-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 お帰り、コンピューター!

月曜日。遂に修理に出したコンピューターが戻ってくる。それまではサブのノート・ブックでメールなどを処理していたけど、どうしてもグラフィック・ツールが必要なので、今日中にセット・アップを完了したい!

しかし「週の始まり月曜日」ということもあって、一斉に仕事の電話やメール、打ち合わせが詰まってしまって、一向にコンピューターを取りに行く時間が取れない。

【Tokyo Doll】のポストカード配布開始。スタッフそれぞれに400部ずつ持たせて、市内をエリア分けして配布作業。このカードは通常のより豪華で、3つ折りの見開きタイプだから、配布先でも結構評判がいい。

ちなみにデザイナーのTerryは、数々のデザイン・アワードを総舐めしてるカリスマ(?)。展覧会カタログも彼のデザインで進行している。

夕方6時、閉店時間ギリギリにコンピューターをピックアップ。早速セットアップを始めるが、これが膨大な作業・・・。一気にやるのは諦めて、まず必要なグラフィック系ソフトとCDバナーだけをセットアップする。

取り急ぎ、明日の締め切り2つをクリアしたのが朝4時。メールなどは未だにサブ・コンピューターでやるので、2つの間を行ったり来たり(笑)

とにかく、修理されて戻ってきたので良しとしよう。

2003年09月22日(月)



 モデルになりました

随分前から友人のカメラマン RYANに写真のモデルになって欲しいと頼まれていたので、午後の予定を空けて撮影に協力した。

モデルって言っても、別にファッション・モデルじゃなくて(当たり前か)、普段のまま汚い格好で、普段の生活を撮るという主旨なので特に気張る必要もなし。

でも、ご存知のように現在コンピューターの復旧で忙しいから、モニターの前に座ってばかりで、さすがに「ちょっと画家らしく、絵の前に座ってよ、Please」と言われて(笑)絵の前で数枚ポーズを取った。

今までも何度か、こういうポートレイト写真のモデルになった事がある。写真家それぞれに特徴やクセ、やり方があって、自分のテイストじゃないポーズとか表情を頼まれることもあったけど、Ryanの場合は好みが似ているというか、どういうショットを望んでいるのかがパッとイメージ出来る写真家だ。

映画【My Private Idaho】のような、埃っぽいざらついた画面に、“Natural”という天然ミルクをポタポタと落とすようなイメージを持った。

後半はリラックスしてきて、お互い共通の趣味であるBeatles話に夢中になった。その時もカメラを離さず、パシパシとシャッターを押している。本当に写真が好きなんだなぁ。

先日、作品が掲載されたという雑誌を見せてもらったり、前回の展覧会の作品をプレゼントしてくれたりで、彼の【写真】というものが、今日一日で俺の中にたくさん入ってきた。普段、他の人の作品が心を占領しないようにブロックしたりするけど、何故だか彼の作品はスッと受け止められた。

夕方、撮影が終わって2人で近所の日本食レストランへ行った。そこでやっと彼は写真家から、普段の22歳の青年に戻った。そして、またBeatles話(笑)

今回のセッション写真は、たぶん近々WEBにアップできると思います。もちろん彼の作品として。

2003年09月21日(日)



 大出費

長い間試行錯誤した結果、どうにも自分の範疇内では直せないと悟り、仕方なくパソコンを修理に出した。

スタジオからわずか一分の所にあるパソコン屋のオヤジには、これまで何度かお世話になっている。HDDがイってるのは分かったけど、古いCPUでは処理不足が起きたりもしていたので、ついでにアップグレードもお願いすることにした。

Pentium4にするってことは、マザーも変えなきゃいけないので、総額4万くらい掛かるんだよね〜。あぁ…



2003年09月19日(金)



 カーロス・ニュートン PRIDE参戦!

日加タイムス編集部にお邪魔する。【Tokyo Doll】の広告の件だったのだが、ここはいつも暖かく迎えてくれる。カーロス道場へ通う切欠を下さったTさんが丁度電話でカーロスと話してる最中だった。そして大ニュースが!!

10月5日さいたまスーパーアリーナ(ジョンレノン博物館があるアソコですな)で開催される格闘技【PRIDE・武士道】にて、あのヘンゾ・グレーシーと対戦することが決まったという!!!すげー!まじで。

試合はもちろんメインイベントだし、カーロスは日本軍の大将として出陣する。高田延彦いわく「サムライ精神を持ったニュートンが、本人の希望で日本チームとして出場が決定しました。」だって。見に行きたいけど【Tokyo Doll】があるし・・・(笑)でもまじで見に行きたいYo---!

