心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年10月25日(水) リンク集

こういうサイトでリンク集を維持していると、他のサイト運営者から相互リンクの依頼が来ることが結構あります。しかし、たいてい「すぐにリンクはできない」と返事をしています。理由は自分のポリシーとしか言いようがありません。

ハイパーテキストなんだから、文中にリンクが出てくるのは「当たり前」であります。
けれど、わざわざ「リンク集」を作って、メニューにそれを載せて人を誘導するとなると、そのリンクには「引用」とか「参照」とか以上の何かの意味を持つと思っています。
つまり、「暗黙の推薦」であります。別の言葉を使えば「お勧めサイト」です。

そのお勧めが「ここはためになるよ」か、それとも「こうなっちゃいけないよ」であるかはともかく、ひいらぎという個人が取捨選択という編集を重ねた結果であります。

僕は他のサイトをリンクするときは、そのサイトのほぼ全てのページを読むことにしています。掲示板とかは全部読んでないこともありますが、ブログであれば書き始めから現在まで全部読み終わるまで、リンクしないのが原則です。これはそのサイトをお勧めする限りは、十分評価してからというルールを自分で作っているだけです。
「みんながそうするべきだ」とは思いませんが、ともかくそれが僕のルールです。

しかし全部に目を通すには時間がかかります。いつもヒマなわけじゃありませんし。
結果、リンク候補のリストはずらずらと長くなっています。
訪問するまでに消えてしまうところもあります。これは縁がなかったとしか言いようがありません。
ずいぶん前に更新が停止しているところもあります。でも、それを「今読んで意味があるかどうか」だけを考えます。

リストは先着順(FIFO)なんですが、順番を飛び越えてくるものもあります。
AAのミーティング会場を案内しているサイトは最優先になります。リアルに勝るものはないですからね。「AA関係のリンク集の充実」という言葉も掲げているので、AAメンバーだと名乗っている人のサイトやブログは優先になります。オフラインでお会いしたり、掲示板に来ていただいた人のサイトは早めの処理を心がけます。

ここはリンクしないという結論になることもあります。
・xAメンバーだとわかっていても、依存症とも霊性とも無関係なサイト。
・xAメンバーなのに実名が出ている(断酒会の人は問題ない)。
まあ、例外ができるのがルールでありますが。

しかし、リンク集の更新頻度がどんどん落ちていることも、実は気になっています。
というわけで、リンク集には入れられないけれど・・・というサイトをブログエントリのほうで紹介してこうと思います。


2006年10月24日(火) 携帯電話の話

電話番号を変えずに、別の会社の携帯電話に切り替えることができる制度(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)が始まりました。

実は固定電話では、すでに番号ポータビリティが始まっていて、僕もこの春にFAX回線をNTTからKDDIのメタルプラスに変更する際に、「同番移行」をしました。

同じ携帯電話会社の別の端末に魅力を感じたら、「機種変更」という手段を使えば電話番号は変わらずにすみます。いったん解約して、新しく契約したほうが安いのですが、そうすると番号は変わってしまいます。番号が変わらないということは、結構重要なことみたいです。

別の電話会社に乗り換えようとすると、いままではどうしても番号が変わってしまっていました。電話番号の体系が会社ごとに割り振られていたので、仕方ない事情でありました。でも、番号が変わることを理由に他の会社に移れないのでは、公正な市場競争とは言えない、ということになって、今回の「同番移行」が実現されたわけです。

電話番号は同じままでも、会社が変わるとメールアドレスはどうしても変わってしまいます。また、年数が経つごとに割引率が増す、継続年数割引きも1年目にリセットされてしまいます。

前の会社での継続年数を、同番移行後も引き継ぐ仕組みにすると、どうしても収益は悪化します。どこの会社もそれをやりたがらなかったのですが、直前になって孫さんのソフトバンクから「他社の継続年数を引き継げる」という発表がありました。さらには料金の値下げ勝負に出てきました。

