眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・ラジオデイズ:坂井朱生
小説ビーボーイを買ってみた。雑誌を買いすぎている自覚はあるが、たまりすぎ。ひちわさんの話は前に載った話の続編で、これは8月に単行本化するようだ。
最近スーツを扱うエピソードが好きなのだが、今回の話に受が攻のスーツを見立てるエピソードが出てきたので、その部分は割と萌えた。受が攻にコンプレックスを持っていて悶々とするところは好き。攻の家で着ていたスーツがイタリア製の老舗のメーカーで「軽い」のが特徴らしい。ついでにそのメーカーの特徴と受が連れて行く店のイメージが被っており、そんなふうに作るところがらしいと思ってしまった。分かりにくい書き方だが、取り敢えずスーツ店萌え。
ついでに和泉さんも読んでみた。会社社長なヘタレ攻が奴隷が欲しいと呑気で明るい受を飼おうとするが…みたいな話で笑ってしまった。初めは攻の側にいる秘書が奴隷になるのかとウキウキしたのだが、違う事が分かりがっかりした。でもとぼけていて笑えたのでこれでも良いか。攻と受がネットでエスエムグッズを買おうとするシーンがあるのだが、前に暁さんのMがSを育てる話で朝ご飯を食べながら、昨夜のプレイについて反省会をするへぼい(誉めてます)シーンを思い出した。こっちの方に突き抜けてくれんだろうか。無理だと思うけど。
いつもと毛色が変わっている作風。正直この作家さんが書かなくても良いんでは? と思うような話だったが、いつもの作風よりは楽しめたのが何とも。ヘタレ攻が好きだからか。器用な作家さん。
ボーイズ小説・ラジオデイズ(ラキアノベル)坂井朱生
他人の感情の機微を読むのが苦手な高校生の受は、見学に行った大学祭で友達とはぐれ気分を悪くしているところをそこの大学生である攻に助けてもらう。攻はバイトしないかと声をかけてきて…
雑誌掲載の表題と続編書き下ろし。雑誌掲載の時は気に入っていたので買ってみた。可もなく不可もなくと微妙の間。
受は中学まで英才教育機関に通っていたが、その進路で両親が仲違いをしてしまい、普通の高校に通うようになった。今は叔父の部屋に居候中。中学時代までの生活のおかげで友達がなかなか出来ず付き合いが下手。顔は整っている。頭はとても良い。
攻は大きなグループ会社の御曹司。家を継ぎたくなくて一人で生活している。整っているがクセのある顔立ち。芸能人のよう。短髪を金に染めている。6人兄弟の真ん中。バイ。
特に萌えも無く雑誌で読み続けていた作家さんなのだが、「奇跡のバランス」ではじめて萌えて気にするようになった。いくつか読んでみたが、そこそこ甲斐性があって世慣れた攻と世間ずれしていなくて人気者というほどでなく数人の友人がいるような性格で少し頑固な受というパターンが多いような。好みのカプなのか。
これも雑誌の時にはそこそこ面白いと思って読んでいたのだが、今回微妙になったのは、続編の書き下ろし。どうもこの作家さんの書く、この話以外にも兄弟話があるよんと臭わせている作品は好みでない。これも攻の背景が複雑そうで実際雑誌で攻の弟が出てくる話が載っているので、そこらへんが微妙な気分になったというか。
別にリンクしている話が嫌いなのではなく、その話だけしか読んでいない人に説明不足のままエピソードが続くのがひっかかるというか。この作中でもあったが、外で友達と二人で話している時に、その友達の知り合いがやって来て、私には分からない話で目の前で盛り上がられてほっとかれると、しらけた気分になってしまう。この作家さんのリンクものを読んでいると同じ気分になる。
続編でも攻のお家騒動のさわりみたいなものが出てくるのだが、受は蚊帳の外。終わった後で攻が「ほっといてごめんなー」と謝っているが、二人で解決してくれよ。解決しないまでも二人でなんとかしてほしい。
受の家庭の事情もまったく変わっていないのに、もっとそっちの話をした方が良いのではないか? と思ってしまった。起承転結を読んだ後のカタルシスが薄い。全部の話を追いかけたら、それなりに壮大な話になるのかもしれないが、追いかける気にはあまりなれない。攻の弟の話も単行本化されるかもしれないが、買わない気がする。気がそがれた。全体的に悪い話ではないとは思うけど。
次は読み切りで設定が合えば買ってみる。
後レーターさん。嫌いではないし漫画も良く買っている方だと思うが、存在感があるというか、この話の読み始めこのレーターさんの描くシリーズのような気分が拭えなかった。食われている。
大学生×高校生17,18歳。連作? 攻に過去の恋人有り。
2004年07月15日(木)
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