眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・素直なキモチ:稲垣さくら/その声に包まれたい:はるか真朝/homme fatal運命の男:山藍紫姫子
ボーイズ小説・素直なキモチ(ラキアノベル)稲垣さくら
バスケ部員で格好いい幼なじみの攻に彼女ができたかもしれないと聞き、受は心を痛める。そんな折、攻がバスケ部で嫌がらせをされているときき、バスケ部部長のデートの誘いを受けるが…
デビュー作。表題と続編2本。表題は雑誌掲載。残り2本は書き下ろし。
ショタ系の定番設定かと思って買ってみた。こんなものかな?
受は平凡で可愛い系の顔。実家が手芸店で部活もこわれて手芸部に入部する。攻はバスケが上手く1年でレギュラー。顔が良く頭も良い。女性にも人気がある。性格はひねくれていず割とストレート。普通の高校生。
典型的な3拍子そろった攻×平凡で可愛い受の幼なじみカプで特に書き留める変わった設定はない。
受が女の子のようだ。マフラー編んだり好きな物絶ちして願掛けしたり。ついでに編んだマフラを男二人で一緒に首にまいて外を歩いている。あまり物事を考えていないので、よく考えれば失礼なことをしていたりする。
Hシーンでは受の台詞がひらがなになっており、幼児化している。
特に突飛な設定や展開があるわけではなく、学園物の日常ネタで終始している。同人を含めいくつか読んでみたが、こういうほわほわした作風っぽい。
学園物。幼なじみ同級生カプ。15or16才同士。ほのぼの。
ボーイズ小説・その声に包まれたい(リンクスノベル)はるか真朝
東京から実家のある地元に戻ってきた受は、小学校の側で家を借りピアノ教室をはじめる。小学生である攻が一番初めの生徒になり受の元にやって来るようになったが…
デビュー作。雑誌掲載の時に読んでいたが、続編が載っていたので買ってみた。表題と続編。割と面白かった。
受は東京で音楽の教師をしていたが、同僚に恋人扱いされ恐くなり地元に逃げてきた。地元でピアノの先生になる。成人した男が恐い。攻の声が気に入っている。攻は小学生の頃受に出会い好きになる。小学生に見えない背丈。寡黙でしっかりしている。勉強できて女の子にももてる。
小学生攻は割と珍しい。表題の最後、受がHする下りは正直無理があると思ったが、続編は普通に萌えた。
年下攻が好きなのは、いつかは良い男になる攻の製造過程が拝める事かも。今回も、小学生だった攻が受と釣り合うために努力してきたというエピソードは微笑ましい。頑張っている姿が好感もてる。受も年上過ぎる自分にコンプレックスを持ってぐるぐる姿が良い。
色々つたないが新人さんの1作目だから仕方ないのか。雑誌掲載時に読んで一番印象に残ったのは、受が攻の校内放送の声を聴いて借家を決めたという下りかも。細かいエピソードだが好きだ。
設定萌えかもしれないので、この作家さんの他の作品も読んでみたい。
表題では小学生12才×ピアノの先生24才。続編では高校生18才×ピアノの先生30才。12才差の年下攻。ほのぼの?
ボーイズ小説・homme fatal運命の男(ダリアノベル)山藍紫姫子
「背徳の聖者たち」の続編。一応攻とくっついた受は、受の代わりに勝手に攻が始末した懸案について怒り、もう会わないと喧嘩するが…
前作を読んでいたので何となく買ってみた。圏外。
ものすごく悪いとかではなく感想云々の話ではないというか。
前作でも割と退き気味だったが、今回で決定的になったというか。
この作家さんの話を読んでいると、たまにボーイズではなくレディースを読んでいる気分になる。
この作家さんらしくエロは濃厚。色んなキャラのエロシーンが読める。でもカプになった後で乱交が過ぎると苦手だ。さらっと暴力的な表現(敵側の男の後門に腕を突っ込んで殺すとか)も出てくる。
受の口調が丁寧で「きてください。わたしをじらさないで」とか「お慈悲を、許して」とか読んでいると、どんな女性キャラより女性っぽい。血を見て卒倒しそうになるし、こんなよわよわでよく秘密結社の殺し屋を育てられるもんだ。
よく受が女みたいだと嫌がる人がいるが、その人にとってこの作家さんの受はどうなんだろう。人によって違う感想を持つとは思うけど。
私はわりと女々しい受は大丈夫だと思っているが、この受は苦手かも。というか女っぽい受が苦手なのではなく、昼メロに出てくるような女の業を背負った重さと暗さが全面的に出ている受が苦手。
ついでにカプの所属している秘密結社の営業形態がよくわからない。どこでペイさせているんだろう。内輪もめとHをしているだけかと思っていたら、別の本ではちゃんと仕事もしていたらしい。
作家のワールドを築いている人なので、そのスタイルを変えて欲しいとか言いたい訳ではない。
ハードカバーで鬼のものとか出していた頃に比べたら、ずいぶん読みやすくなったとは思うが、古きズネのテイストの作家さんとはやっぱり合わないかも。
秘密結社。乱交。暴力的表現有り。
2004年04月01日(木)
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