眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・Gのエクスタシー:ふゆの仁子/キャンディ:ひちわゆか/氷点下の恋人:春原いずみ
ボーイズ小説・Gのエクスタシー(キャラ文庫)ふゆの仁子
高校生の受はバイト先で、かつての知り合いでありわずかな間ロックバンドでデビューしていた攻に出会う。たまに会うようになった時同じ高校で芸能人である人間にライブハウスに誘われて…
バンド物で挿し絵が苦手だったが結構面白かった。挿し絵の人の絵自体は嫌いではないが、小説の挿し絵で濃い絵を持ってこられると小説のイメージが濃い方に書き替えられ、内容に集中出来ないので。
受は昔ピアノを習っておりそこで攻と出会っていた。高校ではギターを買うためにバイトしている。派手で遊んでいる見た目の割に、真面目ですれて無くあまり遊んでいない。攻はバンドのボーカルとしてデビューしたが1枚CDを作っただけで引退。今はエロゲのプログラムを作っている。顔は整っていて体格も良い。昔の恋人を忘れていない。
過去に捕らわれてよわよわした攻だが嫌いではない。最近しっかりした受と弱い部分のある攻のカプが好きだ。ただ攻は昔プロダクションの社長と恋人で(そして多分受)そういうのが苦手な人にはつらいかも。別の作家さんが書いていればリバになっていたかもしれないが、この作家さん年下の丁寧語受が多いのでそっちになった感じ。またこんな話を読んでみたい。
バンド物。元芸能人のプログラマー(20代半ば?)×高校生17歳。攻は昔受。
ボーイズ小説・キャンディ(ビーボーイノベル)ひちわゆか
建築関係の会社員である受は、仕事相手の攻に恥ずかしい格好をしているところをみられてしまう。それから甘い言葉で調教され深みにはまっていくのだが…
表題と続編、もう一カプ。二つのカプの攻は兄弟という設定。二つともSM風味。面白かったと言うべきなのだろうが。
受は有能な会社員で攻の作品が好きでまだ無名だった頃からひいきにしていた。顔はよく楚々とした感じだがM気質。攻は新進の家具デザイナー。眼鏡をかけシャープな印象。仕事に対する姿勢は真面目。
もう一つのカプは元気で人好きのする高校生と数学教師。
鬼畜SMは好きだし、良くできた話だと思う。デザイナーの攻の弱さは好きだし、Hシーンはねっちこいし構成も悪くない。のだが何故かあまり萌えなかった。好きな素材でそこそこいい腕のコックに好きな料理を作ってもらっているのに、美味しいけど好みでなかった感じ。我ながら勿体ない。
多分理由の一つは、よく出来た作りだとは思うのだが、作為が見えすぎて引いてしまうのかもしれない。前作の「12時の鐘」もそれが透けて見え今ひとつ乗り切れなかったので、作風なのか。
言葉責めの台詞は浮いて見えた。SM調教ものだがぬるい。
乳首いじり。SM。鬼畜。教師×生徒。デザイナー×会社員。
ボーイズ小説・氷点下の恋人(キャラ文庫)春原いずみ
保険会社の新米リサーチャーである受は、ブラックリストに載っている医者の攻に診断書のことで会いに行く。冷たくあしらわれるが接していくうちに攻の事故に対する考えが見えてきて…
うまくあらすじが書けてないが、とても面白かった。攻受のやりとりも色々有り、軽い謎解きも有り、充実している。2冊続けて当たりだったので嬉しい。
受は元白バイの警官。辞めてから保険会社の不正書類の調査をする部門で働いている。バイクを愛し正義感が強く真っ直ぐな性格。工学部出身で分析能力も優れている。体はしっかり作られているが背は平均。攻は整形外科医。白皙の美貌で立ち振る舞いも優雅。表面はアイスのように冷たいが自分の正義を持ち行動する。やくざにも屈しない。
どちらが受か攻か。よくあるパターンでは新米保険屋が攻の大型犬攻×女王様受タイプに見えるのだが、逆だった。寝るまでどちらか分かりにくく書かれているのは珍しい。たいていの本は攻や受が「攻です」「受です」と挙手しながら登場するから。
メインキャラの性格が細かく書かれているし、脇キャラも立っている。受の上司が老獪でその部分もちゃんと書かれている。話はボーイズにしてはよく調べてあるように見えメインの謎解きも有る。受や攻も仕事しているしちゃんと頭が良く見える。全体的にほどよく作りこまれていると思う。この作家さんがこういうタイプの話を書くとは正直思わなかった。この作家さんの作品を全部を読んだわけではないが、今までで一番気に入ったかも。
整形外科医30代×新米保険屋25歳過ぎ。社会人物。
2004年02月13日(金)
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