眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・熱情のバランス:吉原理恵子/運命的彼氏:池戸裕子/オレ様の王様:三沢ナカ
ボーイズ小説・熱情のバランス(ルビー文庫)吉原理恵子
2巻目。最近、やっぱりダメだったというのを確認するために、この作家さんの本を買っている気がする。読後の感想は、言わずもがなの論外。
以下思い切りネタばれ含む。
前回からの続きで、下級生に鞄ではたかれ頬にかすり傷を負った受の敵をとるため、攻が1年を呼び出して凄んで、1年が登校しなくなって、受が1年の同じクラスの人間に囲まれて、家に帰って攻とHして、休みの日にもう一人の幼なじみと出かける。という内容をまるまる1冊かけて書いている。
内容の1/3が学校の生徒からの賛美で、次の1/3が本人同士&友人達の自画自賛、残り1/3の内半分が前回のあらすじで、最後の半分が今回の話という配分。
もう少し話を進めるか事件をおこして欲しい。受が負った嫌がらせと同じレベルの仕返しをして、された方が登校拒否になるのってどうよ。高校生が。受は脅されたわけでも暴行されたわけでもないのに。
ついでに、登校拒否をなんとかしてくださーいと受を囲む生徒の集団もなー。実際そういうヤツはいると思うが萎える。
攻は終始むかついて怒っているように見えるし、この男が他の生徒に人気のある理由がさっぱり分からない。延々攻のすごさを賛美しているのだが、端から見ていると「私って性格悪いからー。怒らせると恐いよ」とか自己紹介欄に堂々と書いている中学生のように、根拠の無い自信にあふれている。ナルっぽい。
きっとこの学校には、受や攻の一挙手一投足を注目していなければならないという校則があるか、このカプがちょっとでも変わった動きをすると、急いで3人の人間に言いふらさないと呪いがかかるという噂でもあるのだろう。じゃないと顔が良いだけで何もしていないキャラが、ここまで注目されている理由がわからん。
次でダメだったらこのシリーズは買うのを止めよう。
ボーイズ小説・運命的彼氏(パレット文庫)池戸裕子
亡くなった父親が肩代わりした借金を返すため、バイトしながら高校に通う受。ある日、テレビの占い通り記憶喪失の同じ年頃の攻を拾い同居することになるが…
前回のパレットが気に入ったので今回も楽しみにしていたのだが、趣味が合わなかった。
受は亡くなった父親が連帯保証人になって負った借金を返し、自分の店を持つのが夢の高校生。そこそこ可愛いタイプでしっかりしている貧乏人。攻は有名占い師の息子で自分もその能力を受け継いでいる。王子様のような外見。おっとりとして丁寧。
中学生向けのレーベルを無理に読んでいるのだから仕方がないと思いつつ、占いで恋人を探して運命の相手とかいうのは、この年になると背中がかゆくなる。
「お母さんの占いで貴方が運命の恋人だと分かりました」とか言われたら驚く。その思いこみを捨てて、占いで選ばれなくても受が好きやねん。という流れにはなるのだが。
この作家さんの書くおっとりした攻は割と好みだし、Hシーンは初々しい感じで良かったのだが、話は全体的に合わなかった。
後書きで、前回はちょっと違った雰囲気で今回はいつも通りの内容ですとあったのだが、ちょっと違う方が好みだった。。。次に期待。
高校二年同級生カプ。占い。ほのぼの。
ボーイズ小説・オレ様の王様(ルビー文庫)三沢ナカ
両手がふさがっていた受は電車で痴漢に遭い困っていたが、攻に助けられる。そしてそのままトイレで続きをされて…
ルビーの新人さんも一応毎回チェックしているので、試しに買ってみた。論外。
受は綺麗系の顔。毎回学年主席で絵の才能がある。周りから可愛がられているが性格は結構良い。攻は美貌の顔。性格は悪く強引オレ様。頭は良いが受に僅差で負けている。
何から書けばいいのか。
場面場面が、細切れに、見えて、流れていない。攻の言動が、ルビーの、鬼畜攻の規格品であるのは、この際、まだ良いと、して、受の感情が、あっちこっちに、飛んでいて、一貫性が無く、何がしたいのか、さっぱりだった。思いこみが、激しいのか、勝手に、相手の行動を、誤解して、考えをすすめて、相手を、なじったりするのは、他人を、振り回している、ワガママにしか、見えない。作家さんの、頭の、中では、整合性が、とれているのだろうが、まったく、伝わって、こない。
ついでに文章が、上記のようにセンテンスごとに句読点があり、読みにくい。
短く区切るのは場合によっては効果があると思うが、終始これなので読むのにえらく時間がかかった。キャラの言動に一貫性があれば、使い古された設定と展開でも、多少クセのある文章でも読めるのだが。コミカルな文章を書こうとしているようだが、本体がしっかりしていないので、ちりばめられたギャグが更に読みにくくしている。書き慣れてはいそうだけど。ルビーの新人作家さんは同じ鋳型にはまっている気がする。
学園物。絵。痴漢。同級生カプ。
2004年03月28日(日)
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