眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・俺達のストライクゾーン:橘涼香

ボーイズ小説・俺達のストライクゾーン(パレット文庫)橘涼香

父親の都合で転校したキャッチャーは、そこの高校の弱小野球部に入る。2年になった時、アメリカ帰りのピッチャーが転校してきて二人で甲子園を目指すが…
というわけで、2冊目が気に入った作家さんのデビュー作。作家さんに興味がわいたので買ってみた。つらかった。
キス止まりなので受攻表記は無し。でも多分キャッチャーが攻。
キャッチャーは中学時代野球で活躍していたが、父親の都合で田舎の牧歌的な高校に入学。野球は上手い。野球の下手なナインを指導する。ワイルド系。ハンサム。面倒見が良い。ピッチャーに片思いしている。ピッチャーはアメリカ帰り。野球が上手い。髪は野球部員にしては長い目。調子良く愛想も良い。人気者。顔も整っているので女の子から人気がある。家庭に暗い過去がある。
バッテリーが二年の時に出会って3年で甲子園出場を決めるまでの話を軸に、キャッチャーがピッチャーを好きになりくっつく(?)までがメイン。
中学校時代に読めば、或いはそれなりに面白いと思えたかも。古くさいテイストの文章とエピソード。今更読むと、こっ恥ずかしくてごろごろしてしまう。甲子園を目指す青少年の明るさが現代と合わずに浮いていて、時代設定が20年前なら我慢できそうなのだが、きっと現代なんだろうな。文章は「使い古された」のではなく「古くさい」。前者は我慢できるが、後者がこれほど読むのがつらいとは思わなかった。作家さんが書きたいと気負っているのは、何となく分かるんだけど。
前に読んだ砂漠物は、ありえん世界のファンタジーみたいなもので三人称だったから気にならなかったが、現代物一人称は鬼門かもしれない。
作家さんの作風によって、現代物が合っているとか、ファンタジーがはまっているとか得意(?)分野があると思うが、この作家さんも場合は大仰な設定の方が合っているのか、それとも単純に1冊目より2冊目に腕が上がっているのか。取り敢えず3冊目を読んで判断してみる。
野球部。甲子園。同級生カプ。高二から高三までの話。キス止まり。キャッチャー視点。

2004年07月14日(水)
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