眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ漫画小説・YEBISUセレブリティーズ: 岩本薫(不破慎理)/何でやねん!:久我有加
ボーイズ漫画・YEBISEセレブリティーズ(ビブロスコミック)不破慎理(岩本薫)
恵比寿にあるデザイン事務所でおこる数々の恋愛物を、小説家と漫画家によってかかれていく連作の漫画単行本1冊目。
今回は、デザイン事務所のゲイのボス34歳×バイトの専門学校生23歳と世界的モデル21歳×グラフィックデザイナー24歳。巻末書き下ろし小説4Pでグラフィックデザイナー26歳×アートディレクター27歳。
ビブロスの話は時に無駄に派手できらびやかなイメージがあるが、その雰囲気がいかんなく発揮されているコラボ作品な気がする。派手な設定でハイソな雰囲気。大ゴマでの決めポーズを見ていると背中がかゆくなり笑いそうになるが、どうよ? とここまで堂々と全面に押し出されるのを見せつけられれば、反対に楽しくなってくる。とてもビブロスらしい作品。これは作家さんの個性を楽しむというより、総合的なコラボを楽しむものだと思う。どこまでも黄金の道を歩いている。
設定やカプは人気のありそうなのをピックアップして、いくつかのパターンにわけてかかれていく感じで、これからも人気が続けば色々なパターンのカプが見られるのではないかな。
今月に小説版も出るのでそっちも買うつもり。ドラマCDも出るらしいのだが、通販特典が書き下ろし小説がつくので、一緒になって踊る予定。
デザイン事務所。連作。漫画と小説のコラボ。
ボーイズ小説・YEBISUセレブリティーズ(ビボーイノベル) 岩本薫(不破慎理)
恵比寿にあるデザイン事務所でおこる数々の恋愛物を、小説家と漫画家によってかかれていく連作の小説単行本1冊目。今回はグラフィックデザイナー26歳×アートディレクター27歳がメインの小説。小説は2本入っているのだが、2本目が書き下ろしなのか憶えていない。初出が書かれていないので分からなかった。デザイン事務所のゲイのボス34歳×バイトの専門学校生23歳の書き下ろし漫画も4Pついている。
前回の漫画ではキャラ描写をすっかり忘れていた。受はプライドが高く仕事に妥協を許さない。丁寧で粘り強い仕事をする。気が強く人付き合いが上手くない。恋人を持った事がない。眼鏡。攻にコンプレックスを持っている。攻は有名人の家族を持ち、何でもスマートにこなせる。女関係が派手で私生活も華やか。王子様のような外見。付き合っている相手にはまめ。
最初は受が同じ事務所にいる攻に反発していたが、仕事を助けてもらったのが切っ掛けでうっかり寝るようになり次第にひかれていくという話。
漫画の時ほど話にくささを感じないのは視覚の差か。どうせやるなら中途半端ではなく、読んでいる人間が恥ずかしくてひーひー言うぐらいにやってくれた方が楽しめるかも。そういう意味でははまっている。
強いクセのある作家さんではないと思っているが、話合いで話を作っていただけあって、いつもより読みやすいというか(普段も決して読みにくいわけではないのだが)入りやすく取っ付きやすい雰囲気になっている気がする。中華料理ではなく中華風料理になっているようなもの?
