眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・しあわせはいつだってホームメイド:高月まつり/名前のない関係:椎崎夕/可愛いコには恋をさせろ!:猫島瞳子

ボーイズ小説・しあわせはいつだってホームメイド(アイスノベル)高月まつり

3つ子の兄弟の家に従兄弟が同居する事になり、それ以来9年ずっとこの従兄弟を可愛がっている。従兄弟が高校生になり彼の幸せのためにそろそろ彼女を選んであげようとリストアップし付き合うように薦めるが…
私はこの作家の持つ素っ頓狂でドメスティックな雰囲気を味わうためにかっているが、それ以外の楽しみを求めると微妙な内容。いつものノリではある。
受は小さい頃に母親に3兄弟の家に預けられそれ以来そこで居候している。可愛い系の顔でスタイルも良い。天然。長男になついている。攻は三つ子(一卵性)の長男で受を猫かわいがりしている。格好いいし頭も良い。将来は法曹の世界に進む予定。
格好いい3兄弟が受の事をトイレの中で話している下りを読んで、この作家さんのドメスティックさをしみじみ感じた。
どうでもいいがこの作家さんの作品を読んでいると高校生の演じる劇を彷彿する。浮いているキャラの台詞だとか、たどたどしい雰囲気だとか。でも何となくほのぼのしていて悪意が無いのでヘボくはあるが楽しめる。
相変わらず現実ではあり得ない人間関係。攻が三つ子である必要性はあまり感じられなかった。もうちょっと何かあると思っていたのだが。
天然ボケな作風は好きなのだが突き抜けて見えない。
高三高校生×高一高校生。ギャグ。



ボーイズ小説・名前のない関係(花丸ノベル)椎崎夕

バーテンの受はつきあっていた男に妻子があることを知り別れを突きつけ、その夜にバーの常連だった攻と寝てしまう。受はその場限りの関係だと思っていたが、別れた男につきまとわれ、嫌々攻の側にいることになるが…
本当に久しぶりの新刊。消えるかもしれないと思っていたので、新刊が出てくれた事はとても嬉しい。相変わらずペシミスティックな文体で主人公は「どうせ僕なんて」と厭世的。悪くないに一歩足りない。月村さんや榊さんが居た頃の花丸のような雰囲気。
受は8年実家に帰っていない。綺麗系の容姿。独身としか付き合わないのが信条で付き合っている間は一人と決めている。一途で我慢強い。攻は顔が良く寡黙。何を考えているか分からない。料理や身の回りのことは一通り出来る。
花丸デビューの単行本が2冊、雑誌掲載が1つだけだが、この作家さんの持つ雰囲気は好きだ。しかし。
読んでいて既読感が拭えず何故かと思っていたのだが、脇キャラの立ち位置が似ているのだ。主人公にとっての加護する存在、姉的存在。攻の悪友など。デビュー作にかぶる。実は同人でも同じ立ち位置の脇キャラに固められた作品があるのでこれで3作似た作品が並ぶことになる。多分これが一番書きやすい人物関係なんだろうが。ちょっとポケットが少ない? と感じてしまった。
ポケットが少ない作家は他にも沢山居るのでそれは構わないのだが、出来れば生き残って欲しいのう。
探偵35歳×バーテン25歳。シリアス。



ボーイズ小説・可愛いコには恋をさせろ!(リーフノベル)猫島瞳子

祖父の経営する小さな出版社でバイトする大学生の受は、新しく表紙のイラストを描くようになった攻の元に行き、表紙モデルとして怪しいコスプレをさせられる羽目になるが…
私はこの作家さんのドメスティックさを気に入って買っているが最近は今一つ。
2カプ入っている。もうひとカプは官能小説を書く新人作家。
受はきつい美人系の顔で女性のように華奢。頭は悪くないはず。エロ雑誌を発行している出版社の祖父の車をお釈迦にしたという弱みを持つ。攻は日本画の大家を父に持つ日本画家。新しいことをしたくてエロ雑誌のイラストを引き受けた。金髪に頭を染め青いカラーコンタクト。ヤンキーのよう。関西弁。
相変わらずドメスティックでほのぼのはしている。受が貧乳のモデルをするため女装やコスプレ、緊縛などやらされるが意外にもHシーンは1回ぐらい。別カプはそのエロ雑誌で新人賞をもらった作家・受とその隣に住む高校生・攻の話。話が短すぎて無くても良かったのでは? とちと思った。しかしこの作家さん、ものすごく関西弁に固執している気がする。
元々薄い内容だが、リーフの作品は特に薄い気がする。次は設定次第。
画家×大学生。コスプレ。ほのぼの?

2004年02月01日(日)
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