眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ漫画・ホワイトガーディアン:DUOBRAND./B級グルメ倶楽部:今市子/ブラザーズ:山本小鉄子
ボーイズ漫画・ホワイトガーディアン(光彩書房)DUOBRAND.
お忍びで戦場に出た王子受は、敵に切られそうになった時、憧れの将軍攻に助けて貰う。後日お礼を言ったところ無理にやられてしまうが、その目の中に悲しみを見て気になり、側近になって欲しいと頼む…
「目の中に悲しみを」とか書くと恥ずかしいが、まあそんな始まり。初めてよむ作家さんだが、アンソロに連載されていたのを垣間見て、単行本が出たので買ってみた。
やってるのメインで中間で話が進んでいる感じだが、それなりに面白かった。
受は良いとこのぼんぼん風のんびり天然。お忍びが好き。政治を顧みない王の代わりに乱れた国を直そうとする。攻はとても強く正義感があったが、宮廷のしがらみが嫌になり、死に場所を求めて戦場を渡り歩く。が、王子の意志にひかれて戻ってくることにした。昔付き合っていた大貴族がいてそいつも後で側近になる。始めは髭親父。顔はもちろん二人とも良い。
基本は乱れた国を王子が立て直そうとして将軍が助けるというありきたりな話だが、Hメインなのでそれなりにやっている。しかもここでどーしてやるの? という強引さもある。絵はデコラティブでファンタジー風。攻がリバというか昔は受だったのでそこらへんが苦手な人はいるかも。
取り敢えず続きが気になるので続刊は買ってみたいが、正直完結するのか一抹の不安がある。
エセファンタジー。将軍(30代頭?)×王子(10代最後か20代頭)。攻は昔別の恋人の受だった。
ボーイズ漫画・B級グルメ倶楽部(ダリアコミック)今市子
社会人になったばかりの主人公は、会社で高校時代の先輩(派遣)と再会する。昔その先輩に失恋した主人公は、避けようとするが…
表題とその続編。同人からの再録5本。同人は全て読んでいたので表題のみの感想だが面白かった。流石この作家は安定している。あまり崩れたとかとばして描いたとかが分からない作家さんだと思う。
同人と最近の商業誌を並べてみると、話の作りは既に10年前の同人の頃から確立していたような気がする。
そう言えば今回収録されている同人作品の「−6m」。この作家さんの作品に惚れたきっかけだったような。普通に読んでいた作家さんの作品の何気ない一行に惹かれて、その作家さんが好きになるというのが滅多にないが、ある。
この作家さんの場合は、この作品の「足下6mのところに海がある」という言葉だった。その頃安定した作品を出す同人を捜していて何となく買っていた作家さんだったが、この作品を読んでからは好んで買うようになった。
この作品が1993年ということはもう10年以上付き合っているんだな。としみじみした。
もう一つ、天才や美人や絶世のハンサムなどきらびやかな設定ではない、普通の登場人物が魅力的で可愛いと思える作品に出会ったのも、この作家さんの作品が初めてかも。ファーストラブは後を引く。
この作家さんが好きな人なら買って大丈夫だと思う。ただ表題2作以外は同人からの再録なので持っている人は考えるかも。
学園物。社会人もの。コメディ。シリアス。
ボーイズ漫画・ブラザーズ(ルチルコミック)山本小鉄子
主人公は24才の男子校の教師。父親の再婚で生粋イギリス人高校生の弟が出来る。新しい生活がスタートすると思えた頃、新婚旅行に出かけた両親が飛行機事故で亡くなり、義兄弟二人が残されるが…
まだ誰もカプになっていないが、一応ボーイズジャンルに。今回はキス止まり。ルチルで連載していた時から気になっていたので買ってみた。非常に地味ーな感じの作風なのだが、話しの作りがしっかりしているので安心して読める。
主人公の教師は童顔で生徒にも慕われている。真面目で考え込むタイプ。よく躓く。義弟はイギリス人で高校生。飛び抜けた容貌。無表情できっと頭も良い。母親を大切ししていたが、亡くしてからは主人公と一緒に暮らすようになる。
脇キャラも立っており、嫌な人物も出てこずに面白い。しかし本当に地味ーな地味ーな作風。好きだけど。続刊が出たらもちろん買いたい。
学園物。家族。シリアス。
2004年01月15日(木)
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