピアノ15歳。成長物。
2004年08月07日(土)
≪
≫
最新
目次
MAIL
HOME