でも、値下げ勝負になると一番きついのはソフトバンクではないかと思いますな。
ドコモは体力勝負なら絶対負けないでしょうし、一時期貧弱だったKDDI(au)も2001年に2.1兆円あった負債を、2006年には7,700億円まで圧縮してます。つまり、5年で1兆3千億円の借金を返すだけの体力を戻しています。
一方ソフトバンクはvodafoneの買収に1兆7,500億円をかけ、その多くを借金でまかないました。
年度内にFOMAに負けないサービスエリアを整備するという、孫さんの言葉はもはやだれも信用していないでしょうが、それでも整備は必要で、その金もすべて借金になるでしょう。
猫の目のようにくるくる変わるソフトバンクの料金プラン。はたしてどうなるやら。

で、自分としては、特に携帯電話会社を変えなければいけない理由もありません。携帯のメールは使っていないのでアドレスが変わってもかまいませんが、Cメールというau専用のSMSは細々使っているのも、乗換えを考えない理由です。

それよりも、今年正月に買った○芝製の端末(W32T)を買い換えたくてしかたありません。もはや Bluetooth も使っていないので、13ヵ月使用して機種変更代金が安くなったら、早々に買い換えたいところであります。


2006年10月23日(月) 願い事のリスト

願い事のリストを作ると良いという話を誰かがしていました。
AAでは何でもリスト(一覧表)ですな。

神さまは、必要なものは与えてくれ、必要でないものは与えてくれない。
だからといって、願い事をしていけないというわけじゃなさそうです。

欲しい物や、叶ってほしいことをリストに並べていきます。

書き上げたリストを、躊躇なく誰にでも見せられるなら、あなたはたいした正直者であります。
別の可能性としては、自分に正直になれていなくて、望んでいるけれど書かなかったのかもしれません。人に言えないような望みや願い事を抱えているのだったら、なぜそれを人に言えないのかを考えてみます。人に言えない願いは、人に言えない悩みと似ています。

人に見せるかどうかはともかく、リストを完成させたら、それを実現するにはどうすればいいか考えましょう。

例えば、3億円の宝くじが当たってほしいならば、まず宝くじを買うことが必要です。
素敵な恋をしたかったら、まず誰かを好きならないと始まりません。
忘年会を無事に切り抜けたかったら、とりあえず今晩の(あるいは今週の)AAミーティングに出る手はずを整えることから始めます。

自分ができることをしたら、結果については「お任せ」であります。必要でないものは与えてくれないか、もうちょっと先まで待っておいでというのが返事でしょう。

イライラするときは、結果ばっかり欲しがっているときですから、そういう時は何がほしいかリストを作ってみると良いのだそうです。

幸運には必ず前触れがある(と魔夜峰央のマンガに書いてありました)。
宝くじが当たる前には、宝くじを買いたくなる気分が訪れます。
不運は突然やってくる。突然の幸福は、実は災厄の始まりであるのだそうです。

ずいぶん前の「やるべきことリスト」や「願いのリスト」を発掘してしまうことがあります。
やるべきことのいくつかは片付いており、願いのいくつかは確かに叶っています。
でも幸せになった気がしないのは、僕が「多少の願い事は叶って当然だ」という姿勢で臨んでいるからでしょう。


2006年10月22日(日) 雑談

・メルクマニュアル第17版より
「他の国とは違って米国では非自発的にAAに入っている患者の割合が高い。こういった患者は裁判所あるいは保護監察局の命令で強制的に参加させられる。AAは自発的に入ることがこれまでの伝統であったが,このように譲歩したことで,この会のもつ効果に変化が生じる可能性もある」

・どうして何でもかんでも略語を作ってしまう新聞が、メタボリック症候群を略さないのでしょうか。メタボ症とか?
スーパーコンピューターを「スパコン」と略しているのを見つけたときには、ハリセンで頭を後ろから叩いている図を想像してしまいました(新喜劇風)。