夕方、Rafiの家で【Tokyo Doll】メイン・スタッフ達とゼネラル・ミーティング。とりあえず腹へったし、屋外に椅子を持ち出してバーベキューをやった。明日は嵐の予報なので、風は強いし空は今にも泣き出しそう。そんな中、平然とバーベキューをやってる俺らを見て、近隣の人はビビってた(普通やんない)。

夜9時半に慎也さんのオープニングのため自転車でGallery1313へ向かう。やばい雨降りそう。

昼間会った日加タイムスのKさんと、Bit'sのHくんがいた。慎也さんのインスタレーション作品はかっこ良くて、インテリアに欲しいなと思ったけど、値段が1500ドルもしたので聞かないことにした(爆)



2003年09月18日(木)



 バックアップはこまめに!

一体何が起こったのかと言うと、14日の朝PCを起動しようと思ったらウンともスンとも言わない。それでセーフモードで起動しようとBIOSの確認をしたら、そこでHDD(ハード)が壊れていることが分かった。

とりあえず分かってることは前の晩にメールに添付されたファイルを開けた時にウィルス感染したこと。それはほぼ間違いない。

この日は、来年度に関わる大きなミーティングがあったのでとりあえず放置して、帰宅後にBit'sのKazuさんに手伝ってもらい、サブのPC2台を使いながらハードの中から大事なファイルだけを取り出すことに成功した。

現在、まだディスクの初期化やフォーマットを繰り返し、何とか復活にトライしているけど先は見えず。とにかく日々のバックアップは大切だな、としみじみ感じた。

まず200件以上あったE-mailアドレスが飛んだし、大事な作品画像や年間の帳簿が消えた・・・。あ〜、最低や。

PCある無しに関わらず締め切りが重なってるので、沈んでる場合じゃない。サブのPCに無理やり詰め込んでこの場を乗り切ることにした。お陰で完徹2日!キーボード打ちながら何度も寝た(笑)

ここ数日で起きた出来事は、まず【Butler's Pantry】での展示がスタートしたこと。それに来年あるコンサートのプロモーターに就任したこと。【Tokyo Doll】の写真撮影やカタログ制作がスタートしたこと。そんな感じです。

2003年09月17日(水)



 更新できない理由



何も出来ません。

ウィルスにやられてパソコンのHDDがぶっ壊れたのです。

この3日間で、何とか大事なファイルをほとんど取り出すことができたけど、

完全復旧までには相当掛かると思われ・・・。


2003年09月16日(火)



 光と影

午後からRafiのショールームでオープニングがあったんだけど、キャンセルして新作に取り組む。そう、やっと【Butler's】用の新作に取り掛かれた。少なくとも2枚は描きあげたいが、明日はまた予定が詰まってるので、正直難しい。

自分の中での「風景画」というものが、少しずつ明確になってきている。よく人から「色使いがイイですね」と褒められるけど、実際“色”にはそれほど執着していない。それよりも“光と影”をどう表現するかの方に比重がある。WEBでは発表してないけど、木炭のみで描いたモノクロのスケッチが山ほどあるが、それらの方がカラー版よりも的確に制作意図を表現できてるものがある。

“光と影”と一口に言っても、強いコントラストだけじゃなく、ほとんど陰影がつかないほどフラットな画面の中にも様々な対比がつくれる。それを俺ならどう表現するか?という部分にのめり込んでいるんだな。

ウディ・アレンの映画【マンハッタン】には、いつ観ても画面に釘付けにされる。映画が公開された当時、撮影監督の元に「どこのラボへ行けば、あんなに美しいモノクロに焼いてくれるんだ?」という質問が殺到したという。冒頭で花火が上がるシーンがあるけど、白黒なのに花火があんなに美しく見えるなんて凄いと思った。それを見て、「色じゃないんだな」と、改めて感じるわけだ。

“光と影”は、“静と動”にも置き換えられるけど、躍動的に動いてるものを捉えるのではなく、じっと座ったままの人間が今まさに立ち上がろうとする直前の、静から動へ変化する一瞬というのに惹かれる。100m走の時に、スタートラインに立って「よ〜い、」と聞こえた瞬間の身の強張りが、「ドン!」で弾ける。その「よ〜い、」と「ドン!」の狭間を表現する言葉は無いけど、作品の中にもそれと同じような緊張があって、それを掴めるか否かが、作品の出来に左右するのだと思う。



2003年09月13日(土)



