眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・彼は二度嘘をつく:うえだ真由/貴公子の理不尽な愛情:樹生かなめ/ラブプライムニュース:浅見茉莉
ボーイズ小説・彼は二度嘘をつく(シャイノベル)うえだ真由
公認会計士を目指す受の元に昔の恋人・攻が一週間だけ泊めて欲しいと不意にやってくる。理由を告げられず一方的にふられた受は反発するが、結局泊めることになり奇妙な同居生活が始まるが…
まあ面白かった、かな。何かいつもと雰囲気が少し違うーと思ったのだが、どこらあたりがそうなのか分からなかった。
昔の彼が何故去ったのかその謎をとくのが主軸。
受は公認会計士を目指す社会人。母親は2年前に死亡。姉と父親がいる。顔は黙っているときれい系。喜怒哀楽がはっきりしているので長く付き合うと美人とは言われない。性格は明るく頭はそれなり。27才だが見た目は24才ぐらいをキープしている。攻は寡黙でハンサム。受よりも頭の回転が良く先に公認会計士の資格を取った。実家も同じ仕事をしている。やさしいが一度決めた事はテコでも動かない。
脇キャラの同僚とバーテンは別の話で出てきていたのだろうか。使い捨ての脇にしては思わせぶり過ぎ。この作家さんの話はまだ全部読んでいないのでそこで出てきているのかも。もし通りすがりの脇キャラなら店に客がいない設定は必要ないだろう。
特に引っかかるところもないが、強烈な萌えがあるわけでもない。
社会人もの。シリアス。大学時代に一度付き合い再度出会う元鞘。同級生。27才同士
ボーイズ小説・貴公子の理不尽な愛情(ダリアノベル)樹生かなめ
「限りなく」シリーズの番外みたいなもの。ロクデナシのお友達二人ができあがる(?)までの話。
まあ面白かった。が、「限りなく」を3巻まで好きだった人にしか勧めない。相変わらずボキャブラリーが少なくカプのパターンも少ない。カプのパターンとしてはクリスタル文庫の「貴公子」に近い気がする。こちらより攻も受も性格がきわきわだが。
受は財閥系の外孫。貿易会社の御曹司で天然ボケ。体と顔はきれいで人形のように整っている。ぼけているがそれなりに会社を動かし業績も伸びている。独占欲が強く極端。ついでに家族も雲の上を歩いているような天然で、非常に和やかに攻を婿にと迎えている。攻は父親祖父とも警察官だったが、父親は小さい頃暴漢を捕まえて目の前で刺され亡くなっている。母子家庭で姉が一人。バイよりのゲイ。カミソリのような切れる容貌。警察のキャリア。付き合った男はほぼ強姦の脅迫とロクデナシの一人だが実はひっそりと苦労性。そしてロマンチスト。
今回は流石に類型化、パターン化された話に飽きるのではないかと思いながら読み始めたが、受が攻を薬で眠らせて手錠をはめて無理矢理やった後あたりからの妙なノリに笑ってしまった。受の母親に「お母さまと呼んで」と受の「大きくなーれ」にツボった。逃げ回る攻を銃で脅して連れて帰る下りは「今回も負けました」と思ってしまった。いや別に勝ち負けで読むものではないのだが。
萌えは無いがギャグとして面白かった。
攻が付き合う男を強姦脅迫するあたり、他の作家さんが書いたならひいただろうがこれが気にならなかったのは、絶対に作家の筆力ではなく作風だろう。「仕方ないよねこの人なら」という雰囲気ができている。
この作家さんも話の幅が狭くバリエーションにも乏しいが、他の作家さんのようにもっと精進してくれよとは思わないのは、狭い中にこそこの作家さんの妙さが際だつと思っているからかも。狭い土の上に生えてしまった木が、その立地に合わせてあまり見ないような形に生長する事があるが、それに似ている気がする。作家さんの作風は意図的に何とかなる物ではないのだろう。
相変わらず世間に対するさめた見方が伺えてそれも良かった。ただ気のせいかもしれないが、文章の流れが悪い部分があった。次も楽しみにしている。しかしこのシリーズまだ続くのかな。あまり続くと低い筆力が極端に落ちそうな気もするのだが。
ちなみに「限りなく」シリーズの主人公達もちろっと出てくる。
ギャグ。番外編。同級生カプ。警察キャリア×御曹司社長。二人とも20代半ば?
ボーイズ小説・ラブプライムニュース(花丸文庫)浅見茉莉
報道希望の新人アナウンサーの受は苦手なバラエティの司会をさせられている。うまくいかずに憂鬱になる毎日。プロデューサーの攻からも注意される。ある日特番でハプニングがあり素に戻って応対したところそれが受けて、それから肩の力が抜ける。その日送ってくれた攻が無理矢理キスをしかけてきて…
前回の話は今ひとつだったのだがこれは面白かった。それなりにHシーンもあり、小ぎれいにまとまっていている。脇キャラも悪くない。
攻が受の昔のビデオを所有していたりと少しストーカーちっくだったのが萌えた。
受は有名なアナウンサーの息子(親は離婚している)。父親を見てアナウンサーになった。真面目だが素は天然ボケ。負けん気も強い。顔は整っている。攻はいわゆる敏腕プロデューサー。おおざっぱに見えるが勉強熱心で実績も上げている。受の資質を見抜いて(?)目をかける。ドラマの敵役のような容貌。女にもてるバイ。
それなりにまとまっているので特に何か突っ込みたくなった部分は無いが、あえて言えば、受がただ流されて攻とHしたはずなのにいつの間にか付き合っている雰囲気になっていたのが、心の動きが分かりにくかったのと、先輩アナウンサーが手のひらの返し方がわざとらしかった事ぐらい。
次も期待している。
テレビ局もの。34才プロデューサー×24才新人アナウンサー。成長物。
2004年01月23日(金)
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