・猫を洗う。
子供たちが「猫が臭い」というので、猫を洗いました。
遠い昔の子供時代、洗濯機で友人の猫を洗おうとした記憶がよみがえりましたが、シャワーを使って手洗いしました(毛皮だし)。ちなみにその友人は、猫を脱水機で回して水を絞ったそうです。
猫ふわふわになりました。
今回は人間用シャンプー&リンスを使いましたが、香料が入っていて良くないのだとか。次回は猫用を購入したいです。

・CLIE以降PDAを売っていなかったSONYから、myloという謎なモノが発表されました。機能は音楽再生、ビデオ再生、Web閲覧(Opera)、IP電話(Skype)、チャット(Google Talk)ぐらい。難点は、無線LANがないとホームページの閲覧や、電話もできないことです。
自慢じゃないですが、長野県内で公衆無線LANが使える場所は、NTT界隈とホテル、それとマクドナルドぐらいしかありません。これでは単に「かさばるiPod」になってしまいます。
OSは Linux で、CPUは DragonBall MX2。DragonBall は StrongARM の後継か。
やっぱり帯に短し、たすきに長しという感じがします。


2006年10月20日(金) Cure for Cynicism (冷笑主義への処方箋)

忘れ物
By Yuki Oda

もしあなたが、根本的にこの世の中には思いやりなんてものは、存在しないんじゃないかと思ってしまったなら、ぜひミナコ・カトウと話してみるといい。

東京で雑誌編集者をしている彼女は、過去14年間にネイビーブルーのロエベの財布を5回なくしている。でもそのたびに財布は彼女の手元に戻ってきた。中身のクレジットカードや身分証明書、それに特筆すべきは結構な現金も含めて。
「別に驚くことじゃないですね」と彼女は言う。「じゃなければ、この財布は全然魅力的には見えないってことかもしれません」
もちろん、財布の外見とは何の関係もない話だ。

日本での忘れ物の返却率は驚くほど高い。警視庁の遺失物センターによれば、昨年東京で財布を落としたと報告があった件数は25万5844個。そして心温まることに、実に19万4139個の財布が警察へと届けられた。また、10万0247個の携帯電話が失われ、約9万5千個が届けられた。

さあ、これをどう説明できるだろう。たぶんそれは伝統的な倫理観だ。世界中どこでも、子供に落とし物を拾ったら届けなさいと教えてはいる。でも、日本人は実にそれが熱心なのだ。通勤者や同じ都市に住む人への思いやりの気持ちだろう。

理由が何であれ、彼らの変らずに見せる正直さは、ときに海外からの滞在者を驚かせる。
「あなたがロンドンのセブン・イレブンの外に傘を置いたとする。するとあなたが店に入るか入らないかぐらいには、もう傘は消え失せているだろう」とDick Catlinは言う。イングランドからやってきた海外投資家の彼は、東京都内のバーにカメラと電話機と家の鍵を忘れてきたが、翌日にはそのまま出てきたのだ。「でも、やっぱり日本がとりわけ変わっているんだと思うね」

メッセージは明らかだ、もしこの先、忘れっぽくなるんだったら、日本でなるべきだということだ。

May 15, 2006 HKT:
from TIMEAsia, The BEST of Asia, Best for The SOUL
http://www.time.com/time/asia/2006/boa/soul_cynicism.html


2006年10月18日(水) 飲んでいる薬

飲んでいる薬のことを書いていた方が、いらっしゃったので、おいらも。

【朝晩】
・トレドミン25mg×2(塩酸ミルナシプラン)
 抗うつ剤。選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)。

【寝る前】
・レスリン25mg(塩酸トラゾドン)別名デジレル
 抗うつ剤。不安感をともなう比較的軽いうつ状態に適す。SSRIに近い。

・ロラメット1.0mg(ロルメタゼパム)別名エバミール
 睡眠導入剤。持続時間短期型。寝付きの悪さを改善。

・アタラックス50mg(パモ酸ヒドロキシジン)
 抗ヒスタミン剤。アレルギー用の薬の眠くなる副作用を利用するのは、市販薬のドリエル(塩酸ジフェンヒドラミン)と同じたぐいか。