話の内容は相変わらず黄金の道がしかれているが、欲しいところに手が届くような展開に楽しんで読めた。この話はコラボ全部をひっくりめて「面白い」という感想。次も楽しみにしている。漫画と小説の表紙を揃えているのが好き。せっかくなので、こういう時にしかできない事をやってほしい。
それにしてもこの話、受が嫌々いいつつ攻を好きになり、揉めても自分から連絡を取らずに待っていれば、攻がやって来て好き好き言ってくれるところも黄金の道。もっとアクティブな受だと思っていたけれど、最期まで攻が折れてくれるのを待っていた。
デザイン事務所。連作。漫画と小説のコラボ。
ボーイズ小説・何でやねん!(ディアプラス文庫)久我有加
受は高校入学以来、毎日攻に漫才の相方になろうと誘われている。人に笑われるのが大嫌いで相方になるつもりは無かったが、しつこさに負け次第に攻に興味がわいてくる。そんなおり、笑われる事が嫌いになった原因である少女と再会し…
表題とその続編。その後の書き下ろしの計3本。雑誌掲載時から気に入っていたので買ってみた。面白かった。
受は綺麗系の顔。上の下ぐらいの成績。気が強いが脆いところもある。昔関西弁がおかしいと笑われいじめられた経験から笑われるのが嫌い。克服のためキックボクシングを習っており、プロに誘われるぐらいの強さ。攻はそこそこの家庭。文系が得意で顔はハンサム。妹が一人。お調子者でクラスの人気者。将来漫才をやりたいと思っている。理想の相方・受を見つけてしつこく食い下がる。
私の大好きなしっかり者の受とヘタレ攻の典型的なカプで美味しく頂いた。
受の方がしっかりしていて喧嘩になれば強い。思わず攻のあばらにヒビをいかせたりしている。攻は普段はした手に出てへらへらと笑っているが、ここ一番では受を守るしポリシーを貫く。優しくて将来いい男になりそう。こういうヘタレ攻なら好み。浪花節が似合うカプ。
最初の話は受の過去話。小学生の時に東京で受けたイジメを克服する話で、次は攻の実家の話。攻が漫才をしたいと思った動機や妹との確執が書かれている。脇キャラもいい味出している。妹はワガママで可愛いし、攻の幼なじみである、実は何でも知ってるよんと暖かい目で見守っている老獪な親友とその弟も個性がある。特に親友の弟。3歳の時から攻の妹が好きで、小学生にも関わらず「俺が一番お前のこと好きなんだから、俺にしとけ」と妹を口説いている。将来が末恐ろしいというか楽しみな男。この作品での男前度は、親友の弟>受>親友>攻だと思うのだが。どうだろう。
関西出身のためか話の端々に出てくる雰囲気など馴染みが深く、「あーあるある」と楽しめたのだが、それ以外の人が読んで雰囲気が伝わるのかどうかは、内側にいる人間なので分からない。続編も書き下ろしでいつか出るそうなのでとても楽しみ。次の本も期待している。
学園物。漫才。シリアス。ギャグ。同級生カプ。高一同士。
この話を読んで小学生の頃のクラスメートの事を思い出した。小学校で同じ学年の生徒が集まって体育館で出し物をする行事があった。そこで漫才がしたいとA君がB君を強引に誘っていた。A君は少し乱暴なガキ大将で明るい性格。クラスの中心になる男の子。B君は頭が良く穏やかな性格で普通にクラスの一員であったが、赤面症で人前に立つのだけは苦手な性格だった。
気付くといつのまにか、休み時間ごとにA君がB君を追いかけて一緒に舞台に立とうと説得していた。B君が大勢の人前に出ると赤面するので嫌だと断って逃げ回っていたのを見て、A君も諦めてあげれば良いのにとか思っていたのだが、当日、舞台の上で満面の笑顔でボケるA君に顔を真っ赤にしながら一生懸命突っ込みを入れるB君を見て、「押し切られたんやな」と思った覚えがある。
この時は別に萌えることもなく(というか生もの萌えは昔も今もしたことがないのだが)、そこまで仲良くなかったはずなのに、どうしてA君はB君と漫才がしたかったんだろうと不思議だった。
とかいう出来事を思い出したのだが、面白い生徒にむかって先生が「ヨシモトに行け」というのとか日常だったなとしみじみ。
そう言えば、漫才のコンビ組んで云々という話は他に2、3読んだ事があるが、皆攻タイプからの勧誘ばかりだったような。受タイプからという話はあるのだろうか。
2004年05月05日(水)
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