眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
■
■
■
■
■
■
ボーイズ小説・灼熱の夜に抱かれて:橘かおる/いつわりの甘い囁き:橘かおる
ボーイズ小説・灼熱の夜に抱かれて(プラチナ文庫)橘かおる
砂漠の国の発掘作業に来ていた受は、発掘品を盗む盗賊に連れて行かれる。危ういところを攻に助けられ、恋心を感じるようになるが…
ふと砂漠物が読んでみたくなったので買ってみた。悪くない。
受は大学教授の助手。発掘隊にはいっている。綺麗な顔立ち。なめらかな肌。気が強くプライドもある。真面目。攻は元イギリス統治を受けていた砂漠の国の国王の叔父。元々は王位を継承できるはずだった。精悍な顔立ちで王族の風格。若い国王に代わって国政も担っている。広い視野を持ち強引だが大人な性格。
砂漠物の一つなのだが、受が後宮に押し込められて攻にやりまくられていない。この攻はわりに常識のある人間で、受の意向を汲んでいるので嫌がれば無理強いしていない。全部の砂漠物を読んだ訳ではないが、砂漠物ではこういうパターンは初めてみたかも。
砂漠物なのに石油が出てないので、財政が厳しく攻が苦労している。イギリスから独立したばかりで政情が安定していなくてきな臭い勢力がある。
一番他の作品と違うと思ったのは、最期に受が攻の裏をかきいっぱい食わせた事かも。こんなところで感心している場合でも無いのだが。
リーフから出ているこの作家さんの作品は読んでいないのだが、この作品はリーフの砂漠シリーズとリンクしているらしい。そっちのキャラが何人か出てきた。リーフのほうも同じような雰囲気なら読んでみたいのだが。どうなんだろう。
前半ゆっくりめに立ち上がるのに、オチの部分が駆け足なのが残念だった。オチになるおおもとの事件は解決していないし、攻の背景もまったく出ていないので、続編が出るのかも知れない。
砂漠物。砂漠の国の国王の叔父30代ぐらい?×発掘調査員25歳。
ボーイズ小説・いつわりの甘い囁き(リーフノベル)橘かおる
生活費を稼ぐためにコンビニでバイトし奨学金で大学に通う受は、ひょんなところを会社員で現在大学に入り直している攻に助けてもらう。アパートの隣りに越してきた攻と親しくなる内に…
上記の砂漠物を買う前に新刊で並んでいたこれのあらすじ読み、パテントの話かと思って買っていた。悪くない。
受は普通の家庭で育った大学生。奨学金をもらいバイトで生活費を稼ぐ。真面目で前向き。専門課程の実験中、素晴らしい発見をしてその研究を続けている。容姿は整っている。背丈は169センチ。ひ弱まではいかないが体力には自信がない。攻は電機グループの後継者。会社で詐欺に巻き込まれ反省して法学部に入り直して会社に行く傍ら大学に通っている。スーツの似合う威圧感のある雰囲気。女にもてそうな容姿。手際が良く頼りがいもある。
パテントが全面的に出てくるのかと思ったがそうではなかった。
攻が法学部に入り直した理由が今ひとつ。普通に会社で働きながらダブルスクールに通うか、司法試験を受ける人用の家庭教師でも雇えばいいのにとは思った。確か法律専門の講師はいたはず。ついでに攻が詐欺にあった事件も中途半端に説明されている感じ。ついでに攻が受を本当に好きだと自覚する部分は、これまでのことに比べてあっさりしていたような。それ以外は普通に楽しめた。
主要キャラの性格は悪くない。読後感も良い。受は前向きではっきりしていて最期のオチの部分はなかなか男前で良いと思ったが、攻はわりとヘタレだった。
受の発見を手に入れるため親に言われたとはいえ、自ら潜入して姑息な工作をしているところなんかアメリカンコミックの悪役のよう。家内制手工業・マニュファクチャーすぎて笑えてしまい憎めなかった。
上の砂漠物も雰囲気が似ている。こういう作風なんだろうか。それなら割と好きかも。他の既刊も買ってみよう。
グループの後継者20代半ば?×大学生22or21歳。一種の陰謀。特許。ほのぼの。
2作続けて読んで共通していると思ったのは、前半はゆったりと立ち上がっているが、後半のオチに関する事件は有耶無耶に流されている感じ。受が頑張って攻にあっと言わせている。受>攻な感じなのは好み。全体的にほのぼのとして少しドメスティック。結局この雰囲気が好みなのかも。
2004年06月12日(土)
≪
≫
最新
目次
MAIL
HOME