トレドミンはうつの症状用。
ロラメットとアタラックスを寝付きの悪さ対策。
レスリンは中途覚醒の対策。あと、筋緊張性頭痛と肩こりのために、ロキソニン(消炎鎮痛剤)とテルネリン(筋緊張緩和剤)を頓服でもらっています。

ワイパックスを飲んでいた頃は、肩こりもそんなにひどくはなくて助かったんですが、最近は腰も腕も痛いです。ミラドールにもずいぶんお世話になりました(胃炎治りました)。デパスは飲んだことないです。リタリンも。

薬を変えたり、減らしたりするときは、やっぱりしんどいですね。
薬の副作用で太ることもありますよ。


2006年10月17日(火) マイクロソフトとアンチウィルス

マイクロソフトが月会費制のウィルス対策ソフトを出す計画を発表しています。
当然、シマンテック・トレンドマイクロ・マカフィーあたりは(死活問題になるので)大反対を表明しています。

自分は、未知のソフトをどんどん試してみたくなるタイプなので、常にウィルスの脅威にさらされています。ダウンロードしたら、実行する前にウィルススキャン・・・なんてことは面倒でしませんし、自分でそう決めてもたぶん忘れるでしょう。そして被害は常に甚大です。
なので、ファイルを開いたり、実行しようとすると、背後で自動的にそのファイルをスキャンしてくれる「リアルタイム検索」の機能を使っています。

で、このリアルタイム検索の機能が、非常にうっとうしいのであります。
たとえば、ファイルのアイコンをマウスでクリックして「削除」を選んだとします。すると、ごにょごにょと時間がかかった挙句に「削除できません。他の人またはプログラムによって使用されています」というエラーメッセージがすげなく表示されるのです。大きいファイルほど顕著です。
もちろん、誰も他の人がそのファイルを使っているわけじゃありません。裏でウィルススキャンがリアルタイムで行われ、ファイルを握っているだけなのです。
ウィルススキャンが終わるタイミングを計って、もう一度削除すると今度は問題ありません。
でも毎度これを忘れて「なんで削除できんのだー」という苛立ちに包まれるわけです。

デスクトップに転がっているアイコン。それが時々消えて、再描画されるのはシェルの仕組みですから、それは仕方ありません。しかし、その再描画に時間がかかるのです。一個一個のアイコンを描いているのが分かるくらい遅いのです。
リンク先のファイルからアイコンを抜き出してくる作業に時間がかかっているのですが、それを邪魔しているのはもちろん「リアルタイム検索」です。アイコンがウィルス感染するわけがないと思うのですが、お馬鹿なアンチウィルスはアイコンを取りに行っただけでも、リアルタイム検索を実行し、使い手をイライラさせます。おまけにアイコンの多くはアプリケーションなどの実行ファイルで、実行ファイルのスキャンは念入りなので特に時間がかかるのです。

シェル(エクスプローラー)には、アイコンの代わりに、画像ファイルのサムネイル(縮小版)を表示する機能があります。ディジカメの画像を溜めてある人間が大変重宝する機能です。このサムネイルを表示するのに妙に時間がかかるようになりました。JPEGファイルのなかにウィルスを仕込む技術が生まれて、おかげでJPEGファイルも念入りにスキャンされるのです。

ウィルススキャンに時間がかかるのは、Windowsにとっては想定外ですから、操作上の妙なところでひっかかりがあったり、反応がないので同じ操作を二度してしまったりして、イライラ度を3倍ぐらいにしてくれます。

これを避けるにはOS(つまりWindows)に、ウィルススキャンの機能を組み込むしかないでしょう。そうすれば、Windowsがこんなにもっさり重く感じられることも減るはずです。でもそれじゃあ、今のパソコンの寿命が延びて、ハードもソフトも売れなくて困るのかなぁ。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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