眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・アナタはソレを我慢できない:火崎勇/スイートルームの恋人:暁由宇/ホレた奴が悪いんだ:天野かづき

ボーイズ小説・アナタはソレを我慢できない(リンクスノベル)火崎勇

表題と続編。受は攻と高校時代からの友達。卒業前に告白され付き合うようになったが、奥手のため最後までHをしていない。受とHしない変わりに攻は適当な女と処理しているが、ある日受は友達と一緒にHビデオを見ている内に自分の認識が間違っていたことに気づき…
いつも買っている作家さんなので買ってみた。この作家さんのいつも通りな感じ。
受はちょっと可愛いが平凡で真面目で頑張っている系。攻はワイルドでバイク好きのアウトドア派。俺様な性格だがにんきはあり自分のことは自分でできるきっちりしたタイプ。この作家の典型的なカプ。
受は奥手で性知識に乏しいので、攻はかきっこだけを一緒にしてインサートしたい時は女をみつくろって寝ているという設定は、受け入れられない人もいるような気がする。私も首を傾げたが続編では一応受オンリーにはなっていた。特記することは特にない。
大学生同士。高校からの同級生。バイク。



ボーイズ小説・スイートルームの恋人(ジーンノベル)暁由宇

青年実業家である受は、初恋の相手であるピアニストの攻とホテルのバーで再会し、一夜を共にする。その後も会うようになりいつの間にか愛人のような関係になる。攻はピアノの事で迷っており、次第に受にその迷いを表していく…
ネットスカウトなので酷い内容だろうと思い、一度も買ったことが無かった作家さん。今回粗筋にひかれて買ってみた。結論、…誤解してすみません。
手放しで面白いと言う感想ではないのだが、不思議な感じの話だった。Hの時はピアニスト×実業家なのだが、メンタルでは逆に見える。受がえらく余裕で、百合のようなカプ。あまり見ない感じのカプだったので、それだけでも面白いと思えた。
受はいくつかのビルやホテルを持つやり手の事業家。実家も代々似たような仕事をしている。古い建物が好きで、ホテルも古き良き雰囲気で売っている。端正な顔立ちで穏やかな性格。滅多なことで動揺しない。攻は法曹関係の実家を持ちピアニストになるのを反対されていたが、大学を卒業して家を出て、再びピアノに関わるようになった。今はレストランやバーで弾いて生計を立てている。華やかな顔立ちと注目を浴びるに慣れた雰囲気。プライドが高く自分のピアノに対する気持ちでずっと悩んでいる。才能はありあり。こっちも通常では受になるようなタイプなのだが。
Hシーンと普通のシーンの受攻が逆転する雰囲気になれなければ辛い人もいるかもしれないが、私はそれが面白かった。それぞれのキャラは一貫した性格に見えたので中途半端な感じはしなかった。
偏見かもしれないが、ネットスカウトは多くが、他の投稿組、同人スカウトよりも、作家だけが分かっている独りよがりな文章で、感情を飛ばして書き勢いがあるけれど、地の文の説明が不足気味で敬遠していたのだが、この作家さんはそういうふうには見えなかった。
オンで読むにはそっちの文章の方が読みやすいと思うのだが、オフにするなら書き方を変えてくれないと分かりづらい。
この作家さんの他の作品も同じような雰囲気なら買ってみたい。でもきっと探して読んでみると思う。
ピアニスト×青年実業家(4つ年上・20代後半)。しっとり静かな雰囲気。百合っぽい。音楽もの?



ボーイズ小説・ホレた奴が悪いんだ(ルビー文庫)天野かづき

新人さんのデビュー作。文章は書けているがとてもルビーらしい。受は高校の陸上選手スカウトが来るほど足は速い。頭は悪いが性格は明るく食べることが好き。攻は金持ち・エリート・頭が良く・ハンサム・良い家の出・足フェチ・鬼畜というボーイズではよくある攻。以下思い切りネタばれ。

受は従兄弟の結婚式で攻と出会い、酒を飲んで酔っぱらった勢いで押し倒されホレ薬を飲まされHする。攻は受の足に一目惚れ。次の日受の学校にやって来てそのままお持ち帰り、夕食と言う名の餌を与えてH。攻は料理が上手い。次は受の陸上大会に弁当持参でやってきて夕方外食後お持ち帰りでH。次の日受は攻が自分の足の早さを狙い、攻の実家である製薬会社の陸上部にスカウトするため近づいたと友達に吹き込まれ攻を避けるようになるが、最終的にストーカー並に受を追い回した攻に誤解を解かれてお仕置きHでまとまるというパターン。広い道を順当に歩いていくような話。
この手の話を読むといつも思うのだが、頭が良く格好も良く世慣れしているエリート攻がどうしていつも強姦からはじめるのだろう。その腕と頭と顔でたらし込めばいいのに。
社会人・製薬会社研究員×スポーツ少年。ギャグ。ホレ薬。

2003年12月28日(日)
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