眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・透明なココロ:ふゆの仁子/ワガママな独占欲:ひろとあひる/寂しい真珠:春原いずみ

ボーイズ小説・透明なココロ(アイスノベル)ふゆの仁子

高校生の受は退屈な毎日を送っていたが、ある日友達に乗せられ、ゲイの出会い系掲示板の書き込みに返事を出し会うことになる。やってきた男は普通のサラリーマンで話すうちに再び会う約束をすることになるが…
地味で淡々と話が進むが面白かった。高校生だった受が出会って別れて社会人になって再会するまでの話。この作家さんで良かったのは久しぶりかも。
受は高校生。両親はそろっているがあまり構われず退屈な日々を送っている。頭は悪くない。顔も割と良い方。攻は優秀な外資系銀行員。既婚で妻と子供有り。真面目そうな容貌だがやることはやる。結構ずるい面も有り。どこにでもいそうな感じ。
前の感想でこの作家さんの派手な設定を取り除いて、地味な話が読んでみたいと書いたが、これがそんな感じ。一応攻はそうは見えないながら、優秀な会社員ではあるが、話全体は淡々と地味地味に進む。
攻の小心者っぽいところは悪くない。
出会って2度目にHになだれ込み、しかもえらく感じていたのだが、(ページの都合上仕方がないのかもしれないが)受が攻と出会って好きになる納得できるエピソードを入れてくれた方が良かったかも。それ以外は好きな感じだった。
無駄にきらびやかな設定では無く、こういう雰囲気の話をまた読んでみたい。
学生から社会人まで。出会い別れ再会。20代後半会社員×高校生。再会時は30代半ば部長×20代新入社員。シリアス。



ボーイズ小説・ワガママな独占欲(アイスノベル)ひろとあひる

家族にあまり構われなかった受は愛情に飢えている。大学で後輩の攻から告白され付き合うようになったが、就職活動で内定を受けた会社から海外勤務だと聞かされ、側にいて欲しいがワガママを言うと嫌われると思い我慢しようとするが…
読むの疲れた。表紙とあらすじを見て興味を持ち、初めての作家さんで試し買いだが駄目だ。
受は優しく穏やかな外見で厳しい祖父母に育てられ真面目に成長した。大学ではボランティアサークルに入っている。自由奔放な従兄弟がいる。攻は孤児院育ちで海外で働きたくて就職先を選んだ。受が一目見て気に入りサークルに入る。3つ後輩。
取り敢えずしょっぱな14歳の受が「寂しいのを慰めてあげる」とか言われながら12歳の従兄弟にやられるのは驚いた。ついでに大学に入って寂しさにまけて大学の先生と不倫しているのも驚いた。それで清純系とか書かれているとかなりひっかかる。受は寂しいんだか可哀想なんだかを何度も繰り返し書かれているが、単調に言葉を並べているだけで表現力なさすぎ。
全体的にぐだぐだと話が進む感じで盛り上がれなかった。つまらない。
因みに最後は攻が受にポロポーズしている。
学生から社会人へ。一応くっついて一度別れて元鞘。



ボーイズ小説・寂しい真珠(ショコラノベル)春原いずみ

海外のトップモデルの受はリハーサル中顔を怪我して治療のため戻る。入院中事故にあった瞬間の写真が送られてきて脅迫されているのか確かめるため送り主で写真家である攻に会うが…
面白かった。この作家さんはあまり好みのツボが合わないのだが最近の作品は好みのものが増えた気がする。
受は何様のトップモデル。元モデルのマネージャーにワガママ放題で醜聞も多い。怪我をして攻に合ってから反省し成長しようとする。東洋の真珠と呼ばれている。攻は元戦場カメラマン。親友を亡くしてファッション界のフォトグラファーになる。がたいが良くシャープな雰囲気。理知的な目。
鼻っ柱が強くわがままな受が省みて自分を変えていこうとする姿は好感が持てる。切り口がちょっと違っていて良かった。といっても構成という名の積み木が並べ替えられただけなのだが。攻が途中消えているような印象がある。陰から見守っているのだが、マンツーマンではなく受は自分だけで成長しようとする。途中つまづいてマネージャーと出来たりするので、攻と心を通わせて云々という過程はない。甘い話ではないがたまにはこういうのも良いかな。続編があれば読んでみたいが、失速しそうな気はする。
モデル物。カメラマン×トップモデル。一応成長物? 攻以外とのHシーン有り。

2004年02月10日(火)
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