 愛国の日

9・11
セプテンバー・イレブンです。
アメリカでは【愛国の日】に制定されたそうです。
あれからもう2年、
人々はまだ、ひとつの村に住む準備をしていません。

どうでも良いという人は、他のどうでも良いという人を放っておくけど、どうでも良いと思えない僕は、どうでも良いという人を放っておけない。

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午後、Rafiとのミーティング。日本からほとんどの作家の作品が届いた。ギリギリまで撮影を延ばしていたが、やっと目処が付きそうだ。

一旦スタジオに帰って次のミーティングの準備。先日のアパレル関係のプロジェクトが進んでいて、昨夜も徹夜でデザインを仕上げた。オーナーのDougと待ち合わせて、サンプルをピックアップ。商品化しやすいので、まずは幾つか帽子のプロトタイプを制作することに。

これが成功しない事には先が無いので、何度も質問を繰り返してアイデアを煮詰めた。この先に何があるかと言えば、今年初めに着手して、長いことスタックしたままの【I Love Toronto】プロジェクトを何とか建て直したいんだ。

Hiroに凄いデザインを出してもらってるし、ポテンシャルの高いプロジェクトだし、日本のBEAMSがポシャッてからずっと各方面に根回ししているから。

夕方、一旦抜け出してチャイナタウンのレストランへ向かう。Aちゃんが急に帰国することになり、送別会が開かれた。袖触れ合うも、多少の縁。この広い世界、偶然知り合って言葉を交わした事でさえも何億分の一の奇跡に思えてくる。

2003年09月11日(木)



 日加修好

結局2時間ほど寝て、Kingにある日本領事館へ。【Tokyo Doll】展のために祝辞を書いて頂いた。去年の【Let's〜】に続いて二度目だが、もらう度に心が引き締まる思いがする。

別に「お国のため・・」にやってる訳じゃないけど、個人で好き勝手にやってる時と違って責任の重さを感じる。Rafiの所にはトロント市長からもレターが届いたというし、何だかんだ言って日加修好に役立ってるじゃん、という感じ。

午後、別プロジェクトの打ち合わせ。近所のアパレル会社とコラボレートして洋服や帽子のデザインを発表することになった。知り合いを通して作品集を見てもらったところ、トントン拍子で話が進んだ。この話しはまた後日。

夜になって、友達から【トロント国際映画祭】の入場券をもらい、急遽その足で映画を観に行くことになった。題名も監督も何も分からないまま、指定された会場に入る。

上映前に監督の舞台挨拶で、ケベックからエントリーされた作品だと知る。映画が始まると、パッと英語字幕が出た。「ゲッ!フランス語じゃん・・」英語の字幕を目で追うのは本当に疲れる。が、内容は興味深くて楽しめた。

その後、深夜のダイナーで遅い夕食を済ませて帰宅。今日はほとんど外に出ていたので、溜まったメールと仕事をこなす。また朝になってしまった・・・。

2003年09月09日(火)



 徹夜だな・・・

昨夜の引越しパーティーで、ビール6本くらいしか飲んでないのに轟沈。今朝はRafiの電話で目覚めた。

すぐにミーティングのためにケンジントンまで行く。【Tokyo Doll】の作品が幾つか届いていたので、開封して破損がないかを確かめる。どれも無事だった。

日本の作家も、オープニングのために続々とカナダへ来ることが決定し、スケジュール調整をしなければいけない。あと、審査員のデハラさんの航空券の手配やら通訳の手配など、俺がやんなきゃいけない事柄が多い。

午後2時半。【Bit's】のKazuが迎えにきて、車でシェパードまで行く。来年開催予定のコンサートをオーガナイズして欲しいと、某Sさんから頼まれてしまって、その打ち合わせのため。

結局、イベントってものは、どんな中身(コンテンツ)かで決まる。それに魅力があれば、さほど苦労せずに肉付けをすることが出来る。逆に貧弱なコンテンツだと、肉を付ける場所もなければ、付けても落ちてしまう。

夕方Kazuさんと別れ、Yorkvilleのギャラリーへ。【Bit's】用の資料が中々送られてこないので、直接こっちから出向く。が、クローズしてた・・・。いい加減にせぇよ!

もう、そのギャラリーの記事はキャンセルして、予備に取っておいた方を採用することにした。写真や記事の書き直しを終えて、さっき入稿(朝5時!)。

あと数時間後には、日本領事館へ行かなければいけないんで、もう寝るのは諦めました。しんどい。

2003年09月08日(月)
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