眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
■
■
■
■
■
■
ボーイズ小説・エゴイストハザード:今泉まさ子/したたかに甘い感傷:坂井朱生/君に捧げる求愛:高岡ミズミ
ボーイズ小説・エゴイストハザード(ラキアノベル)今泉まさ子
社長が入院し、甥である米国育ちの副社長・攻がやって来た。秘書室の秘書達が軒並み追い出され、有能な受が秘書につくことになったが…
設定と挿し絵にひかれて買ってみた。今ひとつ。
受は有能な秘書。綺麗系の顔。昔恋人だった男に裏切られた過去がある。負けん気が強い。仕事は真面目。攻は一族の甥。米国育ちの外国の血が混じっているような外見。体格がよく顔も良い。強引な性格。立派な学歴。
この作家さんは、4、5冊ほど読んでみたが感想はほぼ同じ。キャラがぱっとしない。微妙にキャラの性格設定と言動が一致しなくて釈然としないというか。本を放り出して怒るほどではないのだが、読んでいて違和感が残るというか、首を傾げたまま終わるというか。折角楽しみながら読んでいたのに、ん? 何で? まいいか。ん? また、何で? の細かい疑問が積もっていく感じ。ここまで続けば、作家さんの作るキャラと合わないのだなと分かる。設定や話は面白そうだと思えるので残念。
昔の男にはめられて無理矢理されそうになった受を見て、他人にやらせるなら俺にもやらせろと攻が強引にHして、惰性で続いてしまい、好かれてないけど抱かれてるんだよなーと受が悩み最期は誤解が解けてという話。
攻は今ひとつ器が大きい気がしない。受をどう思っているのかも伝わってこない。受も何がしたいのか今ひとつ分からない。つまらなくて放り投げるという感じでは無いのだが、全体的に心に釈然としないものが残る読後感。展開が変わるところでうまくピンがとまっていないみたいな感じ? うまく言えない。
リーマン物。副社長20代半ば×秘書20代後半。
ボーイズ小説・したたかに甘い感傷(ラキアノベル)坂井朱生
大学生になったばかりの受は、社会人の兄と二人暮らし。バイト絡みで、同じ大学の先輩である攻に相談しろと兄に言われる。実家の旅館が経営に行き詰まった時に仲立ちした弁護士の息子である攻が嫌いな受は嫌々相談するが…
最近よく買っていて設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は元旅館の次男。経営不振で旅館を手放す。童顔で可愛い。真面目で頑固。ブラコン。大学進学に合わせて兄の下宿に居候させてもらう。攻は弁護士の息子。自身もその跡を継ぐ予定。2年の海外留学経験有り。ハンサムで学内でも人気者。目立つ。話題(?)のサークルに所属している。受には優しいが、興味の無い人間には冷たい。
「奇跡のバランス」「不純物100%」と同じような力関係のカプ。攻はまだ学生で金にあかせることは出来ないけど。好のみのカプなので楽しめるかと思ったのだが、今ひとつのめれなかった。特に何がどう悪いとかは思わなかったのだけれど、敢えて言えば、作家さんの書き慣れた設定で、好むカプをさらっと料理した仕上がりになっており、「ここ注目」みたいな力の入った部分が見られなかったからかも。流れるように書かれていたので、流れるように読んで終わった。
後は、攻の所属するサークルが別ネタでも出てきそうで、知らないワールドを作られると少しひく。気のせいかも知れないがどうも思わせぶりなのよね。
次も設定が好みなら買ってみるつもり。
一応大学生物? 大学3年生23歳(2年海外留学)×新入生18歳。ほのぼの。兄にも男の恋人有り。
ボーイズ小説・君に捧げる求愛(ビボーイノベル)高岡ミズミ
バイトの仕事中花を届けたホテルで襲われそうになったところを野球選手の攻に助けられた受は、攻に請われて日本滞在中攻と行動をともにする。しかし、攻がメジャーリーガーでフリーターである自分と住む世界が違いすぎると痛感し攻の元から去るが…
表題と続編。この作家さんはたまに買っているし、雑誌掲載の時は駄目だったが、ノベルになると読める場合があるかもと買ってみた。振り落とされそう。
この作家さんの書く話は出来上がるとバカップルになるパターンが多いが、これは出来上がる前からバカップルだった。出会ってすぐに受が恋愛のヒロインになってしまい、感情が大盛り上がりに盛り上がっている。キャラに感情移入する前にこうなると追いつけない。マラソン大会で一緒に走ろうねーと約束した相手に、スタートしていきなりダッシュまかされた感じ。ええーと思いつつ背中を追うが早すぎて追いつけない。
50P目ぐらいで20Pに渡る長いHをした後で出来上がった後は、攻が「ハニー」だの「ベイビー」だの甘さ全開。衆人観衆の前だろうが何だろうがBGMがかかって二人の世界。いきなりHをはじめるので側に居たはずの人はどこにいるんだっけと、読み返すこともしばしば。ここまでかっ飛んだ話を書く作家さんだったのか。段々笑えてきて最期は呼吸困難になりそうだった。
カプの話はともかく、もう少し話を丁寧に書いてくれないものか。受がホテルで攻と出会い、そのまま花屋のバイトを辞めて攻についていくのは、いくらバイトでも好感度が下がる。貧乏なわりに何故か一度も使った事のないパスポートを持っているし。カプの間の問題を提起しても、解決してないまま寝技に持ち込まれて有耶無耶になっているし、やっつけで書かれているような印象が拭えない。大リーガーを書きたいと勢い込んでいた割に、野球部分に力が入っているようには見えなかった。
兄弟編というか別カプの話もあるのだが、単行本が出るまでこの本を持っておこうか真剣に悩む。
メジャーリーグもの。花形野球選手28歳×フリーター23歳。ラブラブバカップル。攻の過去の恋人。
2004年05月08日(土)
≪
≫
最新
目次
MAIL
HOME