眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・君の心に天使の輪:たけうちりうと

デジカメを買った。何を撮るのかというと新居。一応建つ過程を記録しておくのと、実家にメールで添付して進捗状況を知らせるため。後で何が役に立つか分からないので。

「チップス」という漫画を、はじめて見かけたので買ってみた。多分2号目でガッシュ系の漫画雑誌。2号目だけあって作家陣も取り敢えず並べているような雑多な感じがするが、同じく出始めの小説アクアより統一感があるような。比べられるものでもないけど。知った名前も多いが全体的に目をひくものが無い。創刊雑誌の闇鍋的な、「これからどこにいくのー」というドキドキ感も無い。ガッシュが気に入っていれば安心して読める雑誌なのか。
扇さんと藤さんは他でやっていたシリーズも持ってきたっぽい? 思い返せば毎月買っているボーイズ漫画雑誌はビーボーイだけなので、こうして見ると知らない作家さんも多い。新規開拓になれば良いが。



ボーイズ小説・君の心に天使の輪(パレット文庫)たけうちりうと

不思議な青年を軸に、2組のカプの話が書かれている。不思議な青年とは一生の内に一日しか会うことが出来ない。その一日を視点にカプが相手とのことを考え直すみたいな話。
結構買う作家さんなので買ってみた。悪くない。
1話目は、社会に出たてのカメラマンの青年とその青年に目をかけている写真関係の出版社に勤める編集者。カプにはなっていないので受攻の表記は無し。技術はあっても撮る心を知らなかったカメラマンの青年が、不思議な青年と出会ってその片鱗を知る話。
2話目は、小さな企業の研究部門で働く上司・攻と部下・受。専門のことには天才的な才能を発揮するが生活力は皆無な受を公私ともに支えていた攻が、そんな生活が嫌になり受の研究を盗んで別れようとするが…という話。
ファンタジックで不思議な雰囲気が全体に流れている。1日と時間切りなので時間軸を丁寧に書いている感じ。流石この作家さんだけあってそつなくまとまっている。童話系の秀作。ただ小綺麗にまとまりすぎていて、キャラの人間くささが薄く萌えという感じではなかった。クロスノベルの「星霜」と似たような雰囲気。
メインディッシュになる王道な話ではないが、沢山作品を出した作家さんが、こういう話も書けば良い彩りになるという感じ。
こういった寓話的な話がメインで、登場人物は役者が演じているみたいな作りは好みでないが、不思議青年はともかく他のキャラは演じているみたいな雰囲気でなかったのでまだ気にせず読めたのかも。次の巻は明日。

作家さんの自然を愛する気持ちは何となく分かるのだが、例えば、自然破壊が進んでいるというニュースを聞いて、自分でそれに関して出来ることを率先してやるタイプの人が持つ価値観で書く話を、ニュースは聞いても眉をひそめて心を痛めるだけで何も行動しない人が読んでも、十分に同意することは無いんだろうなと、何となく思う。上手く言えないが。
カメラマンの話が特にそう感じた。別に自然大切ーと、声を大きくしている話ではないんだけどね。
不思議系。自然。社会人物。上司×部下。編集とカメラマン。ほのぼの?

2004年07月19日(月)
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